住宅ローンのARUHIは、フラット35を中心に取り扱っている金融機関です。
フラット35の利用を検討している人なら、ARUHIの名前を聞いたことがあるでしょう。
今回は、住宅ローンのARUHIの審査について解説していきます。
ARUHIの審査基準や金利はもちろん、付帯可能なサービスから審査に通過するコツまで、詳しく解説していきます。
フラット35の利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

- WEB完結!
- 低金利!
- 保険料支払い0円!
- 実質年率
- 変動金利:年0.41%
- 限度額
- 500万円~1億円(10万円単位)
- 審査時間
- 最短1週間
- 融資時間
- 1か月半
住宅ローンのARUHIとは?
住宅ローンのARUHIは、日本最大手の住宅ローン専門の金融機関です。
銀行ではないので、預金業務は取り扱っていません。
住宅ローンを利用する、というと銀行をイメージする人が多いのではないでしょうか?
ですが、実は住宅ローンは、下記のように銀行以外のさまざまな金融機関でも取り扱っています。
- 住宅ローン専門会社
- クレジットカード会社
- 生命保険会社
住宅ローンのARUHIは、住宅金融支援機構が提供するフラット35の取り扱いシェアで、10年連続ナンバーワンの実績を持っています。
フラット35の利用者の実に4分の1がARUHIで借り入れをしている計算といえば、いかに多くの消費者がARUHIを選んでいるか分かるでしょう。
フラット35とは?
フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して融資をしている住宅ローンです。
住宅金融支援機構と民間金融機関の関係
現在は、民間銀行の住宅ローンを利用するのが一般的になっていますが、一昔前は住宅ローンといえば、国が管轄する住宅金融公庫で全期間固定金利商品を利用するのが普通でした。
しかし、2007年に住宅金融公庫は廃止され、新しく住宅金融支援機構が誕生します。
住宅金融支援機構は住宅金融公庫とは異なり、原則として個人への融資を取り扱いません。
その代わりに、民間金融機関が長期固定金利の住宅ローンを販売しやすいようにサポートするようになったのです。
全期間固定金利の住宅ローンは資金の調達の面でリスクが高いので、民間の金融機関が取り扱うのが難しいといわれます。
そのリスクを、住宅金融支援機構が保証する形で提供を始めたのがフラット35です。
現在、全国で300以上の金融機関がフラット35の販売窓口となっています。
住宅ローンのARUHIも、窓口となっている金融機関のうちの一つです。
フラット35は取扱金融機関ごとに異なる
フラット35は、その名の通り35年間金利が変わらない全期間固定金利型の住宅ローンです。
利用できる人や住宅などの申込条件が共通しているので、どの金融機関で借りても同じように考えてしまいがちですが、窓口となる金融機関によって事務手数料や審査内容などは微妙に違います。
また、フラット35には買取型と保障型があり、それぞれ商品の内容も異なります。
買取型
借り入れ可能金額 | 100万円~8000万円(1万円単位) 建設費または購入価格の90%以内 |
---|---|
団体信用生命保険 |
|
住宅金融支援機構は、金融機関が融資した住宅ローンを買い取って証券化し、投資家から資金を調達します。
- 金利の設定
- 事務手数料の設定
- 本審査
商品に関することはすべて住宅金融支援機構が取り仕切っており、金融機関は主に「窓口」としての役割をします。
保障型
借り入れ可能金額 | ~8000万円(上限は金融機関によって異なる 建設費または購入価格の90%または100%まで | |
---|---|---|
団体信用生命保険 |
|
住宅金融支援機構は、金融機関が融資した住宅ローンの保証会社の役割をします。
- 金利の設定
- 事務手数料の設定
- 本審査
など、商品に関することは主に金融機関が決定するので、商品に特色が出やすいです。
保証型のフラット35を新規で取り扱っている金融機関は10社もありません。
ARUHIでは、保証型のフラット35も取り扱っています。
ARUHIの概要
はじめに、ARUHIの概要について見ていきましょう。
ここでは買取型商品「ARUHIフラット35」の概要をご紹介します。
借入可能金額 | 100万円~8000万円(1万円単位) |
---|---|
事務手数料 | 借入金額の2.2% |
保証料 | 0円 |
返済期間 | 15年以上(※)かつ以下のいずれか短い年数(1年単位)を上限とする
※申込者本人、または連帯債務者が満60歳以上の場合は10年以上 |
繰上げ返済手数料 | 0円 |
住宅ローンのARUHIの金利について
住宅ローンのARUHIには、大きく分けて3種類の商品があります。
- ARUHIフラット35
- ARUHIスーパーフラット
- ARUHI変動S
ここでは、それぞれの商品の特徴と金利について見ていきましょう。
金利は、団体信用生命保険に加入した場合のものを記載しています。
ARUHIフラット35の金利
「ARUHIフラット35」はスタンダードタイプのフラット35、最長35年の全期間固定金利型の住宅ローンです。
団体信用生命保険に加入しない場合は、金利は0.2%マイナスされます。
ARUHIフラット35
最も基本的なフラット35が、「ARUHIフラット35」です。
ARUHIフラット35S
「ARUHIフラット35S」は、住宅金融支援機構が定める基準を満たす優良住宅を購入する場合に、ARUHIフラット35の当初一定期間の金利を引き下げる商品で、種類は2種類あります。
- 当初10年間の金利を引き下げる金利Aプラン
- 当初5年間の金利を引き下げる金利Bプラン
ARUHIフラット35子育て支援型・地域活性化型
「ARUHIフラット35子育て支援型」、「ARUHIフラット35地域活性化型」は、住宅金融支援機構と協定している地方公共団体による財政支援とあわせて、フラット35の当初一定期間の金利を引き下げる商品です。
ARUHIフラット35地域活性化型(地方移住支援)
「ARUHIフラット35地域活性化型(地方移住支援)」は、地方公共団体の移住支援金の交付とセットで、フラット35の借入金利を一定期間引き下げる商品です。
この他にも、ARUHIフラット35には、下記のように、さまざまなプランが用意されています。
- 子育て支援型・地域活性化型+優良住宅
- 子育て支援型・地域活性化型+リノベ
- 地域活性化型(地方移住支援)+優良住宅
- 地域活性化型(地方移住支援)+リノベ
※金利はいずれも2020年10月現在
ARUHIスーパーフラットの金利
「ARUHIスーパーフラット」は、フラット35をベースにしたARUHI独自の商品です。
ARUHIフラット35は「買取型」ですが、ARUHIスーパーフラットは「保証型」で、ARUHIフラット35より低金利で利用できるのが大きな魅力です。
借入期間は15年~35年です。
なお、団体信用生命保険に加入しない場合は、金利は0.28%マイナスされます。
ARUHIスーパーフラット
ARUHIスーパーフラットの後に記されている数字は、「住宅購入価額の何割を借り入れるか」を意味します。
例えば、ARUHIスーパーフラット6なら、自己資金を4割以上用意して、残りの6割以内の金額を借り入れられる商品だということです。
用意できる自己資金が多いほど、数字は小さく、金利は低くなります。
ARUHIスーパーフラットS
「ARUHIスーパーフラットS」は、住宅金融支援機構が定める基準を満たす優良住宅を購入する場合に、ARUHIスーパーフラットの当初一定期間の金利を引き下げる商品です。
種類は下記の2種類があります。
- 当初10年間の金利を引き下げる金利Aプラン
- 当初5年間の金利を引き下げる金利Bプラン
ARUHIスーパーフラットリノベ
「ARUHIスーパーフラットリノベ」は、リノベーションを行う、あるいはリノベーション済み中古住宅を取得する場合に、ARUHIスーパーフラットの金利を一定期間引き下げる商品です。
金利タイプの変更
民間金融機関オリジナルの住宅ローンは、金利状況に合わせて金利タイプを変更できるケースが多いです。
しかし、住宅ローンのARUHIが提供しているフラット35は全期間固定金利型の商品なので、他の金利タイプへの変更はできません。
住宅ローンのARUHIの審査基準
次は、最も気になる住宅ローンのARUHIの審査基準について確認していきましょう。
フラット35は、どの金融機関で申し込みをした場合でも、住宅金融支援機構が定める基準に従って審査が行われます。
ここではフラット35の審査基準をご紹介します。
年齢
ARUHIフラット35は、申込時年齢70歳未満の人(親子リレー返済を利用する場合は70歳以上でも可)が利用できます。
年収
ARUHIフラット35には、最低年収などの条件は設けられていませんが、代わりに返済比率が公表されています。
年収に見合った借入額を設定すれば問題はなく、前年度年収が100万円程度でも借り入れが可能です。
【フラット35の返済比率】
年収 | 基準 |
---|---|
400万円未満 | 30%以下 |
400万円以上 | 35%以下 |
返済比率とは、年収に対する年間返済額の割合のことで、計算方法は下記の通りに求められます。
返済比率=年間返済額÷年収×100
例えば、年収400万円の人が年間返済額120万円で住宅ローンを組むとすると、返済比率は下記の計算式になります。
120万円÷400万円×100=30%
年収400万円の場合のフラット35の返済比率の基準は35%以下ですから、このケースでは基準をクリアしています。
ただし、年間返済額にはフラット35で借り入れる金額だけではなく、すべてのローンやクレジットの返済額を含めなければなりませんので注意が必要です。
雇用形態
民間金融機関の住宅ローンは、正社員でないと審査通過率が一気に低下します。
特に、個人事業主や自営業者は安定した収入がないと判断されやすいため、住宅ローン審査に通過するのが難しいです。
一方、フラット35は公的な住宅ローンとして位置づけられているため、安定した収入があれば申し込み可能で、雇用形態による制約を設けていません。
契約社員や派遣社員、パート、また個人事業主や自営業者でも問題なく利用できます。
勤続年数
民間金融機関の住宅ローンは、勤続年数が短いと審査に申し込みできないこともありますが、フラット35は勤続年数に関する条件は特に設けておらず、転職直後でも申し込み可能です。
個人事業主や自営業者の場合だと、通常の住宅ローン審査では直近3期分の確定申告書の提出を求められますが、ARUHIフラット35なら2期分の確定申告書があれば審査を受けられます。
健康状態
フラット35は、団体信用生命保険への加入を任意としています。
健康状態に不安があり、団体信用生命保険に加入できない人でもフラット35を利用できるのは大きなメリットだといえるでしょう。
ただし、ARUHIフラット35ではワイド団信の取り扱いはありませんので(ARUHIスーパーフラットのみワイド団信の取り扱いあり)、団体信用生命に加入しない場合は、替わりとなる生命保険に加入して万一に備えておくことをおすすめします。
収入合算
フラット35を利用する際には、以下の条件をすべて満たしている一人と収入合算できます。
- 申込者本人の親、子、配偶者等
- 申込時年齢が70歳未満の人
- 申込者本人と同居する人
- 連帯債務者となる人
収入合算できる金額は、合算者の年収の100%までです。
ただし、合算する金額が合算者の年収の50%を超えると、借入期間が短縮されることもありますので注意してください。
対象住宅
申込者本人だけではなく、購入物件に関する条件が設けられている点は、フラット35の大きな特徴だといえます。
購入物件は以下の条件を満たしている必要があります。
- 借り入れの対象となる住宅が、住宅金融支援機構が定めた技術基準に適合すること
- 住宅の床面が以下の基準に適合すること
一戸建て住宅 連続建て住宅 重ね建て住宅 | 70平方メートル以上 |
---|---|
共同建て住宅(マンション) | 30平方メートル以上 |
ARUHI変動金利Sは他の商品と審査基準が異なるので注意!
ARUHI変動Sは、静岡銀行の関連会社である静銀信用保証が保証会社なのでフラット35とは審査基準が大きく異なります。
フラット35よりも審査基準が厳しいようにも思えますが、自営業者の人にとっては魅力的な審査基準となっています。
年齢 | 申込時年齢20歳~65歳未満 |
---|---|
年収 | 前年度年収100万円以上 |
返済比率 | 40%以下 |
雇用形態 | 正社員、自営業者(契約社員、派遣社員、パート、アルバイトは不可) |
健康状態 | ARUHIが指定する団体使用生命保険への加入が必須 |
収入合算 | 合算者年収50万円以上 申込者の年収の50%まで合算可能 |
対象住宅 | 戸建て40平方メートル以上、マンション30平方メートル以上 |
特徴としては、下記のようなものがあります。
- 返済比率の基準は40%以下とかなり高め
- 事前審査から融資実行まで最短で5営業日で非常にスピーディー
住宅ローンのARUHIの審査の流れ
住宅ローンのARUHIの審査の流れをごく簡単にまとめました。
【店頭窓口での申し込み】
- 来店の予約
- 申込書・必要書類の提出
- 審査
- 契約面談
- 借り入れ
店頭窓口でARUHIフラット35の申し込みをする場合、事前審査は最短当日、本審査は最短3営業日で審査結果が出ます。
【WEBでの申し込み】
- ARUHIIDの登録・ログイン
- WEB事前審査申し込み
- WEB本審査申し込み
- 契約の手続き
- 借り入れ
WEBで申し込みをする場合、事前審査は1~2営業日、本審査は1~2週間程度の時間がかかります。
また、ARUHIフラット35をWEB申し込みすると、事務手数料が借入金額×1.1%、つまり通常の半額になります。
かなりお得ですので、ぜひ活用してください。
住宅ローンのARUHIの審査の難易度
フラット35には公的住宅ローンとしての側面があるため、年収や勤続年数などの条件は民間金融機関の住宅ローンと比べてかなり緩やかになっています。
また、民間金融機関の住宅ローン審査では、申込者本人の返済能力が重視されますが、フラット35の審査ではどちらかというと物件に関する条件をより重視しています。
フラット35の審査はだれでも通過できるというものではありませんが、申込者本人の返済能力だけにウェイトを置かない分、民間金融機関の住宅ローンより審査の難易度が低く感じられるのは確かです。
住宅ローンのARUHIはどんな人におすすめ?
住宅ローンのARUHIはどのような人に向いているか、解説していきます。
審査の早いフラット35を利用したい人
フラット35の審査は、民間金融機関の住宅ローン審査より時間がかかることも珍しくありません。
しかし住宅ローンのARUHIは、下記の通り審査時間がかなり短いです。
- 事前審査…最短当日
- 本審査…最短3日
住宅ローンのARUHIは、フラット35を専門に取り扱っている金融機関です。
自行独自の住宅ローン審査もこなしていかなければならない銀行とは、フラット35の審査処理件数や審査スピードが異なるのは当然といえます。
できるだけ審査の早いフラット35を利用したいのなら、ARUHIの利用を検討してみてはいかがでしょうか?
金利の低いフラット35を利用したい人
ARUHIフラット35は、住宅金融支援機構が設定している最低金利を採用しています。
また、ARUHIでは自己資金を多めに用意できる人を対象に、一般的なフラット35よりもさらに金利が低い「ARUHIスーパーフラット」を提供しています。
例えば、物件価格の10%の自己資金があれば、ARUHIフラット35(借入金額9割以下・借入期間21年~35年・団信あり)を金利1.30%で借りられます。
ところが、物件価格の30%の自己資金を用意できれば、ARUHI7(借入金額7割以下・
借入期間21年~35年・団信あり)を金利1.150%で借りられます。
0.15%の金利差は小さいように見えますが、3,000万円を35年間借りるとすると総支払額は100万円近くも違ってきますから、この違いは大きいです。
できるだけ金利の低いフラット35を利用したい、そんな人には住宅ローンのARUHIがおすすめです。
住宅ローンのARUHIの審査に通過するコツ
住宅ローンのARUHIの審査に通過するコツをご紹介します。
信用情報に問題がないか確認しておく
審査の難易度がそれほど高くないというところからきているのか、住宅ローンのARUHIは個人信用情報にもそれほど厳しくないという情報を見かけることがあります。
5年以内に長期延滞や債務整理などの金融事故を起こしていれば、フラット35の審査には通過できませんし、短期間に遅延を何度も繰り返していれば、やはり審査に通過するのは難しいでしょう。
審査基準がいくら緩やかでも、信用情報にキズがあればフラット35の審査には通過できません。
最低でも、下記の3点はクリアしておきたいです
- 3ヶ月以上の長期延滞をしていないこと
- 過去2年以内に遅延を何度も繰り返していないこと
- 直近3ヶ月以内に返済遅れをしていないこと
返済比率を考慮して借入金額を決定する
ARUHIフラット35では返済比率が公表されています。
年収による制約はありませんが、返済比率の基準を超えてしまうと審査を受けられなくなってしまいますので注意が必要です。
ARUHIの公式ページに用意されているシミュレーションで、事前に借り入れ可能金額などしっかり把握しておくことをおすすめします。
ただし、借入希望金額を返済比率の基準ぎりぎりに設定してしまうと、不意の出費が重なったときに返済が厳しくなってしまいます。
ゆとりのある返済計画を立てたうえで申し込みをしてください。
住宅ローンのARUHIの口コミ
住宅ローンのARUHIの口コミを集めてみました。
ARUHIを利用しようか迷っている人は、参考にしてください。
金利の低さで選びました
30代男性(会社員・年収500万円台)
フラット35を利用すると決めていたので、あとはどの金融機関で申し込みをするかでした。
いろいろ調べてみたら、ARUHIはかなり人気もあるようだし、何より金利の低さが決め手になりました。
申込時の対応も非常に丁寧で、安心して手続きを進められました。
ARUHIを選んで正解でしたね。
転職して間もないので…
30代男性(会社員・年収400万円台)
家計の管理のしやすさは結構重要かなと思っていたので、長期固定金利での借り入れを希望していました。
ただ、転職してそれほど日がたっていないこともあり、審査が厳しくないフラット35に申し込むことにしたんです。
ARUHIを選んだのは、フラット35のシェアナンバーワンだと聞いたから。
大きな金額を借りるのだから、信頼されている会社を選びました。
担当者にすすめられました
30代男性(会社員・年収600万円台)
固定金利を予定しているならARUHIのフラット35がもっともおすすめだという住宅販売会社の担当者のすすめで選びました。
確かに金利も安いし、審査期間もかなり短かったです。
繰上げ返済の手数料が無料というのもいいですよね。
満足できる金利で借りられたので、将来金利が上がっても心配ありません。
おわりに
フラット35は1,000以上もの金融機関で取り扱っていますので、どこで申し込みをしようか迷っている人も多いでしょう。
住宅ローンのARUHIではフラット35をメインに扱っていて審査もスピーディーですし、シェアにおいてトップを独走し続けており、信頼面でも折り紙付きです。
できるだけお得にフラット35を利用したい人は、住宅ローンのARUHIの利用を検討してみはいかがでしょうか?