「インデックス投資って何?」
この記事をご覧になっているあなたは、この疑問を持っているのでしょう。
インデックス投資はローリスクで、個別株に投資するより、手間がかからないことで知られています。
初心者の方が投資を始めるなら、インデックス投資を始めてみると良いでしょう。
この記事ではインデックス投資のやり方やメリット・デメリットについて紹介していきます。
インデックス投資で利益を上げるコツについても解説しているので、インデックス投資を始めようとしている人必見です。

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インデックス投資とは
インデックス投資とは、インデックスと同じ値動きをすることを目標に運用する投資信託のことです。
インデックスとは、市場の動きを示す指数のことです。
皆さんが知っている「日経225(銘柄)」の市場に全体的に分散して投資できます。
「投資初心者の方」や「株式投資は初めての方」におすすめの投資手法。
市場全体を分散して、投資するので、ニュースや身近な話から情報収集しやすいからです。
今、インデックス投資を運用するのはどうなの?
インデックス投資を始めるのに、良いタイミングは残念ながら分かりません。
ベストなタイミングが分かれば、みんなその時期に投資します。
ニュースや日経平均株価を毎日チェックして、今後の経済の動きがどうなるのか考えてみることから始めましょう。
2020年3月19日以降、日経平均株価は徐々に上がっていますね?
過去10年を振り返ってみても、今(2021年)が一番高いです。
このことを予測できた人はいないのではないでしょうか?
このことから見ても分かるように、予測することは難しいので、勉強して、いつ投資するかを考えてみましょう。
アクティブ運用とは
投資信託の運用方法として、インデックス運用のほかに、アクティブ運用というものがあります。
アクティブ運用は市場平均を上回る運用成績を上げることを目標とした運用手法のことです。
当然、目標であるため、アクティブ運用で運用しても、市場平均を下回ってしまうこともあります。
アクティブ運用はインデックス投資より、売り買いが活発のため、運用コストが高くなりやすいいのが特徴。
インデックス運用とアクティブ運用との違いは、インデックス運用の方が、保守的な買い方でリスクを低くするための買い方だということです。
アクティブ投資はインデックスに比べ、リスクが高くなります。
インデックス投資のメリット
インデックス投資について分かったけど、何がどう良いのかが分からない方もいるでしょう。
インデックスにはいくつも良い点があります。
インデックス投資のメリットは以下の5点です。
- 投資に詳しくない人でもできる
- 投資リスクが低い
- 運用の手間がかからない
- 少額からできる
- 手数料が低い
このインデックス投資の5点のメリットについて詳しく解説いたします。
メリット1:投資に詳しくない人でもできる
メリットの1つ目は投資に詳しくない人でもできるところです。
インデックス投資は日経平均株価などの指標を目安に投資を行うので、今後の全体の流れが把握しやすいでしょう。
ニュースなどを見れば、
「どういった業界が打撃を受けているのか」
「どういった業界が伸びているのか」
が把握できますね?
ニュースなどであれば、日ごろから誰もが目を通す内容なので、流れがつかみやすいです。
日本の一部上場企業は1900社程度あります。
その中から、株価の上がりそうな株を選別することに比べたら、インデックス投資の方がはるかに楽でしょう。
メリット2:投資リスクが低い
メリットの2つ目は投資リスクが低いところです。
インデックス投資は分散投資になるのでリスクが低くなります。
1つの銘柄のみに個別で投資すると、その企業の不祥事や過失が発覚した時に、急激に下落するリスクがあるでしょう。
インデックス投資の場合は、分散投資になるので、そのリスクがありません。
インデックス投資は安価に分散投資ができる投資法なのです。
日本の上場企業全体が一気に株価が急激に落ちない限り、大きな損をすることはないでしょう。
投資先を分散させることは、リスクを軽減する有効な手段です。
投資初心者はインデックス投資で、株の値動きの感覚を覚えると良いでしょう。
メリット3:運用の手間がかからない
メリットの3つ目は運用の手間がかからないことです。
インデックス投資は、個別株と同じように簡単に購入することができます。
インデックス投資は個別株の銘柄選びに比べれば、手間がかかりません。
インデックス投資は銘柄が少ないため、比較や分析をする時間を抑えられます。
また、一度投資したら、長期的に運用することが一般的なので、売買頻度も少ないです。
仕事をしている方は、株を逐一チェックするのは、難しいですよね?
インデックス投資なら、売買頻度が少ないので、時間をかけずに運用することができます。
株の見方や運用方法になれるまでは、インデックス投資で仕事と両立するのが良いでしょう。
メリット4:少額からできる
メリットの4つ目は少額から投資ができることです。
インデックス投資は、100円からでも投資ができます。
1つの銘柄を個別で買おうとすると、100株単位で購入しなければなりません。
つまり、個別で投資をするには、手持ち金が1万円以上必要です。
初心者の方が、銘柄を選定して、100株購入するのは怖いですよね。
株について経験や知識がない状態であれば、インデックス投資で経験を培う方が良いでしょう。
メリット5:手数料が低い
メリットの5つ目は手数料が低いことです。
インデックス投資は他の投資信託と比べて、手数料が低いです。
投資信託は、運用してもらうファンドマネージャーに報酬を支払わなければなりません。
ファンドマネージャーとは、投資信託の運用を行う専門家のことです。
ファンドマネージャーは運用会社に所属し、投資信託の運用方針に基づき、市場分析し、投資家から預かったお金を運用しています。
インデックス投資は投資信託の際の報酬が安価。
報酬が安い理由は、運用に手間がかからないからです。
インデックスファンドは指標と連動させて運用するだけなので、手間がかからないため、報酬が安くなります。
インデックス投資のデメリット
インデックス投資のメリットは分かってもらえたと思いますが、デメリットもあります。
メリットだけ把握して、デメリットを知らずに始めることは、何事においても危険です。
デメリットを知ったうえで、「許容できるものなのか」「対策できるものなのか」を考えた上で始めましょう。
デメリットは以下の3点です。
・投資スキルが身につかない
・リターンが低い
・最大下落率が高い
この3点について、詳しく見ていきましょう。
デメリット1:投資スキルが身につかない
デメリットの1つ目は投資スキルが身につかないことです。
インデックス投資は初心者でも手軽に始められて、リスクも少ないです。
また、売買頻度も分析・比較頻度も少ないので、運用が楽。
運用が楽な反面、株の知識や投資スキルが上がりづらいです。
株を短期的に運用して、スキルを身に着けたいという方は、インデックス投資のような投資スタイルは向きません。
デメリット2:リターンが低い
デメリットの2つ目はリターンが低いところです。
インデックスはリスクが低い分、リターンが低くなってしまいます。
インデックス投資の場合は、一部の銘柄だけ株価が上がっても、他の株価が下がっていたら、リターンが出ません。
個別投資のように買った銘柄が急激に高騰して、利益を得られるようなことは考えづらいです。
また、銘柄の下落が長期に渡って続くようであれば、リターンが見込めないだけでなく、運用コストもかかります。
その結果、元本割れになってしまうリスクもあるでしょう。
デメリット3:最大下落率が高い
デメリットの3つ目は最大下落率が高いことです。
インデックス投資は時価総額が大きい企業の株の保有比率が多くなるようになっています。
そのため、上昇する見込みのある株の保有比率は上がるようになっているので、その株価が下落した場合に、大損するリスクを控えています。
インデックス投資のやり方
インデックス投資を行うには、インデックスファンドを利用しましょう。
インデックスファンドとはファンドの基準価額がある指標と同じ値動きを目指す運用をする投資信託のこと。
ファンドとは投資信託のことです。
インデックス投資の始め方は以下の流れです。
- 証券会社で口座を開設する
- 投資の方針を決めて、投資商品を買う
- 定期的に相場を確認する
以上の3ステップについて、これから詳しく解説いたします。
ステップ1:証券会社で口座を開設する
まず、証券会社で口座を開きましょう。
証券会社に口座を開かなければ、インデックス投資を始めることができません。
証券会社はどこの会社でも問題ありません。
日本の証券会社のほとんどは投資信託を1000本以上取り扱っています。
証券会社で特におすすめなのは、SBI証券と楽天証券です。
SBI証券と楽天証券がオススメの理由
理由は、どちらも手数料が安く、投資信託の取り扱い銘柄数が多いからです。
SBI証券は人気No.1のネット証券なので、初心者から投資家までどの層にもおすすめの証券会社です。
楽天証券は楽天ユーザーにおすすめです。
楽天証券はポイントプログラムがあり、手数料や投資保有残高、投信積み立て時の楽天カード決済額に応じて、楽天ポイントがたまります。
貯まったポイントで、楽天市場で商品を買うこともできますし、買い物をする際にバーコード決済にポイントを使えます。
投資をすると同時にポイントまで貯まると、得した気分になれますよね?
楽天ユーザーなら、簡単に口座を開設できるので、楽天ユーザーの方は「楽天証券」一択です。
ステップ2:投資の方針を決めて、投資商品を買う
インデックス投資は投資商品の種類が多く、それぞれリスクやリターンの傾向が違います。
投資する前に、どの商品に投資するかを決めておきましょう。
日本株式のインデックスの種類は以下の5つです。
- 日経平均株価
- TOPIX
- MSCIジャパン
- S&P 日本新興株
- ラッセル野村 総合インデックス
「日経平均株価」は日本を代表する企業225社のみで構成されているインデックスです。
「TOPIX」は日本の一部上場企業の全社の銘柄で構成されているインデックスです。
その他の3つは、省略しますので、気になった方は調べてみてください。
日本株式には以上のようなインデックスがあり、すべてリターンが違います。
投資商品を選ぶときは、投資したいインデックスと連動する商品にすると良いです。
それぞれの投資商品の「商品の種類」「コスト」「流動性」「配当」「運用期限」などをチェックしましょう。
投資予算とどんな値動きをするのかを考えながら、決めると良いでしょう。
ステップ3:定期的に相場を確認する
投資商品を買ったら、あとは定期的に金額をチェックしていきましょう。
1か月~6か月に一回のペースで確認するのが良いです。
自分の投資した商品が知らぬ間に、大幅に下落して、損がないようにするためです。
インデックス投資は長期投資向けで、リスクが低いですが、経済の流れや相場を確認して方針を見直すことは大切です。
利益を上げる投資の2つのコツ
インデックス投資で値上がり益を買うためには、「安く買う」ことが大切です。
安く買うことは、株価が下がるリスクを最小限に抑えられるでしょう。
利益を上げる投資のコツは、コストと利益を上げる考え方を意識することです。
これから詳しく解説いたします。
コツ1:コストを意識する
インデックス投資は長期保有するので、信託報酬が長期間にわたって発生します。
アクティブ報酬に比べたら、報酬も安いですが、長期間かかり続けます。
したがって、信託報酬が0.1%でも安いものを選びましょう。
報酬がいくらかかるのかを意識して、投資信託を選ぶことも重要です。
コツ2:利益を上げる考え方
インデックス投資は、運用方法はシンプルです。
長期的に運用して「安く買って、高く売る」だけです。
日本株が今後上がる見込みがありそうな時に、買って、上がる見込みがなくなったら、売るだけです。
日経平均株価を適宜チェックして、「株価が上がったか」「株価が下がったか」を日々調べるようにしましょう。
世界情勢や日本社会の動きを、ニュースや本で情報収集して、日本企業の株価の今後を予想しながら、運用しましょう。
インデックスの購入時の価格より基準価格が上昇する時に売ることで利益が確定します。
今後も上がることを見越して、「最高値」になるまで待つと、急に下がることもあるので、上限を設定しておきましょう。
自分の中で、「含み益が○○になったら売ろう」と計画しておくと良いでしょう。
インデックス投資のおすすめ本2選
インデックス投資について、
「ある程度分かったから、もっと勉強したい」
「本格的に始めたい」
と思った方は、インデックス投資についての本を読むと良いでしょう。
これから、インデックス投資初心者の方におすすめの本を2冊紹介します。
基礎的な入門本で、読みやすいものをピックアップしているので、ぜひ読んでみてください。
おすすめの本は以下の2冊です。
- お金が勝手に増えていく! カンタン! インデックス投資完全ガイド
- インデックス投資は勝者のゲーム─株式市場から確実な利益を得る常識的方法
これから2冊について、詳しく紹介していきます。
お金が勝手に増えていく! カンタン! インデックス投資完全ガイド
インデックス投資のガイドブックです。
投資完全初心者におすすめの一冊。
インデックスの概要を俯瞰したい時は、本書を読みましょう。
投資の手順から運用法、投資15年の経験で培った極意まで解説されています。
インデックスの投資手順一つ一つ丁寧に解説されています。
著者は水瀬 ケンイチさんで、投資家兼ブロガーの方です。
2005年から投資ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」で記事を執筆されています。
本書のレビューには「インデックス投資初心者に最適な本」「解説が分かりやすい」と書かれている評判の1冊です。
インデックス投資は勝者のゲーム─株式市場から確実な利益を得る常識的方法
「インデックスとは」のような初歩的な部分から、説明してくれている本です。
20・30・40・50歳代と年代別に資産運用のシミュレーションを紹介してくれています。
個別銘柄の動向を確認するのが難しい方々へ、インデックス投資の方法を解説している本です。
インデックス投資の基礎を身に着けられる本です。
カラー印刷なので、本が苦手な方でも、挫折することなく読めるでしょう。
中身はグラフや表が多く、投資に関する疑問がまとめられています。
雑誌のようにストレスなく読むことができます。
インデックス投資以外の初心者におすすめの資産運用4選
インデックス投資はリスクが低い投資手法で初心者向けであることをお伝えしました。
しかし、長期的運用向けで、分析やチェックをする必要もないため、投資スキルを磨くことが難しいです。
「もっと、本格的に投資をして、スキルを身に着けたい」
「もっと、手軽に投資を始めたい」
「他の方法も知りたい」
そんな方のために、他の投資手法についてもご紹介いたします。
- REIT(不動産投資信託)
- 債券投資
- ポイント投資
- ロボアドバイザー
以上の4点がお勧めの投資法です。
これから、詳しくお伝えしていきます。
①.REIT(不動産投資信託)
REIT(リート)とは不動産投資信託のことを指し、不動産を対象とした投資信託のことです。
不動産投資は初期コストが高いイメージがありますよね?
少なくとも数百万円の資金がなければできないイメージの方が多いでしょう。
実際に現物の不動産投資では、数百万から数千万円の資金が必要です。
なので、銀行からお金を借入する必要があるでしょう。
しかし、REITは証券化しているので、数万円程度から投資ができます。
証券化した理由は多くの資産家から資金を集めるためです。
REITの場合、投資をするだけで、不動産の運用や管理を行う必要がありません。
通常の不動産運用と違って、REITは初心者でも投資しやすい信託となっています。
REITのデメリットは「実物が所有できないこと」と「自然災害の発生時に、価値が下がる」ことです。
実物が所有できないので、所持している感覚も自分で住むこともできません。
自然災害が発生すると、不動産の価値が下がってしまう恐れがあります。
価値が下がると、分配金が少なくなってしまいます。
しかし、不動産投資を経験豊富なプロに任せることができ、利益のほとんどが分配される仕組みになっているので、お勧めです。
②.債券投資
債権とは、有価証券の一種です。
国や地方公共団体などが資金を集めるために発行する有価証券のことを債権と言います。
債権の発行ごとに利率や利払日が異なり、購入者は利子を受け取れ、償還日には額面金額が返ってくる仕組みです。
国が発行している国債であれば、元本が保証されています。
国が潰れない限り、損をしないのでローリスクで買うことができるでしょう。
債権投資のデメリットは途中で債権を売ると、損をする恐れがあることです。
債権に投資する資金は長期的に使う予定のないお金で運用すると良いでしょう。
③.ポイント投資
投資に使うことができるほどのお金がない方は、ポイント投資が良いでしょう。
ポイント投資はクレジットカード支払いで得たポイントで投資をすることです。
このポイントとは「dポイント」「LINEポイント」「Tポイント」「楽天ポイント」などです。
ポイントを投資先に預け、株式投資で運用することで収益を得ることができます。
やり方はとても簡単です。
「dポイント」を例に説明しますね。
まず、自分が持っている「dポイント」を「運用ポイント」に交換します。
運用ポイントは投信信託やETF(上場投資信託)などの値動きに連動して変動するので、株価が上昇した場合、リターンが得られる仕組みです。
変動した運用ポイントをdポイントに戻すことで、普段通りのポイントとして使えます。
④.ロボアドバイザー
ロボアドバイザーとはAIがネット上で投資診断を行ったり、運用を代行してくれたりするサービスのことです。
ロボアドは自分で運用したくないという方にお勧めです。
ロボットが値動きを分析しながら、自動的に取引を行ってくれます。
購入する商品が決まっていて、運用することが面倒な場合は、ロボアドバイザーを利用してみましょう。
ロボアドバイザーは自分が投資に関する専門知識がなくても利用できるのがメリット。
1万円程度の小額から始めることができます。
デメリットは収益を得にくいので短期運用には向かないことです。
出来るだけ手間をかけずに長期的に利益を見込みたい方には良い投資手法でしょう。
まとめ
今回は、インデックス投資について、やり方やメリット・デメリットについてお伝えしました。
以下がこの記事のまとめです。
- インデックス投資は初心者でも、リスクの低い投資法である
- 長期的運用が主流で、短期向きではない
- 個別株に投資する場合と比べて、リサーチや分析などの手間がかからない
- デメリットは、短期的にリターンを得にくいこと
- 始めるなら、まず証券会社で口座開設をしよう
投資初心者でできるだけ、リスクなく投資を始めたいならインデックス投資がお勧めです。
投資を始めることで、ニュースや経済の流れについても関心を持つことができ、社会情勢を理解できるようになります。
ただ、お金を銀行に貯金するくらいなら、お金でお金を増やす方法を検討してみることをお勧めします。
みなさんの資産が豊かになり、経済的に豊かになることを祈っています。