最近、スマホ決済を利用する人が増えてきています。
といっても、どこへ行ってもスマホ決済を利用できるわけではありませんから、まだまだこれからかな、という感じですよね。
一方、お隣の中国ではスマホ決済がすっかり定着して、今では現金を持ち歩く人はほとんどいません。
そんな中国で多くのユーザーから支持を得ている決済サービスが「ALIPAY」です。
今回はALIPAYについて詳しく解説します。
中国に長期居住する方、必見ですよ!

- はじめての方は30日間無利息!
- 最短30分での審査回答が可!
- 借入が可能かスグ分かる「3秒診断」機能あり
- 実質年率
- 3.0%~18.0%
- 限度額
- 1~800万円
- 審査時間
- 最短30分
- 融資時間
- 最短即日
ALIPAYとはどのようなサービス?
中国では誰もが利用しているALIPAYですが、日本人も利用できるのでしょうか?
ALIPAYってどんなサービスなのか紹介したいと思います。
ALIPAYとは?
ALIPAY(アリペイ/支付宝)は、中国最大級のIT企業であるアリババグループが提供するオンライン決済サービスです。
全世界に9億人以上のユーザーがおり、中国国内ではWeChatPay(ウィーチャットペイ/微信支付)とスマホ決済サービスのシェアを二分していると聞けば、その規模の大きさを理解していただけるでしょうか?
中国では、あらゆるサービスがALIPAYで決済可能になってきています。
店頭やネットでの買い物はもちろん、屋台や露店でもALIPAYが利用できますし、公共料金や学費の支払い、さらには交通違反の罰金の支払いまでできるといいますから、普及ぶりがうかがえますよね。
都市部なら、日常生活の全ての決済がスマホ一台で済んでしまうというのも、大げさな話ではありません。
ALIPAYは日本でもサービスを提供しているが…
ALIPAYを使える店舗は日本に4万店舗以上ありますが、日本国内のALIPAYのサービスは主に中国人観光客向けものです。
日本国内では、中国の身分証を持っていないとALIPAYを利用できないしくみになっているので、日本人が日本国内でALIPAYを利用しようとしても決済時に弾かれてしまって利用できません。
じゃあ、ALIPAYに登録しても全く利用できないのかといえばそうではなく、中国国内なら日本人でもALIPAYを利用できますから、中国に行く機会がある人はALIPAYに登録しておくといいでしょう。
残念ながら、日本の店頭で日本人がALIPAYのサービスを利用するのは難しいですが、アリババグループが運営している中国のEC モール「タオバオ」などオンラインでの利用なら、日本にいてもALIPAYで決済可能です。
いずれALIPAYが日本に進出する可能性は充分にあります。
それに先駆けてALIPAY体験してみたいという方は、ぜひALIPAYに登録してみましょう。
ALIPAYの登録方法・利用方法
ALIPAYはどのように登録して、どのように利用すればいいでしょうか?
詳しく解説していきます。
ALIPAYの登録方法
ALIPAYの登録は英語の方が分かりやすいと思いますので、前もって言語設定を英語に変更しておきましょう。
サインアップをする
ALIPAYアプリをインストールしたら、アプリを開いてアカウントを登録します。
- 画面左下の「Sign up(登録)」をタップします。
携帯電話番号を入力してサインアップしましょう。
日本の携帯電話番号を登録する場合は、エリアコードを「86(中国)」から「81(日本)」に直して、番号の最初の0を省略のうえ入力してください。
- 「Sign up」をタップして、プライバシーポリシーの画面が表示されたら「Agree(同意)」を選択します。
- スマホにSMSで4ケタの認証コードが送られてきますので、画面に入力しログインパスワードを設定します。
- 画面が切り替わってトップページが表示されれば、ALPAYの登録初期登録は完了です。
実名認証を行う
次に実名認証を行います。
- ALIPAYアプリのトップ画面の右下にある「Me」を選択して「実名認証しましょう(Complete real-name authentication to enjoy more services)」をタップします。
- 表示された画面に個人情報を入力していきます。
- 国
- 氏名
- IDタイプ(Passportを選択する)
- パスポート番号
を入力したら、「確認して送信(Confirm and Submit)」をタップしてください。
送信するとクレジットカード番号を入力する画面に切り替わりますが、ここでは何を入力してもエラー表示が出るのでここで実名認証はいったんストップします
クレジットカードの登録
次はクレジットカードの登録です。
- もう一度トップ画面に戻り「Me」から「Bank Cards」を選択して「カードを追加する(+Add cards)」をタップします。
- そこで表示された画面に国際クレジットカードの番号を入力すると「カード情報(Card info)」画面に切り替わりますので、個人情報を入力していきましょう。
- Name(氏名)
- Expiry date(有効期限)
- CVV2(セキュリティコード)
- E-mail(メールアドレス)
- Billing Adress(請求先住所)
全てのクレジットカードがALPAYに対応しているわけではないので、クレジットカードによってはエラーが出ることがあります。
その場合は、別のクレジットカードで登録しなおしてください。
- クレジットカードがきちんと登録されると、パスワード設定画面(Set Payment Password)が表示されますので、6ケタのパスワードを入力してください。
- 「パスワードの再確認(Reconfirm the payment password)」の表示が出たらもう一度パスワードを入力して「next」をタップします。
- 「添加成功」の表示が出れば登録完了です。
ID情報の登録
クレジットカードの登録後、初めてALIPAYを利用する際にはパスポート情報の入力が必要です。
実際に買い物をする際にパスポート情報を登録するのは面倒ですので、事前に誰かに頼んでいくらか送金してもらって、情報の登録を済ませておきましょう。
- 送金してもらったら「Trasfer Details」画面の「ID情報の登録(Complete ID Info)」をタップします。
- 「本人確認(Identity Verification)」画面が表示されるので、
- ID Type…Passport
- ID No…パスポート番号
を入力して「送信(Submit)」をタップしてください。
- 「ID情報の登録完了(ID Info. Completed)」と表示が出れば全ての登録は完了で、決済機能が利用できるようになります。
ALIPAYの登録方法はいつ変更があるか分からないので注意
以前は、ALIPAYの登録をするには中国国内の銀行口座が必要でした。
しかし、最近は外国人が中国国内の銀行口座を開設するハードルがうんと高くなってしまったので、日本人が銀行口座を登録してALIPAYを利用するのが非常に難しくなっています。
ただし、今のところは、国際クレジットカードを持っていればそれで登録手続きはできるようです(銀行口座との連携はできませんが)。
とはいえ、中国では突然政府の方針が変わって法律が突然変更されることは日常茶飯時ですから、この登録方法もいつまでも利用できるとは限りませんので注意が必要です。
ALIPAYのチャージ方法
本来、ALIPAYを利用する際には銀行口座からのチャージが必要なのですが、一般の日本人がALIPAYを利用する場合は新規での銀行口座の開設が難しいので、銀行口座の登録するのは困難です。
中国国内の銀行に口座を持っていれば銀行口座に送金をすれば済みますが、銀行口座を持っていないなら他の方法でチャージをしなければなりません。
- すでにALIPAYを利用している中国の友人などにお願いして人民元を自分のALIPAYアカウントに送ってもらう
- チャージ業者に依頼する
などするのがいいでしょう。
ただし、チャージ業者に依頼をするには手数料が結構かかりますし、日本語には対応していませんから、これも一般的な日本人にはハードルが高いといえます。
ALIPAYの決済方法
ALIPAYの決済方法には、
- QRコード決済
- オンライン決済
があります。
それぞれの決済方法について説明していきますね。
QRコード決済
ALIPAYのQRコード決済には、
- QRコードを自分のスマホでスキャンして支払いをする方法
- QRコードを相手にスキャンしてもらって支払いをする方法
の2通りがあります。
【QRコードを自分のスマホでスキャンして支払いをする場合】
これがALIPAYで最も一般的に利用されている支払方法です。
- ALIPAYのトップ画面から「スキャン(Scan)」を選択して、店頭に表示されているQRコードをスマホで読み取ります。
- 画面内の「払込金額(Transfer Amount)」に支払金額を入力して、「確認して送信(Confirm Transfer)」をタップしてください。
- もう一度確認画面が出るので、内容をしっかり確認した上で「支払い(Pay now)」をタップします。
【QRコードを相手にスキャンしてもらって支払いをする】
ALIPAYのトップ画面の「支払い(Pay)」をタップするとスマホ画面にQRコードが表示されますので、それを店側に読み取ってもらえばそれで支払は完了です。
自分で金額を入力する手間が省けるので非常に楽です。
オンライン決済
- オンラインショップの決済画面でALIPAYでの支払いを選択します。
- クレジットカード登録の際に設定した6ケタのパスワードを入力すれば支払いが完了です。
ALIPAYはこんな人におすすめ!
ALIPAYはどのような人が利用するのに向いているのでしょうか?
中国で生活する予定がある人・あるいはしている人
中国で生活をする予定があるのなら、スマホ決済サービスの登録は必須です。
日本とは異なり、中国では現金 NG のお店も結構多いといわれますので、2大スマホ決済サービスであるALIPAYかWeChatPay(ウィーチャットペイ/微信支付)はぜひとも登録しておきたいところです。
中国では都市部のスマホ決済サービスの普及率が98%ともいわれており、実際ALIPAYなどのスマホ決済サービスを利用できないと日常生活に支障が出るほど浸透しています。
ですから、中国で生活する予定がある人はぜひALIPAYを登録しておきましょう。
日本に住んでいる日本人はALIPAYの利用が難しい
最初に説明したように、日本でもALIPAYを利用できる店舗が非常に増えていますが、あくまでも中国の観光客向けのサービスとして提供されているものです。
日本人が店頭でALIPAY決済はできませんので、その点はよく覚えておいてください。
ALIPAYのメリットは?
ALIPAYにはこんなメリットがあります。
中国ならほとんどどの店舗でも利用できる
中国では現在でも偽札問題が深刻なので、現金をあまり信用しない傾向にあります。
そういった背景があるからこそ、偽札の心配がないスマホ決済があっという間に定着したのだといえます。
そのため、ALIPAYを利用できない店舗はほとんどありません。
デパートやチェーン店だけではなく、小さな屋台や露店でもALIPAYで決済できます。
スマホにALIPAYさえ登録されていれば現金を持ち歩かなくても全く支障なく生活でき、大変快適です。
買い物だけではなくさまざまな決済シーンで利用可
中国国内では、ALIPAYに対応してないお店やサービスを見つける方が難しいです。
また、店頭だけではなく 公共サービスや金融サービスなど様々なシーンでALIPAYの利用が可能なので、買い物をするときだけALIPAYで支払いをするといった具合に使い分けをする必要もありません。
日常のどのサービスの決済にも対応している点も、ALIPAYの大きなメリットです。
ALIPAYのデメリットとは?
ALIPAYのデメリットについて考えてみましょう。
日本語に対応していない
ALIPAYは日本語表示に対応していないので、中国語か英語をある程度読めないとスムーズに利用できません。
WeChatPay(微信支付)は日本語表示にも対応しており、利用する際に迷うことが少ないです。
中国国内の銀行口座を持っていないとチャージが大変
中国国内の銀行に口座を持っていればALIPAYには簡単にチャージができます。
ですが、残念ながら外国人である日本人は、中国で長期滞在する機会がなければ簡単には中国国内で銀行口座を開設できません。
そうなると、第三者に依頼して送金してもらったり、業者に依頼してチャージをしてもらったりしなければならないため、非常に手間がかかってしまいます。
ALIPAYはどこで利用できる?
中国国内ならどこででも利用可能なALIPAY。
日本人は日本国内でALIPAYのサービスをほとんど利用できませんが、中国の観光客が日本国内でALIPAYを利用できるお店をまとめてみました。
コンビニ |
|
---|---|
ドラッグストア |
|
家電量販店 |
|
飲食店 |
|
その他 |
|
ALIPAYってどう?利用者の口コミも参考に

(女性:会社員)
夫が中国人で、今は上海に住んでいます。
ここ数年でスマホ決済が急速に広まったという感じで、私もALIPAYと微信両方とも登録しています。
日本とは逆で、現金を利用する機会はかなり減りました。
小銭が増えて財布が重くなることも、偽札の心配をすることもなくなってストレスフリーです。
日本でもスマホ決済が広まると便利だと思いますが、日本の現金主義は世界でも有名ですからなかなか難しいかもしれませんね。
おわりに今のところは、中国に住んでいる人向けのサービスといった印象が強いALIPAYですが、将来的には世界中で利用できるようになるかもしれません。
日本でもALIPAYを導入している店舗は非常に多いですから、もしALIPAYが日本国内で自由に利用できるようになれば、かなり便利に使えるはずです。
今後、日本にもALPAYのサービスが導入されたときにはぜひ利用してみたいという人は、登録してみるといいでしょう。

(男性:会社員)
中国の2大スマホ決済であるALIPAYの登録に挑戦してみたけど、途中でリタイヤ…。
日本語に対応していないこともあって手探り状態だったためか、何度試してもうまく登録できず。
あきらめて、日本語に対応しているWeChatPayに登録しました。
WeChatPay日本進出の際にはぜひ利用してみようと思っています。
おわりに
今のところは、中国に住んでいる人向けのサービスといった印象が強いALIPAYですが、将来的には世界中で利用できるようになるかもしれません。
日本でもALIPAYを導入している店舗は非常に多いですから、もしALIPAYが日本国内で自由に利用できるようになれば、かなり便利に使えるはずです。
今後、日本にもALPAYのサービスが導入されたときにはぜひ利用してみたいという人は、登録してみるといいでしょう。
