バイトもできない・親にも頼れない…減収で生活に困る学生の実情とは?【コロナウイルス】

お金にまつわるコラム

コロナウイルスにより、休業や失業に追い込まれてしまっているかたも多いです。

しかしその影響は大人だけでなく、高校生や大学生などにも及んでいます。

特に地方から上京して自活している学生は、地元に帰ることも許されず、休業により収入が断たれている状況です。

今回はコロナウイルスによるアルバイトの休業の影響により収入が減収になり、生活に困る学生の方にインタビューをしました。

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来月は収入ゼロ。

今回インタビューを受けてくれたのは、都内の大学に通う『ちゃいさん』。

不要不急の外出を防ぐために、オンラインでのインタビューを行いました。

Cちゃいさん
都内の私立大学に通う3年生
愛知県出身
大学入学とともに上京しひとりぐらしをスタート。
※プライバシー保護の観点から、写真はイメージです

筆者:普段はどれくらいアルバイトしているんですか?

ちゃいさん:授業ない日は全部バイトです。居酒屋で働いてて、平日は4時間×3日。土日は8時間くらいフルで働く感じです。

休みなのは、夜まで授業がある日くらい。シフトによっては7連勤とか普通にありました。月収でいうと10万行くか行かないかくらいですね。

学費も半分は自分持ち

筆者:なるほど。確か、学費とか生活費もほとんどご自身で賄われているんですよね?

ちゃいさん:全部じゃないですけど…。親もあまりお金がないので、授業料だけ親から援助を受けています。アパートの家賃とか生活費は自分持ちですね。生活費の残りもためて、授業料の3分の1~半分くらいを親に渡しています。

筆者:え?!生活費は自分で~って子はよく聞きますけど、家賃も払ったうえで授業料もいくらかわたしてるんですか。やっていけます?

ちゃい:いや全然やっていけないです…(苦笑)。なので奨学金も借りています。奨学金で家賃を払って、バイト代で生活費と親に渡す学費を払っている感じ。

3月頭くらいからシフトが削られ始めて…

筆者:緊急事態宣言が発令されて、やむなく休業を言い渡されている飲食店も多いですが、ちゃいさんのアルバイト先はどうですか?

ちゃい:もろ影響受けてます。今は休業してて収入0です。あと実は1月末~2月末まで就活に向けたインターン選考を受けまくっていて、全然シフトに入れなかったんです。
収入の心配はあったけど、3月も春休みだから挽回できると思ってたんです。インターン決まれば時給も出るし。

だけどいざインターンの内定が出て、バイトも戻ろう!とおもったら、3月くらいからコロナが結構流行りだしたじゃないですか?いろんな企業もフレックスとかリモートワークもこのタイミングに活発化して。飲食業界も、その影響を受けて本社からお達しが来ました。
そのせいでシフトの人数を減らすことになって…。シフトもフリーター優先、2月就活で休んでた私は後回しにされてしまって…。

4月に入ってからは収入0に

筆者:そんな…。ちゃいさんだって生活がかかっているのに…。

ちゃい:どうしてもフリーターの人と比べちゃうと…。でも呑気に4月になればインターンも始まるし、コロナも落ち着いてるかな?って思ったんです。

だけど緊急事態宣言がでて…。居酒屋なんで、休業要請で営業自体がなくなってしまったんです。

3月はぽつぽつシフトがあったんで、今月は給料が入るけど、来月は収入0ですね。休業手当ももらえるみたいですけど、正直微々たる額。もらえること自体ありがたいことなんですけど、生活費は賄えません。

先週3月分の光熱費を支払ってきたんですけど、3月の給料も少なかったんで、今月もカツカツ。来月ように残しておく余裕もないですよ…。

筆者:そんなことが…。4月からスタートのインターンはどうなったんですか?

ちゃい:ないです。内定取り消しではないけど、一旦スタートが延期になりました。だからあてにしていた収入も…。本当に、何が起こるかわかりませんね。

『学生は親に出してもらえよ』親もお金ないんだよ

筆者:親御さんに援助してもらうこととかは?

ちゃい:出してもらえませんよ。親もお金がないんだから。だから上京してもバイトと奨学金でどうにかしていたんです。それでもさすがに学費は半分近く出してもらっちゃっているけど…。親も親で緊急事態宣言の影響で、だいぶ収入が苦しいみたいです。

正直、今の学生ってそういう子多いと思うんです。自分で全部賄って、奨学金も満額フル活用して。実家に住んでる子ですら、自分でいくらか学費払ってる子も多いですよ。みんな元々お金ない。だけど少しでもいいお給料がもらえるようにとか、学びたいこと学ぶためにって、今の自分を追い詰めたり、未来の自分に借金しながら大学とか専門学校とか頑張って通ってる。

そんなぎりぎりの状態で、親にも頼れない。バイトもできない。でもそれを言うと、私たちは「親に金を出してもらえばいいじゃん」って言われる。コンビニで買えばいいじゃん、くらいの軽い感覚で。

あしなが育英会だって、言っちゃ悪いけど親がいない子が対象なんです。もちろんつらい状況にあることはわかっているけど、それが恨めしく思っちゃうくらい、追い詰められていますね。

アパート引き払うにも『東京から出るな!』

緊急事態宣言が出て、バイトも休業・インターンも延期になってしまったちゃいさん。

筆者:家賃奨学金、っておっしゃってましたけど、生活費はどうなさったんですか?

ちゃいさん:貯金を切り崩すことも検討しましたが、学費用の貯金だし、何か月も賄えるほどの金額はありません。しかもそれが底をつけば、大学の学費は払えなくなります。

授業はリモートで行われますが、とくに減額などの措置もとられないのです。いくら実技がないとはいえ、同じ金額はつらいです…。

実家に帰って授業を受けることもできるけど、もし自分がウイルスを持ち帰ってしまったら…とおもうと気が引けます。都知事もステイホームとか、東京から出るなって言ってますしね。

でも学費にしろ生活費にしろ底をつくのは目に見えています。コロナの終息は2022年までかかるともいわれているし。先がみえなすぎて、若干思考回路停止しちゃってるみたいなところはありますね。

今はとにかく目の前のことをやるのに精一杯です…。

それでも生き抜いていかなくちゃいけない

インタビューの翌日、ちゃいさんに続報がありました。

ちゃい:実は3月末くらいからなんとか食いつなぐ方法はないか?とアルバイトを探していました。なんとか短期でのデータ入力のバイトを見つけました。

筆者:すごい!おめでとうございます!アルバイトって、どのような感じで探されていたのですか?

ちゃい:いつもみたいに求人サイトをみながらかたっぱしに…って感じですね。飲食とかは休業とはいっても求人を出しているところも多いです。だけどみんなおんなじことを考えているから、込み合ってなかなか連絡がつながらなかったり。

その時にツイッターで、休業に追いやられた水商売の人が水の宅配の仕事を短期でやってるっていうのを見かけて、短期のならいけるかも!って。穴場でした。

筆者:確かにどこも休業に追い込まれているくらいだから、募集も少なそう。

ちゃい:ほんとその通りです。同じ居酒屋のバイトの子と情報交換しながらやっとデータ入力のバイトにありつけて。居酒屋に比べると時給やすいけど、これならやっていけそうです。

でも期間が決まっているから、終わったらまた仕事探さないといけない。

コロナのこの状況が続くなら、世の中的にももっと不況になって、そういう短期のバイトもなくなりそう。だから本格的に在宅でできるアルバイトも並行して探しています。なんとしても大学はやめるわけにはいかないし、なんとか生き抜いていかなくちゃ。

なんて言ってますけど、就活もスタートしてるし。気持ち的には参ってますね。

だから10万円給付、ほんと期待しています。

お金がない学生はどうしたらいいのか

今回都内で自分で生活費を賄っている大学生のちゃいさんにお話を伺いました。

ここからは、お金がない学生でも活用できる公的な支援などを紹介していきます。

令和2年4月から返還不要・減免の奨学金が拡大

今年の4月にスタートした、高等教育の就学支援新制度を利用するのも一つの方法です。

両親と子供二人の4人世帯で年収380万円以下、などなかなか条件が厳しいですが、一度チェックしてみるのも良いでしょう。

高等教育の修学支援新制度 学びたい気持ちを応援します:文部科学省
高校等の生徒のみなさん。大学等に進学して勉強したいのに授業料や生活費など、お金が心配で進学しようかどうか迷っていませんか。学びたい気持ちを経済的にしっかりと支える法律が成立しました。

国の貸付制度『緊急小口資金』

コロナウイルスの蔓延により拡大された『緊急小口資金』という貸付制度があります。

休業などに追い込まれ、収入の確保が困難になった場合、この貸付制度を利用できます。

無利子で10万円ほど借りることができるので、民間のカードローンなどを利用せずに済みます。

なたこちらは学生でも利用が可能です。

新型コロナウイルス感染症の影響により、アルバイト収入が減少している学生に
対して貸付を行うことは可能か。
(答)
○ 特例貸付は、従前と同様に、世帯に対して貸付を行うものであり、
・ 雇用形態がアルバイトかどうか
・ 身分が学生かどうか
に関わらず、相談者の世帯が、新型コロナウイルス感染症の影響による収入の減少等に
より生計維持のために貸付を必要としている場合であれば、貸付対象となる。(緊急小
口資金、総合支援資金ともに同様の取扱。)
○ なお、未成年者で婚姻していない場合には、親権者または後見人の同意が必要である。

引用:生活福祉資金貸付制度における緊急小口資金等の特例貸付の
運用に関する問答集(vol.6)について

緊急小口資金の審査については下記の記事を合わせてチェック。

緊急小口資金の審査は厳しい?~低所得者が利用できる公的貸付制度
どうしても生活が苦しくて緊急でお金が必要なのに、収入が低いとカードローン審査にさえ通過できない場合もあります。 そのような人でも利用できる「緊急小口資金」という公的な貸付制度があることを知っていますか? 緊急でお金が必要な時には...

生活費の支払いは待ってもらえることがある

光熱費や携帯代の支払いができない…というときは、問い合わせを行うことで、支払いを待てもらえることがあります。

水道代は連絡一つで支払いを待ってもらえます、ガスや電気は緊急小口資金を利用しているなどの条件があるため、利用している会社の発表を確認してください。

コロナウイルスで生活できない時の各種支払い延長状況や救済措置
コロナウイルスの爆発的な影響により、ついに日本でも緊急事態宣言が発令されました。 日本での感染者も4月13日12時の時点で7410人まで増加(クルーズ船除く)。 その影響で経済にも影響を及ぼしてしまい、会社が休業・失業に追い込ま...

まとめ

今回は。コロナウイルスの影響により収入が激減してしまった大学生、ちゃいさんにお話を伺いました。

ちゃいさんのように自分で学費や生活費を賄っている学生は少なくありません。

これを「その選択をした自分の責任」と片付けてしまうのではなく、きちんとした教育を受けられるようにしていくことが、国の役目ではないでしょうか。

こういった学生や低収入の人たちの底上げを行うこととが急務だと思います。

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