引っ越しをした際、電気契約を事前に済ませるのを忘れ、即日契約したいと考える人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、電力会社や契約方法によっては即日でも電気契約ができるケースがあります。
そこで今回は、手続きを忘れた方に向けて引っ越し当日に即日契約する方法やについてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
電気契約の手続きは1~2週間前に済ませるのが一般的
電気だけではなく、ガスや水道といったライフラインの手続きは、一般的に引越しの1週間前に行うとスムーズに新生活をはじめられるのでおすすめです。
反対に手続きを忘れてしまうと、電気が使えず困ってしまったり、余計な費用が生じることもあるので注意しなければいけません。
なるべくスムーズに生活をはじめたいといった方は、引っ越し準備や当日にバタバタしないためにも1週間~2週間当たりまでに済ませておきましょう。
ちなみに引っ越しの際の電気契約の手続きは以下の通りとなります。
- 旧居の電気契約を解約(利用停止)
- 新居で利用開始手続き、
旧居でも新居でも同じ電力会社を使うなら、利用停止と利用開始の手続きは同時にできが、引っ越しを機に電力会社を変更するのであれば別々に手続きが必要となります。
通常、解約手続きも利用開始手続きも、希望日の1ヶ月ほど前から受け付けている会社が多いです。
引っ越し先の電気の開通手続きを忘れた際の対処法
ここでは、引っ越し先の電気の開通手続きを忘れた際の対処法についてご紹介します。
先にも述べたように電力会社によっては即日開通に対応してくれるケースもあります。
即日開通する場合、引っ越し先の設備(電気メーターのタイプ)が「機械式計器」か「スマートメーター」かによって対処法が異なるのでぜひ参考にしてみてください。
機械式計器の場合
電力メーターが従来の機械式型の場合、引っ越し前に電気契約や開通手続きをしていなくても基本的に即日で電気を使えます。
従来の機械式型の場合での、即日電気を開通させる方法は以下の通りとなります。
- アンペアブレーカーを入れる
- 漏電ブレーカーを入れる
- 配線用ブレーカーを入れる
- 電力会社に連絡して電気契約手続きをする
ちなみに最後の電気契約手続きに関しては、公式サイトやコールセンターから直接申し込むか、ポストなどに電気使用申込書が投函されているケースもあるのでチェックしてみるといいでしょう。
スマートメーターの場合
スマートメーターの場合、引っ越し前に開通手続きをしていないと引越し当日に電気が使えないといわれることがほとんどなので注意しなければいけません。
なぜならスマートメーターは電力会社が遠隔操作できることから、前住人が利用停止手続きした場合、ブレーカーを上げても電気が使えなくなるためです。
しかし電力会社によっては、当日の電話申し込みで即日開通に対応してくれるところもあります。
したがってスマートメーター設置物件で電気契約を忘れていた場合、まず電力会社の契約受付窓口・カスタマーセンターなどに電話連絡して、即日契約・開通したい旨を伝えてみてください。
ただし電力会社の営業日や営業時間や、即日開通の最終受付時間は決まっているので、電話しても必ずしも即日開通・契約ができないケースも。
午前中であれば比較的混んでいないので狙い目です。
ほかにも東京電力や関西電力といった大手電力会社は、コールセンターやカスタマーセンターが混みあうことが予想されます。
最近では従来の機械式型よりもスマートメーターのほうが多いといわれているので、引越し前に手続きを済ませておきましょう。
電気の即日開通に必要なものとは
電気の即日開通には一般的に以下のものが必要となります。
- 契約者氏名(契約名義)
- 住所
- 電話番号
- 申し込む電気料金プラン・アンペア数
- 支払い方法(クレジットカード番号、銀行の口座番号など)
なかにはなくても開通できることもありますが、基本的に新居先の供給地点特定番号がわかればスムーズになります。
また電気代に関しては、電気料金プラン・契約アンペア数によって異なります。
契約アンペア数が少ないと電気代は安くなりますが、利用目的に合わないと生活に支障をきたすおそれもあるの注意が必要です。
一般的な契約アンペア数の目安としては、1人暮らしだと「10A~20A」、2人暮らしだと「30A」、家族だと「40A」、4人以上など家族数の多い世帯だと「50A」あると充分でしょう。
ちなみにはオール電化の家庭だと「60A~」になります。
新しい電力会社に乗り換える際の手続きの流れ
新しい電力会社に乗り換える際の手続きの流れは以下の通りとなります。
- 新しく契約先する電力会社を決める
- 新しい電力会社に申し込む
- スマートメーターの設置工事(未設置の場合のみ)
- 利用開始
新しい契約先を決める場合は、電気料金をシミュレーションしてみて、電気代が安くなる会社を選ぶといいでしょう。
スマートメーター設置済みの場合は、最短4日程度で切り替えができます。
一方スマートメーターが未設置で交換工事がある場合は、2週間ほどかかるので注意が必要です。
スマートメーター交換工事は基本的に無料で行われ、工事への立ち会いも必要ないので不在でもOKです。
新電力に切り替わるタイミングは電力会社ごとの検針日が基本となりますが、「手続きが完了したあと初めての検針日」もしくは「その次の検針日」から切り替わることがほとんどです。
新しい契約先への申し込みに必要なもの
新しい契約先に申し込みする際、必要な情報は電力会社によって多少異なりますが、一般的には以下のものが必要となります。
- 契約者の名義
- 以前契約していた電力会社のお客様番号や契約プラン名
- 供給地点特定番号
- 支払い方法
即日開通できる電力会社
ここでは、即日開通できる電力会社についてご紹介します。
キューエネスでんき
「キューエネスでんき」は沖縄と一部離島を除く全国に対応しており、引っ越し当日の14時までに電話での申し込みをおこなえば即日開通ができる電力会社です。
最低契約期間・解約金なしなのもうれしいポイントです。
楽々でんき
「楽々でんき」は引っ越し当日の15時までに電話もしくはネットでの申し込みで即日開通に対応しています。
先ほど紹介した「キューエネスでんき」同様、沖縄と一部離島を除く全国で契約ができるので、さまざまな人におすすめです。
開通日の翌月末までの決済登録すれば、通常契約事務手数料3,850円かかるところ無料になります。
さらに電気・ガス・水道のトラブルに対応してくれる「駆け付けサービス」が無料で付いてくるので安心です。
電気契約のよくある質問
ここでは、電気契約のよくある質問についてご紹介します。
供給地点特定番号を知るには?
電力会社を切り替えるときに必要なのが、22桁の「供給地点特定番号」が必要となります。
供給地点特定番号がわからないときは以下の方法を試してみてください。
- 検針票・請求書をチェックする
- お客様サイト・マイページを確認する
- カスタマーセンター・コールセンターに問い合わせる
引っ越し先が「オール電化」だった場合の注意点とは?
オール電化物件では夜間にお湯が沸くことから、入居当日に電気を即日開通させてしまうと引っ越し当日にはお湯が使えないので注意が必要です。
もしオール電化物件に引っ越すなら、引っ越し前日までに開通できるようにしておきましょう。
また電気の開通の立ち会いは基本的に不要ですが、エコキュートや電気温水器があるオール電化物件の場合は、電気開通に立ち会いが必要となるため、事前に予定を調節しておくこともおすすめします。
電力会社によっては即日電気契約・開通ができる!
今回は、手続きを忘れた方に向けて引っ越し当日に即日契約する方法やについてご紹介してきました。
契約方法や設備、電力会社によっては、即日電気の契約・開通ができることがあります。
したがって引っ越し当日までに契約ができていないといった場合、まずは午前中までに電力会社に問い合わせてみることをおすすめします。
なお、契約していた電力会社のお客様番号や契約プラン名、供給地点特定番号などを準備いておくとよりスムーズに手続きできるでしょう。