auじぶん銀行住宅ローンには、「とにかく金利が低い住宅ローン」というイメージがあります。
住宅ローンの借り換えは金利が低いほどメリットを得やすいですから、借り換えを検討している人ならauじぶん銀行住宅ローンにかなり注目しているのではないでしょうか?
そこでこの記事では、auじぶん銀行住宅ローンの借り換えについて調べてみました。
auじぶん銀行住宅ローンに借り換えるメリットやデメリット、借り換え審査の内容や必要書類など、公式ページでは分かりにくい情報をていねいに解説していきます。
住宅ローンの借り換えを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

- WEB完結!
- 低金利!
- 保険料支払い0円!
- 実質年率
- 変動金利:年0.41%
- 限度額
- 500万円~1億円(10万円単位)
- 審査時間
- 最短1週間
- 融資時間
- 1か月半
auじぶん銀行住宅ローンの借り換え商品
auじぶん銀行住宅ローンの借り換え商品には、以下の2種類の金利タイプがあります。
- 変動金利
- 固定金利特約
また、じぶん銀行の住宅ローンには、基準金利から金利を引き下げるプランも2種類用意されています。
- 全期間引き下げタイプ
- 当初引き下げタイプ
借り換え商品の種類
auじぶん銀行住宅ローンの借り換え商品の金利タイプ、金利プランについて説明していきます。
金利タイプ
【変動金利】
金利情勢などの変化に伴って変動していくタイプの金利です。
借入期間中は、申し出をしない限り変動金利が適用され続けますが、いつでも金利タイプの変更が可能です。
【固定金利特約】
一定期間固定された金利が適用されるタイプです。
しばらくの間は現在の金利を維持したいという人に向いています。
固定金利特約期間は2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年から選べます。
金利プラン
【全期間引き下げプラン】
当初期間引下げプランと比べると特約期間中の金利の引き下げ幅は小さいですが、借入期間中ずっと金利を引き下げられます。
変動金利、固定金利特約のどちらの金利タイプの場合でも選択できます。
【当初引き下げプラン】
全期間引下げプランと比べて金利引き下げ幅は大きいですが、特約期間終了後の引き下げ幅は全期間引下げプランよりも小さくなります。
固定金利特約を選択した人のみ利用できます。
金利タイプ | 選択できる金利プラン |
---|---|
変動金利 | 全期間引き下げプラン |
固定金利特約 | 当初引き下げプラン 全期間引き下げプラン |
借り入れ時に決定した金利プランは、借り入れ後には変更できませんので注意してください。
auじぶん銀行住宅ローンに借り換えをした場合の適用金利
auじぶん銀行の住宅ローンは、借り換え時も新規購入時と同じ金利が適用されます。
【全期間引き下げプラン】
金利タイプ | 適用金利 | 引き下げ幅 | 基準金利 |
---|---|---|---|
変動金利 | 0.410% | ▲1.931% | 2.341% |
当初2年 | 1.510% | ▲1.000% | 2.510% |
当初3年 | 1.490% | ▲1.000% | 2.490% |
当初5年 | 1.470% | ▲1.000% | 2.460% |
当初10年 | 1.460% | ▲1.000% | 2.610% |
当初15年 | 1.610% | ▲1.000% | 2.610% |
当初20年 | 1.710% | ▲1.000% | 2.710% |
当初30年 | 1.970% | ▲1.000% | 2.970% |
当初35年 | 2.050% | ▲1.000% | 3.050% |
【当初引き下げプラン】
金利タイプ | 適用金利 | 引き下げ幅 | 基準金利 |
---|---|---|---|
当初2年 | 0.420% | ▲2.090% | 2.510% |
当初3年 | 0.540% | ▲1.950% | 2.490% |
当初5年 | 0.560% | ▲1.910% | 2.470% |
当初10年 | 0.540% | ▲1.920% | 2.460% |
当初15年 | 0.792% | ▲1.818% | 2.610% |
当初20年 | 0.911% | ▲1.799% | 2.710% |
当初30年 | 1.295% | ▲1.675% | 2.970% |
当初35年 | 1.305% | ▲1.745% | 3.050% |
【当初期間終了後の金利引き下げ幅】
金利タイプ | 適用金利 | 引き下げ幅 |
---|---|---|
当初2年 | 変動 | ▲1.690% |
固定金利特約 | ▲0.800% | |
当初3年 | 変動 | ▲1.690% |
固定金利特約 | ▲0.800% | |
当初5年 | 変動 | ▲0.800% |
固定金利特約 | ▲0.800% | |
当初10年 | 変動 | ▲0.800% |
固定金利特約 | ▲0.800% | |
当初15年 | 変動 | ▲0.800% |
固定金利特約 | ▲0.800% | |
当初20年 | 変動 | ▲0.800% |
固定金利特約 | ▲0.800% | |
当初30年 | 変動 | ▲0.800% |
固定金利特約 | ▲0.800% |
※金利はいずれも2020年10月現在
固定金利特約だと、当初期間終了後の引き下げ幅は半分くらいになってしまいます。
なるべく固定金利特約期間中に完済できるような返済計画を立てるといいでしょう。
auじぶん銀行住宅ローン商品概要
auじぶん銀行住宅ローン商品概要は以下の通りです。
借入可能金額 | 500万円~2億円(10万円単位) |
---|---|
事務手数料 | 借入金額×2.2% |
保証料 | 0円 |
返済期間 | 1年~35年(借り換えは一部制限あり) |
繰上げ返済手数料 | 一部繰上げ返済:無料 全額繰上げ返済:変動金利タイプは無料、固定金利特約期間中は3万3,000円 |
auじぶん銀行住宅ローンへの借り換えのメリット
auじぶん銀行住宅ローンに借り換えをすると、どういったメリットがあるのか見ていきましょう。
金利が低く支払負担を軽減しやすい
auじぶん銀行住宅ローンといえば、金利の低さでは定評があります。
特に変動金利、当初固定金利の10年と20年は業界トップクラスの低金利です。
KDDIが提供する「じぶんでんき」とセットで契約すると、住宅ローン適用金利からさらに0.03%引き下げられるといいますから驚きです。
auじぶん銀行住宅ローンに借り換えれば、支払い利息を大きく減らすことができるでしょう。
①がん50%保障団信が無料
auじぶん銀行住宅ローンの魅力は、団体信用生命保険の保証が充実している点にあります。
まず、がんになるとローン残高が半額になる「がん50%保障団信」が無料でついてきます。
また、金利に0.2%上乗せすれば、がんになったときにローン残高が100%保証される「がん100%保証団信」もつけられます。
②全疾病保証も無料
auじぶん銀行住宅ローンのがん50%保障団信には、全てのケガや病気で入院が継続180日以上となった場合に住宅ローン残高が0円になる「全疾病保障」もプラスされています。
全疾病保障を無料で付帯させている住宅ローンは他にもありますが、就業不能状態が1年以上継続しなければ保障を受けられないなど、条件がかなり厳しいのが現実です。
その点、auじぶん銀行住宅ローンの全疾病保障の方が優秀だといえます。
③月次返済保証の対応も可能に!
auじぶん銀行住宅ローンのがん50%保障団信は、全てのケガ、病気で入院が連続して31日以上になった場合、それ以降入院が継続して30日に達するごとに毎月の住宅ローン返済額が給付金として支払われるサービスを追加しました。
この月次返済保証では、ボーナスの返済額も支払われますからかなり手厚いです。
以上3つの保障はすべて無料。
auじぶん銀行住宅ローンは、ネット銀行住宅ローンのうちでも無料での保障が最も充実した住宅ローンといえるでしょう。
返済の手間がかからない
auじぶん銀行では、利用者本人名義の他銀行の口座から毎月一定額をauじぶん銀行の円普通預金口座に無料で入金できる「定額自動入金サービス」を用意しています。
一度登録しておけば、毎月決まった金額を自動で入金できますので、給与振込口座から引き出して、あるいは振り込みをしてauじぶん銀行口座にローン返済額を入金するといった手間を省けます。
申し込みから融資実行までの時間が短い
ネット銀行住宅ローンは、申し込みから借り換えまでに1ヶ月半~2ヶ月程度の時間を要するケースが多いです。
ネット銀行住宅ローンの多くは必要書類を郵送でやり取りしているので、まずそこで時間がかかります。
また、住宅ローンの借り換え審査は必要書類が多岐にわたることもあって、書類の不備もかなり多いです。
申込者に連絡をし、再提出・追加提出してもらい、書類がきちんと整わないと審査に進めないので、どうしても時間がかかります。
一方、auじぶん銀行住宅ローンは郵送による書類のやり取りがありませんので、審査時間を大幅に短縮できます。
- 仮審査申し込み~仮審査終了まで:1日~数日
- 本審査申し込み~本審査終了まで:数日~1週間程度
申し込みから契約まで最短10日程度というスピードです。
auじぶん銀行住宅ローンへの借り換えのデメリット
では、auじぶん銀行住宅ローンへの借り換えには、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
事務手数料が高い
auじぶん銀行住宅ローンは金利が低く、借り換えに非常に適した住宅ローンだといえます。
しかし、借入金額×2.2%の事務手数料が必要です。
例えば、3,000万円借り換えるとしたら、事務手数料は66万円もかかります。
ネット銀行の住宅ローンは保証料がない分、どうしても事務手数料が高くなってしまうのです。
諸費用の負担をできるだけ抑えたい人は、ソニー銀行や新生銀行など、事務手数料が安い銀行住宅ローンの利用を検討してみてもいいでしょう。
【事務手数料が安い住宅ローンとの比較】
auじぶん銀行 | 借入金額×2.2% |
---|---|
ソニー銀行(住宅ローン) | 4万4,000円 |
新生銀行(変動フォーカス以外) | 5万5,000円 |
イオン銀行(定額型) | 11万円 |
楽天銀行 | 33万円 |
auじぶん銀行住宅ローン借り換え審査の内容
auじぶん銀行住宅ローンの借り換え審査の内容について解説していきます。
年齢
auじぶん銀行住宅ローンの借り換え審査には、申込時年齢20歳~65歳未満、完済時年80歳の誕生日までの人が申し込みできます。
ただし、auじぶん銀行住宅ローンに無料で付帯する「がん50%保障団信」に加入できるのは49歳までです。
住宅ローン借り換え審査の申込者は、当然、新規購入者よりも年齢が高くなります。
できるだけ早いうちに借り換え審査に申し込むことをおすすめします。
年収
auじぶん銀行住宅ローンの借り換え審査に申し込みできるのは、
- 前年度年収が200万円以上の人
- 自営業者の場合は、前年度の申告所得が200万円以上の人
です。
住宅ローンの借り換え審査の申し込み条件としては、平均的だといえるでしょう。
職業
正社員や自営業者だけではなく、契約社員や派遣社員でも、将来にわたって安定的かつ継続的な収入を得られる見込みがあれば、auじぶん銀行住宅ローン借り換え審査への申し込みは可能です。
契約社員や派遣社員は申し込みできない住宅ローンも多いことを考えると、緩やかな基準だといえます。
勤続年数
auじぶん銀行住宅ローンの借り換え審査では、勤続年数は問われません。
ただし、勤続年数が3年未満の場合は、学校卒業後のすべての職歴と転職理由を記した職歴書の提出が必要です。
健康状態
auじぶん銀行住宅ローンを利用するには、auじぶん銀行が指定する団体信用生命保険に加入しなければなりません。
もし、健康上の理由などで一般の団体信用生命保険に加入できない場合は、加入条件が緩やかなワイド団信に加入できればOKです。
ワイド団信に加入すると、住宅ローン適用金利に0.3%上乗せされます。
auじぶん銀行住宅ローン借り換え審査の難易度
auじぶん銀行住宅ローンは、他の住宅ローンと比較すると、
- 年収
- 雇用形態
- 勤続年数
などの申込条件が較的緩やかです。
また、ワイド団信も取り扱っており、健康に不安がある人でも加入しやすくなっています。
したがって、借り換え審査の難易度はそれほど高くないように思われます。
ただ、auじぶん銀行住宅ローンは、収入や勤務先以外の情報も含めて総合的に審査を行っています。
申し込み条件をクリアしていさえすれば通過できるというものではありませんので、その点は留意しておく必要があるでしょう。
auじぶん銀行住宅ローン借り換え審査の申し込み手順
auじぶん銀行住宅ローン借り換え審査の申し込み手順を簡単にまとめてみました。
【仮審査申し込み】
住宅ローンマイページに登録して仮審査の申し込みをする
審査が完了するとメールで通知されるので、住宅ローンマイページにログインして仮審査の結果を確認する
【本審査申し込み】
仮審査の結果画面から本審査に申し込みをする
本審査時の必要書類をアップロードする(郵送・FAXでも可)
本審査が完了すると本審査完了メールが届くので住宅ローンマイページにログインして本審査の結果を確認する
【契約手続き】
現在住宅ローンを利用している金融機関に連絡し、完済日を決定する
住宅ローンマイページにログインし、契約内容を入力する
その後、auじぶん銀行の担当者と契約内容について確認をする
【契約完了】
借入日当日、契約手続時に入力した振込先に指定金額が振り込まれる
auじぶん銀行住宅ローンの借り換えに必要な書類
auじぶん銀行住宅ローンの借り換えに必要な書類は以下の通りです。
本人確認書類
- 住民票の写し
- 運転免許証またはパスポート
- 健康保険証
収入関連書類
【給与所得者】
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
または課税証明書給与所得者で確定申告をしている人は
- 確定申告書一式
- 納税証明書
【会社役員】
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書または課税証明書
会社役員で確定申告をしている人は
- 会社決算書一式(直近3期分)
- 確定申告書一式
- 納税証明書
【個人事業主】
- 確定申告書一式(直近3期分)
- 納税証明書(直近3期分)
物件関連書類
- 売買契約書
- 重要事項説明書
- パンフレット・チラシなど
- 工事請負契約書(戸建て)
工事請負契約以外の追加工事がある場合は
- 追加工事契約書(戸建て)
借り換え関連書類
- 現在借入中の住宅ローンを返済予定表
- 現在借入中の住宅ローン返済用口座の預金通帳
対象者のみ提出する書類
◎住宅ローンの借入金額が5,000万円を超える場合
- 健康診断結果証明
◎前年以降に勤務先、勤務状況(海外帰任、育休・産休明けなど)が変わった人
- 直近の給与明細書3ヶ月分
- 直近の賞与1年分
◎国家資格を持っている人
- 直近の国家資格証明書
おわりに
auじぶん銀行住宅ローンは、業界トップクラスの金利の低さと保障の厚さが大きな魅力です。
申し込みから融資までのスピードもはやく、借り換えにはもってこいの住宅ローンだといえます。
審査申し込み条件をクリアしているのであれば、ぜひ利用を検討してみください。