お金がなくて、学費が払えないときはどうすればいいのか?
納入締め切りまでもうすぐなのに、学費が払えない…!
基本的に大学では、学費の納入期限までに支払いができないと除籍となってしまいます。
除籍になると、学歴にも残ってしまうため、今後の就活などにも影響を及ぼすことも。
そのため、学費が払えない状態を何とか回避しなくてはなりません。
そこで今回は、学費が払えないときの対処法を紹介していきます。
実は筆者も大学の編入をした際に、残り半期の学費と新たに編入する大学の前期分の支払いが重なってしまい、学費が払えない状況になってしまったことがあります。
そのときの経験を活かして、今回は学費が払えないとどうなるのか、払えないときの対処法はなにか?などを解説していけたらと思います。

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学費が払えないと何が起こるのか?
納入期限日までに学費が払えないと、どのようなことが起こるのでしょうか?
学費の入金が未納のままだと、まず下記の対応が行われます。
- 納入のお願いが届く
- 督促状が届く
在籍している学校にによっても対応が異なりますが、基本的には上記の2点が行われます。
一つ目の納入のお願いは、『未入金がありますので入金してください』というお知らせです。
支払いが遅れた時点でこのお知らせが届くようになります。また一緒に電話がかかってくるケースもあります。
この入金のお願いが来ているのにも関わらず、入金を無視していると、督促状が届きます。
督促状には、このまま未納の状態が続くと退学・除籍となるという通知が入っています。
払えないまま放置すると除籍になる
一つ目の納入のお願いが届いてもアクションが無く、学費未払いによる督促状が届いてしまうと退学・除籍となってしまいます。
退学や除籍となると、復学などはできません。
除籍になると履歴書に残る…
一度学校を除籍となると、学歴に記録がついてしまいます。
履歴書などに記載する学歴にも、除籍を記入しないといけなくなります。
学歴の中に除籍が入ってしまっていると、今後就職活動などを行う際に不利になってしまいます。
そのため学費が払えないのであれば、早めの段階で行動を起こす必要があります。
学費が払えないときの対処法は?
学費が払えないけど、退学や除籍だけは避けたい…!
そんな方のために、ここからは学費が払えないときの対処法を解説していきます。
- まずは支払い期限と金額を把握する
- 親や親族に相談する
- 学費の分納・延納をお願いする
- 奨学金などを利用する
- 国の教育ローン
細かいポイントを解説していきます。
まずは支払い期限と金額を把握する
まず、支払いができない場合は下記を明確にしておきましょう。
- 支払い期限はいつか
- 支払い金額はいくらか・いくら足りないのか
学費が払えない状況を、上記のように整理しておきましょう。

納入期限が3月中だと思ってたけど、4月末までだった!なんとかなりそう!
といったように、よく確認したらなんとか間に合うかもしれないケースも結構多いです。
そのため、まずは期限や金額を再度確認しておきましょう。
自分でどうにもできないときは親や親族に相談する
学費が払えない状況が自分ではどうにもできない場合。
まずは、親や信頼できる周りの人に相談しましょう。
自分でどうにか学費を工面できればいいですが、どうにかしようとして悪質な方法に引っかかってしまっては元も子もありません。
親に学費が払えないことを伝えるのはしんどいですが、消費者金融などを利用して借金を背負ってしまうよりはマシです。
まずは周りの人に相談をして、どうにか乗り切れないかを考えていきましょう。
学費の分納・延納をお願いする
親に頼ってもどうにもならない場合は、学費の分納・延納ができないか確認をしましょう。
学校によっては、分納や延納の対応を行って貰える可能性があります。
分納とは
学費の入金は一括で行われますが、一括での入金が難しい場合、何回かに分けて支払いを行うことができる『分納』に切り替えてもらえます。
大学ごとに対応が異なりますが、分割ならなんとか払える!という場合はこの方法が良いでしょう。
延納とは
期限日よりも少し後でも学費が支払えるのであれば、延納をして貰えます。
『いつまでに支払える』ということを明確にしているため、分納よりも適用されやすい傾向にはあります。
また、学費が払えない理由が家庭急変などどうにもならない理由の場合は、特別な対応を取って貰えるケースがあります。
学費が払えないとわかった時点ですぐに相談窓口に駆け込もう
筆者も学費が払えず、分納か休学措置を取ろうと学生課に駆け込んだ時、「この時期じゃもう分納も受け付けられないし、休学しても半額は納入する必要がある」と告げられました。
このように学費の入金の遅れの措置をお願いしようとしても、時期がギリギリになってしまうと、受け付けてもらえないことがあります。
時期がギリギリになってしまうと、どのみち支払いを行わなければならなかったり、分納すらも受け付けてもらえないことがあります。
そのため、早めに行動を起こす必要があります。
また個人的な尺度になってしまいますが、学生本人では取り合って貰えなかったのに、親が出てきたら分納に対応して貰えたケースもあります。
特に違反しているわけではないのに、きちんと対応して貰えなかったりした場合は、親から学校に連絡を入れてもらうのも一つの手です。
とはいうものの、学費が払えないとわかった時点で、他の対処法でお金を用意出来なかったら早急に学校に連絡を入れましょう。
期限日が過ぎてから行動を起こすのでは、そういった措置は取って貰えないことが多いです。
成績がいいと免除なども
分納・延納の他にも、学費が免除となるケースがあります。
たとえば成績優秀者に与えられる成績免除の給付型の奨学金などです。
もし自分の成績がそいこまで悪くないのであれば、これらの利用が出来ないかを確認してみるのも良いでしょう。
他にも成績トップでなくても、家庭急変で学費の支払いができなかった場合、成績優秀であれば一部免除となる制度を設けていることもあります。
そのためまずは学校の学生課や事務局に駆け込んで、相談をしましょう。
奨学金などを利用する
借金にはなってしまいますが、奨学金などを活用することも一つの方法でしょう。
しかしここで注意をしておきたいのが、奨学金ではまとまったお金をすぐに借りられるわけではないこと。
借りるまでに3か月~4カ月ほどかかります。
特に日本学生支援機構の奨学金は、入学前と入学後の申し込みが出来る期間が定められています。
入学後に申し込んだ場合も各書類の提出期限がタイトで、実際に融資が開始されるのは夏ごろと言ったようにタイムラグが生じてしまいます。
今すぐまとまった半期分の支払いに充てる、というのには向いていないと言えるでしょう。
また奨学金は日本学生支援機構の他にもいくつかあります。
自治体が提供を行う奨学金であれば間に合う…!と言ったケースもあるため、自分にあった支援制度があれば利用を検討するのも良いでしょう。
- 地方自治体の奨学金:都道府県や市町村が行う奨学金制度
- 民間が提供する奨学金:記念奨学金や財団奨学金など、民間が提供をしている奨学金
- 学校独自で行われる奨学金
お住いの市町村の案内や、学校からの案内も併せてチェックしてみましょう。
日本学生支援機構の奨学金の種類は?
利用者の多い日本学生支援機構の奨学金には、貸与型と給付型の2つのタイプがあります。
貸与型 | 貸与型はその名の通り、お金を借りる奨学金です。 貸与型にも有利子と無利子で利用が出来るものと2種類あります。 成績が良いと、有利子で利用することが可能です。 |
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給付型 | 給付型の奨学金はその名の通り、給付のため返済を行う必要がありません。 こちらも成績優秀者でないと利用できないケースがほとんどです。 |
成績が良ければ有利子の審査に通過できることもあります。
しかし成績がよくても、保護者の給与が規定よりも多かったりすると審査に落ちることもあります。

国の教育ローンを活用する
最終的に一番現実的な手段として、国が提供する教育ローンを利用も良いでしょう。
日本政策公庫が販売している教育ローンであれば、金利は1.71%と低金利で最大350万円の融資をうけることができます、
そのため、消費者金融などで18%の金利を支払うよりも、グッと利息を抑えて融資を受けることがk脳です。
基本的には親が契約をするものですが、分納などでもどうにもならない場合は、教育ローンを契約してもらい少額ずつでも自分で返済を行っておくなどを検討しましょう。
また国が提供する教育ローンは、奨学金との併用が可能のため、利用しやすいと言えます。

借りるのだけは勘弁!なんとか学費を工面する方法
流石に今から借金を背負うのはリスキーすぎる…なんとか借りずに対処したい…。
そんな方のために、借りる以外で学費を工面する方法を紹介していきます。
学生がで出来る範囲を考えると、下記が該当するでしょう。
- アルバイトで働いて稼ぐ
- 休学して稼ぐ
細かいポイントを解説していきます。
アルバイトで働いて稼ぐ
アルバイトで働いて学費を稼ぐことも一つの手です。
大学生の場合、長期休み中に支払い期限が来ることが多いですよね。
長期休み期間であれば大学の授業も無いため、何日かガッツリ稼ぐこともできます。
しかしさすがに数週間で何十万も稼ぐのには無理があります。
私立大学などの場合、専門的な学部でなくても半期で50万円程度はかかってしまうことが多いです。
働く日数と時給とで概算をして、現実的なスケジュールを組む必要があるでしょう。場合によっては、高額な時給のアルバイトの検討も必要かもしれません。
けして安くはありませんが、早めに大学に分納を依頼した上でがっつり稼ぐのも良いでしょう。
とにかくまとまったお金を工面する方法
下記の記事では、今すぐ10万円を稼ぐ方法として物を売る・金を作る方法を紹介しています。
働いてお金を稼ぐ方法に加え、下記の対処法も一つの手段として活用してみて下さい。
- 質屋に入れる
- 車を売る
- 現金化アプリCASHを使う
- FX取引する
- ギャンブルする

休学して稼ぐ
どうにも学費が払えない…そんな時は、少し休学をして、その間にガッツリ稼ぐ、というのも一つの方法と言えます。
支払いができない期間の1年間を休学して、1年分の学費を稼いでおくのです。
しかし、これは相当な精神力がないと難しいでしょう。
最初のうちは真面目に働いて学費を稼いでいたとしても、途中でどこかで気が緩んでしまう瞬間もあります。
変にモラトリアムな期間が生まれてしまうので、なかなか貯められなかったりずるずると長期化してしまうケースも。
休学をしてまで学費を稼ぐのであれば、そうとうな覚悟が必要だと言えます。
休学中も入金が必要なケースも
休学して居ても在籍してはいるため、在学量という名で学費の納入が必要なケースがあります。
これは大学によって異なります。国立大学は休学中はかかりませんし、私立でも数万円程度で済むところもあります。
しかし大学によっては、休学中の学費も在学中の半分程度支払わなければならないところもあります。
数年前、日本女子大学の学生のブログでも、休学中の学費納入が半額入れなければならないことに抗議したブログでも話題になりましたよね。
筆者も一時期、休学をして学費を稼ごうとした時期があります。
しかし筆者の大学でも休学中も半額納入しなけれなならないことを知り、断念しました。
休学中の学費は免除という風潮が強くなってきてはいるものの、自分が通う大学は適用されるのか確認する必要があります。
休学中も高額な学費が発生するのであれば、金融機関から借りて工面するとか、他の方法を検討した方がいいケースもありますよね。
「稼げばいいや」と安易に休学に逃げず、自分の学校ではどのような措置を取られるのかチェックしてからよく検討しましょう。
お金を借りて学費を払う方法
あまり推奨できませんが、ローンを組んで学費を借りるのも一つの方法です。
どうしても退学・休学・除籍は避けたい…。そんな時は金融機関からお金を借りて学費を工面しましょう。
- 銀行カードローンで低金利で借りる
- 学生専用の学生ローンで借りる
- 借りやすい消費者金融を利用する
細かいポイントを解説していく前に、学生がローンを組む前に確認しておきたいことを紹介します。
注意!学生は多額を借りることは難しい
まずローンを利用する前に注意しておきたいことが、学生は金融機関で高額借りることは難しいのです。
学生ローンや消費者金融では、総量規制という決まりがあります。
総量規制とは年収の3分の1までしか借りることができない決まりです。
親の扶養に入っており103万円以内のバイト代で抑えている場合、借入できる金額は精々30万円ていどとなります。
そのため学費をまるまる借りる、ということは現実的に難しいです。
金融機関で借りなければならなくなった時点で、親に借りる・親に教育ローンを組んでもらうなど、周りに頼る方向で解決を考えないと、現実的に難しいです。
それでも少しでもお金を借りて、何とかしたいという人向けに、銀行カードローン、学生ローン、消費者金融でおススメの業者を紹介していきます。
銀行カードローンで低金利で借りる
金融業者で借りる際に注意しておきたいのは、金利が低いかどうか。
利息は日ごとに発生する・基本的に上限の金利で利用となるため、出来るだけ最初から低金利で利用ができるローンを活用することがポイントとなります。
そこで銀行カードローンです。
銀行カードローンは審査が厳しいため、学生が利用するにはハードルが高めではありますが、審査に通過出来れば低金利での融資が叶います。
その中でもおすすめなのが、三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックです。
バンクイック概要 | |
---|---|
商品名 | 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 |
利用限度額 | 10万円以上~500万円以内(10万単位) |
金利 | 1.8%~14.6% |
担保・保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 20.0% |
必要書類 | 運転免許証or顔写真付き身分証明書or保険証+住民票 |
バンクイックの場合、金利が1.8%~14.6%のため、他のローンを組むよりもお得に利用ができます。
消費者金融や学生ローンの金利相場が16%~18%という点を考慮しても、金利を抑えることができます。
バンクイックを利用意する際に注意したいのが、利用できるのは20歳以上である点と、学生は親の承諾書が必要という点です。
これを満たしていないと利用が出来ないため、申し込み前によくチェックしておく必要があります。

学生専用の学生ローンで借りる
学生専用の学生ローンでお金を借りるのも一つの手です。
学生が利用することを前提としているため、銀行や消費者金融よりも審査に通過しやすいと言えます。
また学生ローンでは、親に連絡が行かないように配慮してくれるところもあるので、できればバレずに何とかやり過ごしたい…という方は、学生ローンの利用がおススメです。
学生ローンの中でもおすすめのローンは、学生ローンのマルイです。
マルイの基本情報 | |
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金利 | 15.0%~17.0% |
限度額 | 50万円 |
遅延損害金 | 20.0% |
申込み方法 | 来店・ネット申込み |
返済方法 | 自由返済方式 |
営業時間 | 平日9時15分~17時 (土・日・祝休み) |
所在地 | 〒169-0075 新宿区高田馬場2-19-7 タックイレブン603号室 |
電話番号 | 0120-81-5501 |
マルイは月の返済は利息分だけでOKと(元金も後で支払います)学生でも無理なく利用で来ます。
また親の承認も不要のため、親にバレずに利用可能、返済期間も5年と長い為、卒業後に返済していくことができます。

借りやすい消費者金融を利用する
銀行カードローンや学生ローンの利用が難しかった場合、最後の最後の手段として消費者金融を活用することもひとつの手です。
消費者金融の場合、銀行や学生ローンに比べて審査が甘い傾向にある分、利息が高額になってしまう面があります。
そのため、本当に最後の奥の手の手段と言えるでしょう。
もしできるのであれば、両親に教育ローンを組んでもらい、自分が返済をしていくなどの方法が良いです。
その方法が難しい場合、きちんと計画を立てて消費者金融の利用を検討しましょう。
消費者金融の中でも、おススメの業者は大手消費者金融のプロミスです。
プロミス概要 | |
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商品名 | プロミス |
利用限度額 | 500万円まで |
金利 | 4.5%~17.8% |
担保・保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 20.0% |
プロミスは、消費者金融の中でも利用のしやすい業者と言えます。

学卒が欲しいだけであれば夜間や通信制に編入もアリ
もし今の学校でなくても良いのであれば、夜間学部や通信制に編入するのも一つの方法です。
編入であれば、これまで取得してきた大学の単位を引き継ぐことができます。
夜間や通信制であれば、普通の大学の半分の程度の学費で済むことがあります。
日中は学費を働きながら大学卒業を目指すことができるため、休学などをしなくても大学卒業を目指すことができます。
編入の受付期間は決まっていますが、一つの手段とも言えます。
学費が払えないときは早めに行動を起こそう
今回は、学費が払えないとどうなってしまうのか、どのような対処法を取ればいいのかについてご紹介していきました。
あらためて今回のポイントをおさらいしていきましょう。
- 学費が払えないと除籍になってしまうケースも
- 払えないときは早めに学校に相談する
- 分納や延納でも難しい場合はなんとか工面する
- 親に相談や教育ローンを組んでもらうことが一番ダメージが少ない
- 自分で稼ぐか奨学金や学生ローンなども一つの手
- 通信制に編入し働きながら学費を払う
等が分かりました。
学費が払えず除籍になってしまっては、未来の自分が苦しむことになってしまいます。
そうならないためにも、早めに行動を起こすことが大切です。
