医療保険とは、病気・ケガによる入院や手術を行った際、給付金が受け取れる保険のことを指します。
生命保険文化センターの調査によると、医療保険の加入率は、30代から上がっています。
これはライフステージの変化によるものが大きく、60代以上の場合は病気やケガのリスクが高まることから加入率が高いと考えられています。
医療保険は特約をつけることで、三大疾病、七大生活習慣病のような重大な病気や先進医療に対する保障を手厚くできるメリットもあります。
そこで今回は人気の医療保険についてランキングでご紹介します。
医療保険の人気ランキング
ここでは、人気の医療保険についてそれぞれの特徴を解説します。
チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」
加入年齢 | 18歳~ |
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月払保険料 | 1,069円 ※30歳男性の場合 |
保険期間 | 終身 |
「終身医療保険プレミアムZ」は、チューリッヒ生命が提供する医療保険で、業界トップの保険料の安さが魅力です。
14の特約から自由に選択でき、手術給付金の選択肢も多様で、5倍を選ぶことで保険料を低く抑えることができます。
ただし手術給付金はなしにすることはできません。
はなさく生命「はなさく医療」
加入年齢 | 0歳~85歳 |
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月払保険料 | 1,149円 ※30歳男性の場合 |
保険期間 | 終身 |
はなさく生命の「はなさく医療」は人気の医療保険で、特に女性に支持されています。
0歳から85歳までの幅広い年齢で契約可能な終身保険で、基本保障には入院給付金や手術給付金、放射線治療が含まれています。
また入院給付金の給付限度額には「30日型」「60日型」「120日型」の3つから選べます。
手術給付金は支払回数無制限で、放射線治療も60日ごとに1回支払回数無制限となっています。
オプションとしては、基本保障に10種類の特約が追加できます。
オリックス生命「医療保険CURE Next」(キュア・ネクスト)
加入年齢 | 0歳~80歳 |
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月払保険料 | 1,315円 ※30歳男性の場合 |
保険期間 | 終身 |
オリックス生命の医療保険「キュアネクスト」は、一生涯保障が続く特徴的な医療保険です。
シンプルで分かりやすい特約内容が魅力で、主契約は入院手術先進医療となっています。
手術給付金は入院給付金額に連動しており、さらに死亡保障も特約として追加できます。
保険に詳しくない人でも気軽にインターネットから申し込めるように設計されているのうれしいポイントです。
ライフネット生命「終身医療保険 じぶんへの保険3」
加入年齢 | 18歳~70歳 |
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月払保険料 | 1,638円 ※30歳男性の場合 |
保険期間 | 終身 |
「じぶんへの保険 3」には「エコノミーコース」と「おすすめコース」が用意されています。
「エコノミーコース」は保険料を抑えたいといった方におすすめです。
「おすすめコース」では、がん・先進医療・3大生活習慣病に備えられます。
さらにがん治療給付金、無制限の入院支払限度日数、先進医療給付金、先進医療見舞給付金などが特典としてついています。
わかりやすいウェブサイトでプランを選びやすく、柔軟性があるのが特徴です。
オリックス生命「医療保険CURE Lady Next」 (キュア・レディ・ネクスト)
加入年齢 | 16歳~80歳 |
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月払保険料 | 1,920円 ※30歳の場合 |
保険期間 | 終身 |
「新CURE Lady-キュア・レディ」は、オリックス生命が提供する女性保険で、「新CURE」シリーズの派生商品です。
女性向けに特化した補償を追加し、入院給付金や手術給付金を中心に、がん入院時には特別な給付金も設けられているのが特徴です。
ほかにも先進医療保障も備わっており、技術料と一時金が支給されるなど、女性の健康に焦点を当てたプランといえるでしょう。
メディケア生命「新メディフィットA(エース)」
加入年齢 | 18歳~85歳 |
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月払保険料 | 1,175円 |
保険期間 | 終身 |
「メディフィットA-エース」はメディケア生命が提供する終身型医療保険で、補償として入院や手術に対する給付金がつきます。
特筆すべきは日帰り入院から補償される点で、柔軟かつ包括的なカバレッジが特徴です。
またオンラインからの申し込みができ、即日保障が開始される迅速な手続きも魅力。
なるべく早く給付金を受け取りたいといった方にとっておすすめの保険だと言えるでしょう。
SBI生命「SBI生命の終身医療保険Neo」
加入年齢 | 20歳~ |
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月払保険料 | 1,064円 ※30歳男性の場合 |
保険期間 | 終身 |
SBI生命の「終身医療保険Neo」は、一生涯にわたる保障を提供する医療保険です。
リスク細分型料率を設けており、過去1年以内にタバコを吸っておらず、BMIが18.0以上27.0未満であれば優良体料率の適用基準に含まれ保険料が割安になるメリットがあります。
また保険料入院日数の短期化に対応し、特約が豊富に用意されています。
終身入院一時給付金特約では日帰り入院から、終身3大疾病一時給付金特約では1日以上の入院でまとまった額の給付金を受け取れます。
さらに加入者向けには付帯サービスがあり、電話相談では健康医療に限らず、育児や栄養・食事、健康診断結果に関する相談も対応しています。
アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身医療」
加入年齢 | 満20歳~満69歳 |
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月払保険料 | 1,275円 ※30歳男性の場合 |
保険期間 | 終身 |
「アクサダイレクトの終身医療」は、基本の入院、手術、死亡給付に焦点を当てた終身タイプの保険で、シンプルながらリーズナブルな保険料が魅力です。
7大生活習慣病や3大疾病による長期入院をカバーする特約もあり、「3大疾病保険料払込免除特約」では入院後の保険料が免除されるなど、手厚い保障がつきます。
さらに、「長期入院時一時金給付特約」では、61日以上の入院に備えて一時金が支給され、どの病気でも対象となります。
基本保障だけではカバーできない長期入院に備えたい人にはおすすめの保険だといえるでしょう。
楽天生命「楽天生命スーパー医療保険」
加入年齢 | 20歳~59歳 |
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月払保険料 | 1,665円 ※30歳男性の場合 |
保険期間 | 終身 |
「楽天生命スーパー医療保険」は、病気や怪我による入院や手術を包括的にカバーし、特に三大疾病一時金特約が手厚い特徴をもちます。
三大疾病による入院には日数制限がなく、退院後の通院も対象となっています。
通常、がんの診断給付金の支払条件は2回目以降は2年以上空くことが一般的ですが、この保険では1年に1回のペースで入院があれば給付を受けることができます。
また上皮内新生物の場合でもがん診断給付金の半額を1回限りで受け取れます。
ただし、他社と比較して三大疾病の払込免除特約がない点や、短期入院に備える入院一時金が提供されていないため注意が必要です。
ライフネット生命「終身医療保険 じぶんへの保険3レディース」
加入年齢 | 18歳以上~70歳以下 |
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月払保険料 | 3,446円 ※30歳の場合 |
保険期間 | 終身 |
医療保険とは
医療保険は将来の病気やケガに備え、公的医療保険では補てんしきれない医療費に備えるための重要な制度です。
老後や貯蓄が少ない時期の備え、思いもよらない出費への不安を軽減できるメリットがあります。
医療保険は「公的医療保険」と「民間医療保険」に分かれます。
「公的医療保険」は健康保険や共済組合、国民健康保険などがあり、これに対して「民間医療保険」は公的保険ではカバーできないケースに対処できるといった違いがあります。
さらに「高額療養費制度」を利用すれば、医療費が高額になったとしても一般的な収入額の人であればひと月の自己負担額は9万円弱に抑えられます。
ただし、差額ベッド代や先進医療などは公的医療保険ではカバーしきれません。
医療保険は上記のケースに備え、公的医療保険の補完として加入する保険だといえます。
医療保険とがん保険の違い
医療保険とよく比較する者として「がん保険」とよばれるものがあります。
医療保険はがんの治療も保障しますが、がん保険は治療の原因を「がん」に特化しており、がんの治療費を手厚く補償することが特徴です。
またがん治療は通常他の病気に比べて費用が高く、長期にわたる通院が必要なケースもあります。
医療保険とがん保険との違いとしては、入院給付金の支給に制限があるのが医療保険で、がん保険は入院限度日数が設けられていない点が挙げられます。
がん保険の独自のポイントとして、保険料を振り込んでもすぐに保障が始まらず、通常は90日間の猶予期間があることが挙げられます。
ただし上記の期間を経過しないと保障が開始されないので注意が必要です。
医療保険でもがんの保障はつきますが、より手厚く保障したいのであればがん保険も検討してみるといいでしょう。
医療保険の種類
医療保険には「終身型」と「定期型」があり、同じ保障内容でも定期型が割安ですが、更新や入り直しで保険料が上がる点に注意しなければいけません。
さらに女性保険や引受基準緩和型の医療保険もあり、女性特有の病気への手厚い保障や健康上の理由での加入が容易な商品も出てきています。
ほかにも「掛け捨て型」や「貯蓄型」もあり、現在は掛け捨て型が主流ですが、一部の商品では支払った保険料の一部を給付金として受け取れる仕組みもあります。
主に民間の医療保険の種類については以下の通りとなります。
終身医療保険 |
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定期医療保険 |
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女性保険 |
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引受基準緩和型・無選択型 |
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医療保険のおもな保障内容
医療保険では、「入院」と「手術」が主契約となり、これにオプションとして特約を追加するのが一般的です。
また特約には三大疾病などの重大な病気に対する手厚い保障が含まれ、入院時に受け取れる金額などを選んで重病への備えを考えるものとなります。
ちなみにおもな医療保険の補償内容は以下の通りとなります。
入院給付金 | 入院したときに、契約時に決めておいた金額を1日につき5,000円や10,000円という形で受け取れる。 ただし、入院初日から受け取れる場合と「入院2日目から給付」など、一定の入院日数から給付となっているケースがある。 |
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手術給付金 | 手術をしたときに「1回につき10万円」という形で受け取れる。 金額は手術の種類によって「入院給付金の10倍、20倍、40倍」などと給付倍率が決められているものと「1回10万円」などと一律で決められているものがある。 |
通院特約 | 退院後にその病気の治療を目的として通院をした場合に、通院給付金が受け取れる。 |
先進医療特約 | 厚生労働大臣が定める先進医療(一般の医療水準を超えた技術)の治療を受けたとき、自己負担した先進医療技術料を保障する特約。 |
女性疾病入院特約 | 乳がん・子宮筋腫など、女性特有の病気で入院した場合に、入院給付金や入院限度日数が上乗せされる。 |
生活習慣病特約 | 糖尿病、高血圧、脳卒中など所定の生活習慣病で入院した際、入院給付金や入院限度日数が上乗せされる。 |
三大疾病特約 | 三大疾病といわれるがん(悪性新生物)、急性心筋梗塞、脳卒中のいずれかと診断された際、診断給付金や入院給付金、入院一時金などの給付金が受け取れる。 |
医療保険の選び方
医療保険を選ぶ際は以下のポイントを踏まえるといいでしょう。
保険期間
医療保険には「定期タイプ」と「終身タイプ」の2つの期間があります。
定期医療保険は10年や15年など、特定の期間だけ有効で、更新時には年齢とともに保険料が上昇します。
若い世代に適しており、ライフステージに合わせて見直しできます。
終身医療保険は一生涯有効で、月々の保険料は一定です。
若い時期に加入すると将来の保険料負担を軽減できますが、一度契約すると見直しが難しいデメリットがあります。
自身の生活スタイルや将来の見通しに合わせて選ぶことが重要です。
入院時の保障
医療保険を選ぶ際には、入院時の保障も重要なポイントです。
入院給付金は、病気やケガで入院した際に受け取れる給付金で、1日あたりの金額や支払限度日数が契約時に決められます。
受け取り可能な金額は契約者が設定した日額であり、例えば1日あたり5,000円や1万円などが一般的だといわれています。
保険会社や商品によっては、1入院の支払限度が60日と設定されているものが主流ですが、30日や120日、それ以上の日数が設定されている商品もあります。
さらに入院中には差額ベッド代以外にも寝巻きやタオルのレンタル、備品、食事、家族のお見舞いの交通費など、さまざまな費用が発生します。
入院給付金で全ての費用をカバーする必要はありませんが、月々の保険料負担を考慮しながら、最低限必要な保障がある医療保険を選ぶことが重要です。
三大疾病・七大生活習慣病に備えられる
医療保険を選ぶ際は「三大疾病」「七大生活習慣病」に備えられるかをチェックしておくといいでしょう。
三大疾病はがん・脳卒中・急性心筋梗塞を示し、七大生活習慣病はがん・脳卒中・急性心筋梗塞・高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変が挙げられます。
実際、日本の入院患者の約3割はいずれかの患者になるといわれていますので、上記の病気に備えられるものがあると安心です。
手術時の保障
民間の医療保険を選ぶ際には、手術時の保障も重要です。
手術を受けた場合に受け取れる給付金には、入院給付金日額に手術の種類ごとに設定された倍率をかけて決まるタイプと、手術内容に関わらず一定の金額が支給される定額タイプがあります。
「入院給付金日額×手術倍率」タイプでは、保険会社によって倍率の設定が異なります。
たとえば、同じ手術を受けた場合でも、異なる保険に加入していると金額に差が生じることがあります。
手術倍率が高いほど、同じ手術でより多くの給付金を受け取ることができるので、様々な医療保険商品を比較し、手術時の給付金について確認するようにしましょう。
医療保険のメリット
医療保険は治療や入院、通院による急な出費を負担してくれる保険です。
ここでは、医療保険に加入するメリットをご紹介します。
医療費をカバーできる
医療保険では様々な医療費をカバーできます。
例を挙げると、「がん保険」は加入することでがんになった際に給付金を受けれますが、他の疾病などには対応できません。
医療保険は様々な疾病に対応できるため、幅広い病気やけがへ備えることができます。
病気以外にも、入院や手術、通院への経済的負担も緩和できます。
幅広いリスクに備えたい方は、医療保険へ加入しましょう。
保障期間を選べる
医療保険は2つの保障期間から選ぶことができます。
定期医療保険は一定期間に補償を受けられ、満期を迎えた際に更新することが可能です。
ただし商品の中には更新できる年齢が定められている物もあるため、事前に更新できる年齢は確認しましょう。
終身医療保険は、解約しない限り保障が継続する保険です。
更新する必要がないため高齢になっても、契約を継続していれば補償が受けられます。
終身医療保険は生涯にわたり保険料を払い続けることはなく、契約時に定めた保険料の払込期間が満了を迎えれば、保険料の支払いが不要になります。
もちろん保障は継続されるため、生涯補償を受けたい方は終身医療保険がおすすめです。
なお、終身医療保険は定期医療保険よりも保険料が高い傾向にあるため、利用の際は注意しましょう。
高額な医療費に備えられる
病気やけがによっては医療費が高額になるケースがあります。
その場合、健康保険証の提示により公的保障を受けることができます。
公的保障を受けると、自己負担分は平均的に3割ほどになります。
医療費が高額になると、「高額療養費制度」が適用可能になるため利用しましょう。
しかし、高額療養費制度を利用しても病院には自己負担分の治療費を払う必要があります。
医療費が高額になると自己負担が大きくなり、経済的不安が大きくなるでしょう。
医療保険では、そういった不安を軽減できるうえ、公的保障が適用されない差額ベッド代なども給付金からまかなうことができます。
医療保険は公的保障がカバーしきれない費用をカバーするため、公的保障と組み合せ利用することをおすすめします。
収入減少に備えられる
入院治療になるとその期間は仕事ができなくなり、収入減少が危惧されます。
医療保険に加入していると、収入減少にも備えられます。
貯蓄にダメージが行くことも少ないため、経済的不安を軽減できます。
自営業やフリーランスの方は、医療保険の給付金が収入減少に役立つ場合があるため加入を検討しましょう。
保険料が一生変わらない
医療保険は保険料が一定です。
終身医療保険の場合、保険料の更新がないため保険料が上がる心配もありません。
定期保険では、契約時に定めた期間は保険料が上がりません。
ただし年齢を重ねると毎月の更新時に保険料が上がる恐れがあるため注意しましょう。
保険料が一定である点は、医療保険の大きなメリットです。
もし定期保険で更新時に保険料が上がるのが厳しい場合は、終身保険への切り替えもおすすめです。
医療保険を選ぶ際の注意点
医療保険を選ぶ際は以下の点に注意するといいでしょう。
保障されないケースもある
医療保険では保証されないケースもあります。
医療保険において、「免責(めんせき)」とは、保険金支払いの対象外となる一定の事由や条件のことを指します。
一般的には、以下のような項目が免責とされることがありますが、各保険商品によって異なるのであらかじめ確認することが大事です。
- 検査入院、自然分娩で入院など
- 入院を伴わない通院
- 加入前からの持病や既往症
- 限度日数を超えた入院
- 入院に免責日数がある
- 給付対象(乳房の手術、筋骨の手術、呼吸器・胸部の手術といった88種類)でない手術をした場合
健康診断書の結果によっては加入できないことがある
医療保険に加入する際、健康状態の告知が必要であり、加入できない場合もあります。
ただし、健康状態が不安定でも全ての医療保険が適用されないわけではないので、事前に相談してみることをおすすめします。
たとえば「引受基準緩和型」や「無選択型」と呼ばれる医療保険は、一定の条件をクリアすれば、診察や健康診断書の提出なしに加入できる特別な商品なので不安な方にはおすすめです。
逆に、健康な方向けには健康体割引や非喫煙割引が用意される商品も存在します。
最近では、毎年の健康診断結果に基づいて割引が適用される「健康増進型保険」も増加傾向にあり、加入時だけでなく健康を維持することで保険料が割引されるといったメリットがあります。
保険商品の選択肢を検討する際には、自身の健康状態やライフスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。
入院中に収入が減少する
入院中の収入減少は重要なリスク要因であり、有給休暇の消耗や傷病手当金の制度の違いにより、収入補償が異なります。
会社員や公務員は有給休暇があるため、長期休暇の場合でも傷病手当金制度を活用でき、給与の一部をカバーできます。
しかし、自営業者やフリーターなど国民健康保険の加入者は、傷病手当金制度がないため、入院中に無収入となるリスクがあるため注意が必要です。
特に長期の入院や手術に伴う休暇では、有給休暇が不足する可能性が高く、経済的な負担が大きくなります。
生活費や医療費の支払いが難しくなるケースもあるため、入院前に医療保険の適切なプランを選んで給与減少や無収入のリスクに備えることが重要です。
全額自己負担になるケースに要注意
入院時の部屋選びによる差額ベッド代は、公的医療保険(健康保険)や高額療養費制度の適用外であり、全額自己負担となります。
健康保険は3~4人部屋が基本となり、2人部屋や個室を選んだ場合はその差額分を患者が負担します。
病院が自由に設定できるため、差額ベッド代は1日あたり数千円から1万円以上になることもあり、6人部屋が満室の場合や特別な理由がある場合には、個室を利用せざるを得ないことも。
また、「先進医療」の技術料も全額自己負担となります。
上記は一般の保険診療では認められていない最新の医療技術を指し、厚生労働大臣の承認を得た医療行為です。
先進医療を受ける場合には、その費用も患者が負担する必要があるので、保険の選択や加入前にチェックしておきましょう。
医療保険は自身のライフステージに合わせて選ぶことが大事!
今回は人気の医療保険についてランキングでご紹介してきました。
民間医療保険を選ぶ際は、年代やライフステージに応じた病気リスクやニーズを考慮することが何よりも大事です。
たとえば20代では病気リスクが低いため、基本的な保障でコストを抑えられるプランがおすすめです。
また30代以降は家庭や子育てに備えつつ、女性は女性特有の病気にも対応したプランが適しています。
今回の記事を参考に、自分に合った最適な医療保険を選んでみてください。