現金を郵送する方法は?現金書留の正しい送り方と安く送る方法を徹底紹介

現金郵送 お金にまつわるコラム

現金を郵送したいそこのあなた。

現金を封筒に入れて、普通郵便で送るのはNGです。

普通郵便物にお金を入れることは法律で禁止されていることを知っていましたか?

現金を郵送したい場合は、現金書留を利用しなければなりません。

この記事では、現金書留での現金の郵送方法と安く送る方法、よくある疑問に対して解説いたします。

現金で郵送する方は是非チェックしてみてください。

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現金を郵送するには現金書留を利用しなければならない

現金を郵送するには現金書留(現金を送付する場合専用の書留のこと)でなければなりません。

実は、郵便事業には、業務の安全基準を高めるために法律があります。

郵便法により、トラブルを避けるために「現金はとり扱えないこと」になっています。

つまり、普通郵便で郵便物を送ることはできません。

万が一、普通郵便で現金を送っていることがバレると、郵便法第84条1項が適用され、罪問われる恐れがあります。

宅配便などにお金を入れて、送ることも法律的には禁止されている行為です。

不法に郵便に関する料金を免れると、30万円以下の罰金に問われる可能性があります。

現金を郵便で直接送りたいなら、現金書留で送るしかありません。

現金書留で正しく発送されている場合、なくしたときに保証があります。

書留と現金書留の意味

書留とは書留郵便の略で、郵便の特殊取扱いの一種です。

書留には「一般書留」「現金書留」「簡易書留」の3種類があります。

三種類の内、現金を郵送する場合に使う書留が「現金書留」です。

現金書留は「げんきんかきとめ」と読みます。

現金書留とは現金を送る時専用の封筒にお金を入れて郵送することを意味します。

現金書留で取り扱う現金とは「日本の有効な紙幣や硬貨」です。

外国の紙幣や硬貨は現金に含まれません。

郵送時には特殊料金(420円~)がかかります。

要償額が大きいほど特殊取扱料金が高くなる仕組みです。

現金書留の入手方法について

現金書留は郵便局の郵便窓口(ゆうゆう窓口でも購入可)で購入することができます。

ゆうゆう窓口は日本郵便株式会社が運営する窓口のことで、通常窓口の営業時間外にも、切手や郵便物の差出しをすることができる場所です。

コンビニでは購入できないので、ご注意ください。

フリマアプリで安く買える場合もあるので、安く済ませたい場合は探してみましょう。

現金書留書類は大きさが2種類あり、どちらも21円です。

サイズの種類 寸法 販売価格
定形 縦19.7cm×横11.9cm 21円
定形外 縦21.5cm×横14.2cm 21円

お祝いのお金で、祝儀袋に入れて現金を送りたい場合は、定形外サイズで送ると良いです。

定形外サイズは大きいので、祝儀袋の飾りを外すことなく送ることができます。

現金を送る際の手順とよくある質問

現金書留は普通郵便と違い、複雑なので下記で手順を解説いたします。

現金を送るには手順が4つあります。

初めて現金郵送する方は、手順を見ながら、作業を行うと良いでしょう。

また、現金書留で送る際によくある質問も同時にまとめたので、送る前に一読してみてください。

現金を送る手順

現金を送る手順は下記の手順です。

① 郵便局の窓口で現金書留用の書類を購入する

現金は専用の封筒を購入する必要があります。

郵便局の窓口で現金書留用書類が21円で販売されています。

② 現金書留用書類に送付情報を記入する

封筒の表面に「お届け先」と「ご依頼主」の記入欄があるので、住所や電話番号などの必要情報を記入してください。

記入欄に申出損害要償額という欄があるので、送る金額を絶対に記入しましょう。

記入しないと、万が一紛失した場合の保証額が最大でも1万円となります。

嘘の送金金額を記入すると、保証の対象外になるので、正しい送金金額を記載しましょう。

③ 封筒に割印して、封をする

封筒のとじ順があるので、封筒裏面にある記載してあるとじ順を参考に閉じてください。

閉じたら、割印欄に割印をして封筒の封入作業は完了となります。

割印とはハンコをまたがるように押すことによって、文書の関連性を示す捺印方法のことです。

2つ以上の文書に印を半分ずつ残るように、捺印するのが一般的です。

現金書留の場合は、印鑑でも手書きのサインでも問題ありません。

割印は絶対に残すようにしましょう。

④ 郵便窓口で郵送料金を払って、送付する

料金は郵送料金と現金書留料金の2種類を支払う必要があります。

・郵送料金(84円か94円)

・現金書留料金(送金料金が1万円以下の場合は435円、それ以上は5000円ごとに10円ずつ加算されていく方式)

郵便窓口で所定の金額を支払って下さい。

送付手続きの際に、受付の方から「内容金額(送金金額)」について確認されます。

手続きを行う前に、きちんと内容金額を把握しておきましょう。

現金書留の送付手続きはこれですべて完了となります。

手続き後は「お問い合わせ番号(追跡番号)」の控えをもらって、保管しておきましょう。

追跡番号を控えておけば、万が一相手側に現金が届いていない場合でも、行方を追跡することができます。

現金を送る際のよくある3つの質問

現金書留で郵便する際にはいくつか注意点があります。

以下の良くある質問と回答内容を確認した上で、郵送手続きに取り掛かりましょう。

質問1:自宅にしか送れないの?

基本的に、自宅でも自宅以外でも送ることができます。

例えば、相手の勤め先に送ることも可能です。(ただ個人のやりとりの場合は、モラル的にはよろしくありません)

自宅以外の場合は、タイミングによっては、本人が受け取ることができないので、届け先人の自宅に送ることをお勧めします。

相手が確実に受け取れる場所を確認して送るようにしましょう。

質問2:手紙や小銭も一緒に送ってもいいの?

手紙も小銭も一緒に送ることができます。

手紙は定形・定形外の封筒のサイズの規定内であれば同封して送ることが可能です。

小銭も同封できますが、小銭の場合は重さが増すので、おすすめはしません。

質問3:ポストに入れて送ってもいいの?

現金書留は郵便ポストに投函して送ることはできません。

現金書留はお金を取り扱う重要な書類のため、窓口のみでしか送付手続きが行えないようになっています。

ただし郵便ポストではなく、ゆうゆう窓口でなら送ることができます。(速達の場合でも差出可)

現金書留を安く送る2つの手段

現金書類を安く送る手段は2つあります。

現金を送るのに余計なお金をかけたくはないですよね?

安く送るためには以下の手段を利用しましょう。

  • 切手を安く入手する
  • 加算料金オプションを最小限にする

以上の内容について詳しく解説します。

手段1:切手を安く入手する

手段の1つ目は切手を安く入手することです。

切手を安く入手して、切手代を節約しましょう。

切手で安く購入する方法は3通りの方法があります。

1つ目は郵便局の通販サイトで切手をクレジットで買うことです。

郵便局の通販サイトではクレジット決済ができます。

クレジットカードは基本的にポイントが付くので1%~3%ほどポイントが還元されるでしょう。

ポイント還元があるので、切手を現金で購入するよりは、お得になります。

2つ目は金券ショップで購入することです。

金券ショップで買うと、定価の94%~96%で切手を買うことができます。

店舗によっては1枚で買える店舗もあるので、近くの金券ショップを確認してみましょう。

3つ目はまとめてオークションで切手を購入することです。

まとめて買うので、1枚当たりの値段よりは高くつきます。

一枚当たりの単価でみれば、安くなるので切手をよく利用する機会のある方は、オークションで買って、ストックしておきましょう。

手段2:加算料金オプションを最小限にする

手段の2つ目は加算料金オプションを最小限にすることです。

例えば、速達料金や重量による料金加算をしないようにしましょう。

速達の場合、最低でも280円の料金が加算されます。

料金を安く済ませるためには、速達は利用しないようにしましょう。

現金書留は一般の郵便と違って、土日も配達されるので、比較的早く相手の元へ渡ります。

重量を抑えるために、紙幣だけにして小銭は入れないようにしましょう。

小銭を入れると重量が増すため、25gを超えてしまった場合は、92円となる恐れがあります。

出来るだけ、紙幣に両替して、郵便物の重さを軽くしましょう。

現金書留が面倒なら、郵便為替にして送ろう

現金書留以外の現金の送り方として、郵便為替があります。

為替とは現金を送る代わりに、手形・小切手・証書などで金銭の受け渡しを済ませる方法のことです。

郵便為替は現金から為替という証書に代えてもらい、受取人側に郵便で送り、為替を現金に返金したい時に、窓口で現金を受け取ることができます。

郵送為替の種類と手続きの方法

郵便為替には「普通為替」と「定額小為替」の2種類があります。

  • 普通為替とは現金を為替証書に代えて送付する方法
  • 定額小為替とは現金を定額小為替証書に代えて送付する方法

郵便為替の手続きは、郵便局の窓口かゆうちょ銀行で手続きを行えます。

手続きを行う際は、受付窓口に行って、「普通為替」か「定額小為替」のどちらかを指定します。

指定したら、窓口から申込書を渡されるので、必要事項を記入しましょう。

申込書の記入が完了したら、受付の方に申込書と一緒に手数料を渡してください。

手数料は「普通為替」と「定額小為替」で違います。

普通為替は自分で好きな金額を送ることが可能です。

普通為替の手数料は以下のようになっています。

  • 金額が5万円未満の場合は437円(税込み)
  • 金額が5万円以上の場合は662円(税込み)

送金額には上限があり、普通為替証書1枚につき10万円以下となっています。

定額小為替は「50円、100円、150円、200円、250円、300円、350円、400円、450円、500円、750円、1000円」の12種類の金額があります。一律して発行手数料は100円です。

郵送為替の発送方法

現金を郵便為替に代えたら、為替証書を封筒に入れて送るだけです。

郵便為替の場合、普通郵便で送ることができます。

普通郵便では、追跡番号がなく追跡できないので、追跡したい場合は一般書留・簡易書留にするのが良いでしょう。

為替の受け取り側は本人確認書類と為替をもって、ゆうちょ銀行か郵便局窓口(貯金窓口)に行くことで受け取ることができます。

郵送以外でお金を送るなら銀行振り込みやアプリが楽

現金にこだわりがなく、手間をかけずにお金を渡すなら、銀行振り込みやインターネットバンキングによる振り込みにしましょう。

インターネットバンキングであれば、窓口やATMよりも手数料を安く、済ませることができます。

また、自宅や電車の中で送金作業ができてしまうので、時間の節約にもなりますよ。

ATMやネットで振り込みをするほうが簡単で、郵便局にいく手間がなくなります。

現在はスマホの決済サービスや決済アプリの送金機能を利用することで、素早く簡単にお金を送ることもできます。

個人間送金アプリには、楽天payやpaypay、pringといったようなアプリが簡単に相手にお金を送ることができます。

ネットを経由して、お金を送るのが、最も効率的でコストのかからない方法となるでしょう。

まとめ

以下がこの記事のまとめになります。

  • 現金を普通郵便で送ってはならない
  • 現金を郵便で送るには、「現金書留」にして送る必要がある
  • 現金書留で郵送する際は、ポストに投函せず、郵便局の窓口で郵送しよう
  • 現金書留ができない場合は、郵便為替にして送る方法もある
  • 時間やお金をかけたくないなら、ネットの決済サービスを利用して送金しよう

いかがでしたか?

現金書留で送るには、条件が複雑で方法を覚えるのも難しいですよね?

現金書留は少々手順が面倒ではあると思いますが、現金を直接送るにはこの方法で送らなければなりません。

郵送する際は、郵便法に基づいた利用をしなければ、罰金が発生する恐れがあります。

郵便法に基づいた利用を心がけましょう。

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