教育ローンは、一般的に親が借りて返済する傾向があります。
子供が借りても返済できない傾向が多いため、返済能力を持っている親が借りて返済するという方針を取るのです。
ただ、本人が教育ローンと契約し、返済するという方法もあります。
教育ローンは、本人が契約できる会社もいくつかあるのです。
ここでは教育ローンを本人が契約するメリットやデメリットを中心に説明します。


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教育ローンの本人利用は可能な場合もある
教育ローンを本人名義で利用する方法は可能となっています。
ただ、すべての教育ローンが対象となっているわけではありません。
対象となるのは、教育ローンを本人名義で契約できると示している会社だけです。
本人が契約できないルールを持っている会社は、どのような事例でも契約できません。
対応している会社かどうか、まずはしっかりと確認しなければなりません。
対応していない場合は、対応している別の教育ローンを検討したほうがいいでしょう。
なお、場合によっては厳しい条件が付けられ、審査を通過できない傾向が強まるので注意しておきましょう。
教育ローンを本人名義で利用するための条件
教育ローンを本人名義で利用するには、以下の条件を満たさなければなりません。
- 20歳以上に達していること
- 就職が内定していること
- 社会人学生として認められること
- ローン審査を通過できる収入を持っていること
以上の条件が認められない場合は、審査を通過できません。
特に収入を持っているという部分が重要となりますので、収入はしっかりと確保してください。
ここからは教育ローンを本人名義で利用する条件を説明します。
20歳以上に達していること
学生ローンを借りるにあたって、必須条件となるのが、成人していることです。
これは、国の教育ローンでも民間の金融機関の教育ローンを利用する事になっても、同じです。
ただし、例外として奨学金を利用する場合には、成人している必要はありません。
奨学金と教育ローンは性質が違うということを覚えておきましょう。
奨学金と教育ローンの違いについては、この記事の後半で解説しています。
教育ローン以外にもローンはありますが、どのローンを利用するにしても成人している必要があるので、高校卒業後すぐや、大学1,2年生の間では申し込むことはできません。
教育ローンは、成人してから学校に通いたいという方向けのローンですね。
なので、在学中の方は奨学金を利用した方が良いでしょう。
逆に、仕事をしながらでも学校に通いたいという気持ちがある社会人の方は、教育ローンを利用しましょう。
就職が内定していること
就職が内定している場合、ローンの返済能力を持っていると判断され、審査を通過できるようになります。
内定しているというのは、収入を将来的に得られる可能性が高く、教育ローンを返済できると判断されるためです。
つまり内定をもらっていれば、その時点で教育ローンと契約できる可能性が高いのです。
しかし、内定を取り消された場合は、その時点で教育ローンの返済能力がなくなってしまいます。
この場合は一括での返済を求められるなど、教育ローンの利用取り消しなどの処分もあります。
内定をもらっただけでは、安定して返済できるわけではないため、この条件を満たして審査を受けるのはあまり良くないと言えるでしょう。
社会人学生として認められること
大学に通っている社会人は、収入をしっかり確保しているため、審査を通過できます。
こうした大学に行く社会人のことを社会人学生と呼びます。
社会人学生として認められれば、安定した返済能力がしっかり得られていると判断され、審査を通過できます。
働きながら学校へ通い、将来の目標を目指すのもいい方法でしょう。
ローン審査を通過できる収入を持っていること
ローン審査を通過できる収入を持っていれば、審査を通過できます。
学生でも何らかの形で収入をしっかり得て、200万円以上の年収が得られていれば、審査を通過できる場合があります。
また、本人が契約する条件として、安定した収入を得ているという条件があります。
この条件も、自分が収入を得ていることで満たせますね。
ローン審査を通貨できる収入を得ておけば、将来的には教育ローンを自分で契約できるかもしれません。
これらを見てもらえれば分かる通り、在学中の学生にとっては教育ローンを利用する事が難しいですね。
成人をしていて、200万円以上の収入があり、就職先が決まっている必要があります。
これらの条件を満たすことができる大学生の方もいるかと思いますが、ほとんどの方は難しいでしょう。
社会人学生の方以外は奨学金を利用する事をおすすめします。
教育ローンを本人名義で利用する際の注意点
教育ローンを本人名義で利用する際の注意点は以下の通りです。
以上の項目には注意しておきましょう。
場合によっては生活に響き、返済しづらい状況が生まれるかもしれません。
ここからは教育ローンを契約する際の注意点を説明します。
予定していた金額が借りられない場合もある
予定していた金額が借りられない場合もあります。
この理由としては、持っていた収入で希望額を借りられないと判断され、借入額を減らされるケースがあるためです。
希望していた金額が借りられない場合は、本当に契約すべきかどうか慎重に検討してください。
また、収入が不足していると判断しているのであれば、より多くの収入を得てからもう1度審査を受けるといいでしょう。
なお、借入額が必要な金額に満たない場合は、契約を断っても構いません。
その場合は次の申込までに半年程度の期間を空けてから申し込んでください。
借入額の制限が生じる可能性がある
借入額が制限されてしまい、多くの借入ができない場合もあります。
学生には多くの金銭は貸せないと判断されるためです。
また、銀行側のルールにより、本人が契約する場合は借入額を制限する場合もあります。
借入額が制限されているローンは、利用しづらい場合があるので注意してください。
なお、少額の借入を希望している場合は、特に影響はありません。
返済計画を立てないと生活に影響が出る
返済計画をしっかり立てないと、返済できずに苦労する場合もあります。
また、生活に大きな影響が及んでしまい、生活費を確保できない場合があります。
毎月の返済計画はしっかりと立てるように心がけてください。
事前に準備をしてから契約するように心がけないと、審査を通過した後で苦労する場合があります。
教育ローンを学生が契約するメリット
教育ローンを本人名義で契約するメリットは以下の通りです。
以上のメリットがあります。
教育ローンの手間を削減できる場合もあるので、本人名義で契約する方法は使いやすい場面もあります。
ここからは本人名義で契約するメリットを説明します。
親の負担を軽減できる
親の負担を軽減できるため、迷惑をかけないというメリットが生まれます。
特に親の収入が不足している場合は、親の負担を軽減して自分でローン契約をするメリットは大きなものとなるでしょう。
親への負担をどうしても軽減したいときは、本人名義での契約を検討してください。
教育ローンの手間がかからない
教育ローンの手間がかからないため、契約までの手間が省けます。
教育ローンの手続きは、親が様々な情報を確認して契約しなければなりません。
しかし、いろいろな情報の確認に時間がかかり、契約が遅れる恐れもあります。
本人名義で契約すれば、こうした情報については簡単に確認できるため、スムーズに契約が終わります。
短時間で契約したいときは、本人名義で契約するといいでしょう。
返済方法等を自分で決められる
返済方法を自分で決められるため、より簡単に返済できる方法を選べます。
返済方法を複数持っている教育ローンであれば、より返済しやすい方法を選んだほうが楽になるでしょう。
返済方法を選び、自分でゆっくりと返せるようになれば、親が契約する教育ローンよりも返済の負担が軽減される場合もあります。
教育ローンを学生が契約するデメリット
一方で、教育ローンを本人名義で契約するデメリットもあります。
以上のデメリットがあるため注意しておきましょう。
特に教育ローンの制限は大きなデメリットとなります。
ここからは本人名義で契約するデメリットを説明します。
返済できない場合は親に頼るしか無い
返済できない場合、親に相談して返済してもらうしか方法がありません。
教育ローンで迷惑をかけてしまうのは、少し気まずいかもしれません。
また、親の負担を減らすために契約したのに、将来的に親に返してもらうというのも後ろめたさがあるでしょう。
本人が支払えない場合は、結果的に親に払ってもらうしかないのが現状です。
返済できない際のデメリットはかなり大きいと言えるでしょう。
審査を通過できる可能性が下がる
審査を通過できる可能性が下がり、同様の収入を持っている親よりも審査で不利になってしまいます。
その理由は、学生という身分が大きく影響しています。
学生の状態で契約するのは、将来的に大きなリスクがあると判断されてしまうのです。
その結果、学生では大きな借り入れができなかったり、教育ローンの審査に落とされやすくなったりします。
審査を通過しづらいのはデメリットの中でも大きな分類です。
利用できる教育ローンが制限される
一番のデメリットは、利用できる教育ローンに制限が入る点です。
利用できる教育ローンは限られており、多くの教育ローンが本人名義で契約できなくなってしまいます。
学生が契約する方針を取っていない銀行では、どのような方法を使っても契約できません。
そのため、契約できる会社を探して契約しなければならないのです。
この会社探しというのは大きな負担となりますし、仮に見つけたとしても審査を通過できなければ意味がありません。
こうした負担が増えるという部分に加えて、あまりいい教育ローンを狙えないというのが大きなデメリットとなってしまうのです。

学生名義でお金を借りるなら奨学金がおすすめ
社会人学生の方以外で、学生本人の名義で大学の費用を借りたいのであれば、奨学金が最も一般的です。
最も利用されている奨学金は、日本学生支援機構の奨学金です。
日本学生支援機構の奨学金には、第一種(無利子)と第二種(有利子)の2種類あります。
第一種の奨学金は無利子で貸してもらうことができるので、とても人気があり倍率が高いということを覚えておきましょう。
大学に入学する前に奨学金を借りるための予約をすることができるので、ある程度余裕をもって借りることが可能です。
もちろん、既に大学に入学している学生の方でも日本学生支援機構の奨学金を借りることはできます。
ただし、家計が急変してしまったり、生活が思うようにいかなくなってしまったり、など特別な理由がないと難しい場合が多いです。
大学を通して申し込むことになるので、まずは大学の学生課に相談してみましょう。
日本学生支援機構の奨学金を利用できなかった場合には、大学や自治体の奨学金を利用する事をおすすめします。
ただし、大学を留年してしまっていると奨学金が止まってしまう可能性があるので、注意が必要です。

奨学金と教育ローンの違い
ここまで、学生ローンと奨学金について解説してきましたが、2つの違いについて解説をしてなかったので、ここで解説します。
- 金利
- 給付の仕方
- 返済期間
奨学金と教育ローンにはこれらの違いがあります。
一つずつ解説しますね。

金利
奨学金と学生ローンの大きな違いの一つとしては、金利の差です。
- 奨学金の金利:最大3%
- 学生ローンの金利:3~10%程度
金利の面でいえば、圧倒的に奨学金がおすすめですね。
給付の仕方
奨学金と学生ローンでは、借りるお金の振り込まれ方が違います。
- 奨学金:月額入金
- 学生ローン:一括入金
学生ローンは申し込んで審査に通ったら、すぐに全額入金されますが、奨学金は一ヶ月ごとにお金が振り込まれます。
奨学金を、一人暮らしの費用や寮の費用を賄うために使うのであれば問題ないかもしれませんが、入学金に利用する事ができない点に注意が必要です。
一方で学生ローンであれば、一括で必要なお金を用意することができるため、入学金の支払にも対応することができます。
入学金に困っている方は、学生ローンを借りることになりますね。
返済期間
奨学金は、大学に在籍している間は返済する必要はありません。
大学を卒業したタイミングで、支払い始めることになります。
一方で、学生ローンは借りた瞬間から返済が始まるので、お金に余裕がないと厳しいですね。
奨学金と学生ローンはどっちを借りればいい?
奨学金と学生ローンのどちらにも、メリット・デメリットがあることが分かりましたね。
なので、どちらを借りるべきか解説します。
奨学金を借りるべき人
奨学金を借りるべき人は、大学4年間の費用を継続して借りたい人におすすめです。
奨学金であれば、最大で576万円までかりることができるので、大学4年間の費用を賄うことができます。
長期的にお金が必要な方は、奨学金を利用しましょう。
教育ローンを借りるべき人
教育ローンを借りるべき人は、まとまったお金を一度に必要としている方です。
奨学金は毎月分割して借りることになるので、入学金のような一括で支払わなければならない場合には向いていません。
入学時にまとまったお金が必要な人は、教育ローンを利用しましょう。
また、奨学金を借りるためには事前に申し込みが必要になるので、どうしてもお金の用意が間に合わないという方は、教育ローンを利用する事をおすすめします。
教育ローンであれば、申込から20日程度で全額振り込まれるので、急にお金が必要になったときに便利です。
教育ローンは本人名義でも利用可能!学生は慎重に考えよう
教育ローンは本人名義で契約しても問題はありませんが、契約できる教育ローンは制限されています。
また、学生は慎重に考えて契約しておかないと、将来的に返済できないなどの問題が生じてしまいます。
確実に返済ができる状況を作ってから契約するように心がけてください。
また、学生が契約できる教育ローンを事前に調べて、契約できる会社を探しておくといいでしょう。
