JCBプラチナカードは、JCBカードの中でも最高ランクのクレジットカードです
また、プラチナカードの中では比較的持ちやすいとされており人気を集めています。
しかし利用しやすいプラチナカードを所持するためには、審査は厳しいのか、審査に年収は関係あるのかなども気になるところです。
今回はJCBプラチナカードの審査基準を始め、審査落ちとの原因やJCBプラチナカードの特典なども紹介していきます。
JCBプラチナカードの審査は厳しい?
JCBプラチナカードの明確な審査基準は公表されていません。
一般的に、クレジットカードのランクが上がると審査は厳しくなるといわれています。
JÇBプラチナカードは、通常カードやゴールドカードよりもカードのランクが高いため誰でも審査を通過できるわけではありません。
しかし、安定した一定額の収入があると申し込みは可能なため審査通過のポイントをおさえて申し込みをする必要があります。
JCBプラチナカードの審査基準
JCBプラチナカードの審査では、以下の項目を満たしている必要があります。
年齢
JCBプラチナカードでは、25歳以上の方しか申し込みできません。
クレジットカードの多くは、20歳以上を申し込み条件としているため、申し込みできる人が限られています。
また、25歳以上であっても学生は申し込みできないため注意が必要です。
安定した継続収入
安定した継続収入があることも、JÇBプラチナカードの審査を通過するためには重要です。
そのため、自身に収入がない専業主婦や学生の方は申し込みができません。
また、パートやアルバイトの人の審査通過も現実的ではないでしょう。
クレジットカードの審査では返済能力があることを重要視するため、安定した収入がない場合は審査通過は難しくなります。
JCBプラチナカードの発行に必要な年収はどのくらい
25歳以上の安定継続年収をクリアするには、どのくらいの収入が必要となるのでしょうか。
これは一般的に自分の年代の平均年収よりも上回っていたら、安定した収入として判断できるとされています。
ここで国税庁が発表している、年代ごとの平均年収を男女別にチェックしていきましょう。
令和元年度のデータをチェックしていきます。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
60~64歳 | 513 | 245 |
55~59歳 | 691 | 278 |
50~54歳 | 734 | 284 |
45~49歳 | 690 | 285 |
40~44歳 | 640 | 278 |
35~39歳 | 578 | 292 |
30~34歳 | 497 | 306 |
25~29歳 | 402 | 306 |
(※万円)
出典:国税庁
JCBプラチナカードは25歳から持てるカードです。25歳男性の場合、平均年収は402万円となっており、この金額程度かそれ以上の年収を確保していれば最低限の審査基準はクリアしているといえるでしょう。
信用情報
JCBプラチナカードの審査を通過するためには、信用情報に傷がついていないことも確認されます。
信用情報の傷とは、延滞や遅延、債務整理などをおこなった場合に残る履歴です。
信用情報は「JICC」「CIC」「KSC」の3つの信用情報機関でカード審査の際に問題がないか確認されます。
信用情報に傷がある人は、返済能力がないとみなされ審査通過は難しくなるのです。
審査を通過するためにも、日ごろから信用情報には気をつけましょう。
JCBプラチナカードの審査落ちとなる3つの原因
JCBプラチナカードの審査落ちとなる原因は、以下の3つです。
それぞれのポイントについて紹介していきます。
クレジットヒストリーがない
クレジットカードヒストリーがない場合は、審査通過は難しいでしょう。
クレジットカードヒストリーとは、クレジットカードを利用した実績のことです。
クレジットカードヒストリーがあると返済能力があり、安定した収入があるとみなされます。
JCBプラチナカードの審査申し込みをするにあたり、新規でJCBプラチナカードに申し込むのと、すでにJCBのカードを利用している人とでは、審査落ちの可能性が異なります。
新規会員であればゴールドカードでクレヒスを積む
初めてJCBカードを利用する場合、いきなりプラチナカードに申し込みをおこなうのはおすすめできません。
一つ下のステータスJÇBゴールドカードに申し込みをおこない、クレヒスを積むことで審査通過できる可能性が高くなります。
国内唯一のブランドであるJCBカードは、審査の中でも特に信用や実績を重視する傾向です。
- しっかりと返済ができる人物である
- 返済のための収入源を確保できている
- 信頼を証明するための利用実績がある
すでに同年代の平均年収よりも上回っていたり、他社のカードでも長期間のクレジットカードの利用を行った実績があったりする場合は問題ありません。
しかし、初めてプラチナカードやJCBカードを利用する場合はまずはJCBゴールドカードから申し込みましょう。
ステータスの高いカードに申し込むために、一般カードなどで信用実績を積むことをクレヒス修行と呼びます。
プラチナカードやゴールドカードでは審査対策のためによく行われる対策です。

JCBの新規会員であれば、1年間はクレヒス修行をしておきたいところ。確実にプラチナカードをゲットしたいのであれば、まずはゴールドカードから挑戦しましょう!
すでにJCBカード会員なら引き続き実績を積んでいこう
すでにJCBカードWやJCBゴールドカードなどでJCBでのクレジットカード利用がある場合は、引き続き利用実績を積んでいきましょう。
プラチナカードへの審査申し込みを行うタイミングとしては、申し込み者の年齢や実績などに異なります。
以下のタイミングを目安として申し込みしましょう。
- JCBカードで1年以上の利用実績がある
- JCBカードはじめ他のカードでも延滞などの金融事故を起こしたことがない
- 年収が平均もしくはそれ以上ある
JCBカードのプラチナカードの審査を通過するには、いかに「カード契約後も延滞をすることなくしっかり利用をしていくことができる良顧客であるか」をアピールできるかが重要なポイントとなります。
信用情報に傷がついている
JCBプラチナカードでは、信用情報に傷がついていると審査は通過できません。
信用情報とは、カードやローンの申し込み履歴や利用履歴のことです。
延滞や遅延、債務整理をおこなった場合は信用情報に傷がつきます。
信用情報に傷がついている場合は、返済能力が低い人と判断され、審査通過は難しくなるでしょう。
複数のクレジットカードに申し込みをおこなう
複数のクレジットカードの申し込みを同じタイミングで行うと、重複申し込みを行ったとしてすべての審査に落ちてしまう可能性があります。
複数のクレジットカードへの申し込みは、申し込みブラックと呼ばれています。
クレジットカードでは複数の申し込みを嫌う傾向にあります。
複数のカード発行を行うことで、全ての利用を延滞することなく利用できるのか、キャッシング枠の過剰融資にならないかなどの懸念が生じてしまうためです。
一度申し込みブラックとなってしまうと、半年間は新規クレジットカード申し込みができなくなってしまいます。
審査を通過するためにも、短期間の間に複数のクレジットカードに申し込みをおこなうことは避けた方がよいでしょう。
JCBプラチナカードの概要
JCBプラチナカードは、年会費27,500円が必要となるステータスの高いカードです。
カード付帯の保険が充実していたり、グルメや旅行の特典が充実しています。
また、家族カードは1枚無料で発行でき、本会員と同様のサービスが受けられます。
JCBプラチナカード概要 | |
---|---|
年会費 | 27,500円 |
還元率 | 0.5〜3.0% |
貯まるポイント | Oki Dokiポイント |
国際ブランド | JCB |
申込資格 | 25歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方。 学生の方はお申し込みになれません。 |
スマホ決済 | Apple Pay
Google Pay |
電子マネー | QUICKPay
楽天Edy |
家族カード・ETCカード | ETCカード:無料 家族カード:1枚目無料(2枚目以降3,300円) |
各種保険 | 国内旅行保険
海外旅行保険 ショッピング保険 |
JCBプラチナカードで得られる5つの特典
JCBプラチナカードは、プラチナカードの中でも敷居の低いクレジットカードですが、利用特典にはどのようなサービスがあるのでしょうか。
それぞれの特典を詳しくみていきましょう。
世界中の空港ラウンジを無料で利用できる【プライオリティ・パス】
JCBプラチナカードでは、世界中の空港ラウンジを無料で利用できるサービスがあります。
その数は600都市以上、1300か所にも上ります。
また国内の主要空港内にある44か所のラウンジも利用できます。
旅行前の出発までの時間をゆっくりと過ごしたり、搭乗前にサービスを受けたりなど、ゆったりとした時間を過ごすことが可能です。
プラチナ・コンシェルジュデスクが24時間365日利用できる
JCBプラチナカードでは、24時間365日利用できるプラチナカード専用のデスクが利用できます。
旅行の手配をはじめ、ゴルフやレストランなどの予約・案内なども専任のスタッフからのサポートを受けることが可能です。
つまり秘書のようなサービスを受けることができます。プラチナカード独自の特典とも言えますね。
対象エリアは全国となります。
ゴルフサービス | 全国約1200ヵ所のゴルフ場の手配、スポニチゴルファーズ倶楽部」(SGC)へ、優待料金で入会も可能 |
---|---|
グルメ優待サービス | 対象店舗にて、事前予約・ 専用クーポンのご提示・JCBカードのお支払いをすることで、飲食代の割引やサービス |
グルメルジュ | 希望に合ったレストランを紹介・手配してもえらえるサービス |
グルメ・ベネフィットコースの料理が2名以上で1名分無料になる
グルメ・ベネフィットでは、厳選された有名レストランの利用時に、所定メニューを2名以上で利用すると1名分が無料になるサービスです。
有名店などJCBが厳選するレストランを利用できます。大切な人との記念の会食や、接待など、様々なシーンで利用が可能です。
年会費を考慮しても、年に数回利用することで元を取れてしまうことを考えると、とてもお得なサービスです。
人気ホテル・旅館が優待価格で利用できる
JCBプレミアムステイプランは、JCBが厳選するラグジュアリーで素敵なホテルをお得に利用できるサービスです。
人気の有名あのホテルもお得に利用できるため、ビズネスシーンを始め、プライベートにゆったり過ごす際にも最適なサービスです。
利用できるホテルの一例に以下のホテルが当てはまります。
USJのラウンジが無料で利用できる
USJにあるJCBラウンジが無料で利用できます。
一般カードでは、JCBラウンジは利用できないため魅力的なサービスといえるでしょう。
また、「ザ・フライング・ダイナソー」内に設置された優先搭乗のサービスも会員は利用可能です。
JCBプラチナカードの3つのメリット
JCBプラチナカードは、お得な特典の他にもサービスが充実しています。
保険内容が充実している
JCBプラチナカードでは保険の内容も充実しており、安心です。
最高1億円の国内・海外旅行傷害保険が自動付帯で、カードの利用に関わらず保険の適用がされます。
保障も納得のいく内容です。年会費を考慮しても、おつりがくるくらいの充実度と言えます。
ポイント還元が最大20倍
JCBプラチナカードは、ポイント還元率が高いことでも人気のカードです。
ポイントの還元率は0.5%と利用金額1000円ごとに1ポイント(交換レートはおおよそ5円相当)ですが、優待店やモールの利用で最大20%ものポイントアップを見込むことができます。
海外利用でポイント還元率2倍
海外旅行時にJCBプラチナカードを利用すると、JCB海外加盟店に限りポイントが2倍となります。
旅行先でもお得にポイントをためることができて嬉しいですね。
オリジナルシリーズパートナーでポイント最大20倍
JCB ORIGINAL SERIESパートナーと呼ばれる、JCBの優待加盟店でカード利用をすると、最大でポイント20倍で利用することが可能です。
スターバックスをはじめ、セブンイレブン、アマゾンなど普段よく利用するお店でもポイントサービスが充実しています。
普通に利用するだけでここまでポイント還元を受けることができるのも魅力のひとつと言えるでしょう。
Oki Dokiランド経由でポイント最大20倍
優待店の他にも、JCBが運営しているポイントモール、『Oki Dokiランド』経由で買い物をした際も、ポイント還元率がアップします。
アマゾンや楽天市場など、普段利用回数の多いショッピングサイトも多く取り扱いがあり、買い物をしながらお得に利用することが可能です。
JCB STAR MEMBERSでポイント最大70%アップ
またJCBプラチナカードでは、年間の利用実績金額によってポイント還元率が上がっていきます。
年間30万円以上の利用で0.6%、とひと月あたり25000円ほどの利用があれば、20%アップとなります。そこまでハードルが高くないのも嬉しいですよね。
年間利用金額に応じてポイント還元率
年間利用額 | ポイント還元率 |
---|---|
300万円以上 | 70%アップ(ポイント還元率0.85%) |
100万円以上 | 60%アップ(ポイント還元率0.80%) |
50万円以上 | 30%アップ(ポイント還元率0.65%) |
30万円以上 | 20%アップ(ポイント還元率0.60%) |
JCBゴールドの優待特典も利用できる
JCBプラチナカードでは、1つ下のステータスのカードのゴールドカードの特典を受けることも出来ます。
JCBプラチナカードの2つのデメリット
JCBプラチナカードのデメリットには、以下の2つが挙げられます。
通常のポイント還元率が高くない
JCBプラチナカードのポイント還元率は、他のJCBカード同様0.5%です。
JCB特典であるスターメンバーズを利用すると最大0.85%まで還元率は上がります。
しかし、通常還元率は高還元とはいえません。
海外では利用できない場合がある
JCBプラチナカードは、国内発のJCBが発行しているため海外で利用できない場合があります。
日本国内では利用できる店舗は多くありますが、VISAやMastercardと比較すると海外では対応していない店舗が多いのです。
海外での利用を検討している人は、JCBプラチナカードが利用できるか事前に確認が必要でしょう。
JCBプラチナカードの申し込み方法
JCBプラチナカードの申し込み方法は、以下の3通りです。
会員サイトからの申し込み
JCBカードを所持している人は、会員サイトからJCBプラチナカードへのアップグレードの申し込みができます。
JCBカードの会員であっても、審査を通過しなければアップグレードはできません。
インビテーション
JCBカードゴールドを利用している場合は、会社からJCBプラチナカードのインビテーションが届く場合があります。
インビテーションは、カードの利用実績に応じて会社から届くグレードアップのお知らせです。
インビテーションの条件は公開されていませんが、日ごろからカードを利用している場合は可能性が高くなります。
Webからの申し込み
JCBカードを所持していない人は、Webサイトから申し込みできます。
審査を通過するためにも、必要事項の入力や本人確認書類の提出などに不備がないようしましょう。
JCBプラチナカードの審査期間はどのくらい?
JCBプラチナカードの審査自体は、最短で申し込んだその日に審査結果がわかります。
口コミなどをチェックすると、午前中に申し込みを行い、夜には審査結果が判明したというケースも。
審査基準を満たしており、かつJCBでの利用実績があるなど、自分のスペックに問題が無ければスムーズに審査が進むと言えるでしょう。
JCBプラチナカードの受け取りまでは最短3営業日程度
JCBプラチナカードの受け取り方法は、郵送のみです。
発送にかかる期間などを考慮して、審査申し込みからカードの受け取りまでにかかる期間は、申し込みから最短で3営業日、1週間ほどで手元に届きます。
プラチナカードとゴールドカードの同時申し込みも可能
JCBプラチナを新規に申し込む場合、JCBゴールドカードを同時に申し込むことも出来ます。
この場合、仮もしJCBプラチナの審査に落ちてしまっても、JCBゴールドの審査に通ればJCBゴールドカードが発行することができます。
JCBプラチナカードの審査に通過できる自信がない人は、ゴールドカードも併せて申し込むと良いでしょう。
JCBプラチナカードは申し込み条件を満たすと審査通過は可能
JCBプラチナカードは、プラチナカードでありながら25歳から持つことができる比較的敷居が低いプラチナカードです。
JCBカードはどのステータスのカードであっても、申し込み者の信用性を特に重視して審査を行う傾向にあります。
特にステータスの高いプラチナカードでは、これまでのクレジットカードの利用実績や、JCBカードでの利用実態なども厳しくチェックされます。しっかりと対策を行い、審査に臨むことが大切です。
審査を通過するためには、年収条件などの申し込み条件も確認した上でJCBカードWやJCBゴールドカードなどでクレヒス修行をおこない実績を積み重ねましょう。