ビュー・スイカカードの特徴を徹底解説!メリット・デメリットや定期券購入のポイント還元率を紹介

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ビュー・スイカカード

JR東日本によると、Suicaの発行枚数は9,200万枚を超えています。

「ビュー・スイカカード」とは、そんなSuicaの機能が付いているクレジットカードです。

定期券の機能もあります。

Suicaをよく利用する人や、定期券で通勤・通学している人におすすめの1枚です。

今回はビュー・スイカカードが気になっている人に向けて、このカードの特徴を徹底解説します。

Suicaにチャージしたときにたまるポイントの還元率や、年会費を無料にする条件はあるのかなど、押さえておくべき特徴を網羅しました。

この記事でわかること

  • ビュー・スイカカードの特徴
  • ビュー・スイカカードのポイント還元率
  • ビュー・スイカカードの年会費を無料にする方法
  • ビュー・スイカカードでためたポイントの使い道
  • ビュー・スイカカードのデメリット
  • ビュー・スイカカードがおすすめな人の特徴

ビュー・スイカカードの基本情報

ビュー・スイカカード

年会費 524円
※家族会員も同じ
国際ブランド VISA、JCB、Mastercard
ポイント還元率 通常:1,000円につき5ポイント(0.5%)
Suicaチャージ:1,000円につき15ポイント(1.5%)
たまるポイント JRA POINT
ポイントの価値 1ポイント1円
※Suicaチャージに利用する場合
付帯機能 Suica
定期券
付帯保険 国内旅行傷害保険
海外旅行傷害保険
入会資格 18歳以上
学生可
審査・発行にかかる時間 通常1~2週間
家族カード枚数 9枚まで
ETCカード 524円
※年1回利用すれば年会費無料

ビュー・スイカカードは、JR東日本運営のビューカードが発行しているので、JR東日本関連のサービスを利用したときのポイント還元率の高さが特徴となっています。

Suicaや定期券と、クレジットカードの機能が一体化したカードです。

Suicaの残額が設定した金額以下になると、ビュー・スイカカードにオートチャージされます。

ビュー・スイカカードを持っていれば、毎回Suicaに自分でチャージする手間がかかりません。

Suicaの残高不足によって、改札で止められる心配もなくなります。

さらにSuicaにオートチャージしたとき、1,000円につき15ポイントの「JRA POINT」が還元される点も大きな魅力です。

ビュー・スイカカードの年会費

ビュー・スイカカードの年会費は、524円です。

家族会員も524円の年会費がかかります。

ビュー・スイカカードの年会費を無料にする方法はありません。

年会費以上のポイントをためないと、損をする可能性があります。

なお「ビックカメラ Suicaカード」なら、年1回の利用で、年会費が無料になります。

ビュー・スイカカードのポイント還元率

利用項目 ポイント還元率
通常の買い物 0.5%
Suicaのオートチャージ・チャージ 1.5%
モバイルSuicaで定期券を購入 3%
みどりの窓口や券売機で定期券を購入 0.5%
モバイルSuicaでグリーン券を購入 3%
えきねっとでJRの切符(新幹線含む)を予約 3%
JR東日本の通販サイト「JRE MALL」で買い物 最大3.5%

ビュー・スイカカードのポイント還元率は、通常の買い物なら0.5%、Suicaへのオートチャージなら1.5%です。

  • 通常の買い物…1,000円につき5ポイント
  • Suicaへのオートチャージ…1,000円につき15ポイント

また、モバイルSuica定期券を購入するとき、ビュー・スイカカードで決済すると、通常の2%の購入ポイントとは別に、3%のポイントが付与されます。

さらに「えきねっと」で新幹線eチケットを予約するとき、ビュー・スイカカードで決済すると、通常付与される2%のポイントとは別に、3%のポイントが還元されます。

他にもモバイルSuicaでのグリーン券の購入、JR東日本の通販サイト「JRE MALL」での買い物などでも、3%以上のポイント還元を受けることが可能です。

ビュー・スイカカードの申込資格

ビュー・スイカカードの申込資格は、日本国内に住んでいて、電話連絡が取れる満18歳以上です。

ただし高校生は申し込みできません。

会員タイプ 申し込み条件
本人会員 ※高校生不可
電話連絡が取れる
日本国内に住んでいる
家族会員 ※高校生不可
同姓の配偶者・両親・子ども
本人会員と生計を共にしている

この条件を満たしていないと審査に落ちてしまいます。

なお大学生や主婦、正社員以外のフリーターでも申込資格があります。

ビュー・スイカカードの付帯保険

ビュー・スイカカードには、国内・海外の旅行傷害保険が無料で付帯しています。

  • 国内旅行の保障額:最高1,000万円
  • 海外旅行の保障額:最高500万円

ビュー・スイカカードの特徴

気になるビュー・スイカカードの特徴を解説します。

  • Suica・定期券・クレジットカードの3つの役割がある
  • Suicaに自分でチャージする必要がない
  • オートチャージなら月3,000円の利用で年会費の元が取れる
  • JRE POINTカードの機能がある
  • ためたポイントはSuicaにチャージできる

Suica・定期券・クレジットカードの3つの役割がある

ビュー・スイカカードには、Suicaと定期券の機能を両方付けられます。

Suica・定期券・クレジットカードの3つの役割を担ってくれる、便利な1枚です。

Suicaはコンビニや自動販売機でのタッチ決済にも対応しています。

駅の自動改札機だけではなく、日常の買い物でも簡単・気軽にポイントをためることが可能です。

定期券の機能がある貴重なクレジットカード

Suicaとクレジットカードが1枚になった「ビューカード」は、全部で14種類あります。

たとえばルミネカードや、ビックカメラSuicaカードなどです。

しかし定期券の機能があるのは、ビューカードのうち、次の4枚だけに限られます。

  • 「ビュー・スイカ」カード
  • ルミネカード
  • JRE CARD
  • ビューゴールドプラスカード

ビュー・スイカカードは、定期券の機能を併せ持つ貴重なクレジットカードです。

Suicaに自分でチャージする必要がない

ビュー・スイカカードには、Suicaのオートチャージ機能があります。

Suicaにオートチャージできるクレジットカードは、「ビューカード」だけです。

初期設定では、チャージ残高が1,000円以下になると、自動的に3,000円がチャージされます。

自分でチャージする必要がありません。

残高不足によって自動改札機で止められる心配もなくなります。

「Suicaの残高が〇円以下になったらチャージ」という設定は、後からでも変更可能です。

あらゆるSuicaにオートチャージできる

ApplePayに登録したSuicaやモバイルSuica、プラスチック製のSuicaなどは、残高が足りなくなったら、アプリや駅の券売機で手動チャージしなければなりません。

しかしビュー・スイカカードがあれば、両者を紐付けておくだけで、オートチャージが可能です。

基本的にはあらゆるSuicaが、ビュー・スイカカードからのオートチャージに対応しています。

Suicaの種類問わず、ビュー・スイカカードからのオートチャージでポイントが還元される点も魅力です。

Suicaにオートチャージできるのは、ビュー・スイカカードをはじめとした「ビューカード」のみとなっています。

オートチャージなら月3,000円の利用で年会費の元が取れる

ビュー・スイカカードを作るかどうか検討するうえで、もっとも気になるのは、524円の年会費の元を取れるのかという点でしょう。

ビュー・スイカカードの年会費の元を取るには、年に524ポイントためる必要があります。

利用方法 元が取れる金額
Suicaへのオートチャージ 年平均36,000円以上
※月平均3,000円以上
モバイルSuica定期券の購入 年11,000円以上

ビュー・スイカカードをSuicaへのオートチャージだけで利用する場合、月平均3,000円以上、年平均36,000円以上利用すると、年会費の元が取れます。

モバイルSuica定期券の購入では、年11,000円以上の購入をすると、年会費以上のポイントを獲得できる計算です。

JRE POINTカードの機能がある

ビュー・スイカカードには、JRE POINTカードの機能があります。

JREポイント加盟店のマークがあるお店で、ビュー・スイカカードを提示すると、100円につき1ポイントが付与されるのです。

JREポイント加盟店は、おもにJRの駅ビルに入っているお店となっています。

対象店舗の例

  • アトレ
  • ペリエ
  • エスパル
  • アトレヴィ
  • リビット

JREポイント加盟店でビュー・スイカカード決済をすれば、ポイントの二重取りが可能です。

この場合、ポイント還元率は合計1.5%(通常の買い物の0.5%+JREポイント加盟店の1.0%)になります。

Suica決済ができるお店なら、ポイント還元率は2.5%(チャージ・オートチャージの1.5%+JREポイント加盟店の1.0%)です。

ためたポイントはSuicaにチャージできる

ためたJRE POINTは、1ポイント=1円分としてSuicaにチャージできます。

電車に乗ってためたポイントを、電車に乗るために活用可能です。

ポイントの使い道に困りません。

またJRE POINT加盟店(アトレやエキュートなど)での買い物でも、1Pt=1円として支払いに使えます。

ビュー・スイカカードのデメリット

Suicaへのチャージでポイントが効率的にたまるビュー・スイカカードですが、知っておくべきデメリットもあります。

  • 年会費が524円かかる
  • 付帯保険が国内・海外の傷害保険だけ
  • 通常の買い物のポイント還元率は0.5%と低め

年会費が524円かかる

ビュー・スイカカードの年会費は、本会員も家族会員も、524円です。

最近は年会費無料のクレジットカードや、条件を満たせば年会費が無料になるクレジットカードも多く見られます。

しかしビュー・スイカカードの年会費を無料にする方法はありません。

年に524ポイント以上ためないと、損をしてしまいます。

電車に乗る回数が少ない人や、クレジットカードで買い物をする頻度が低い人は、元を取れそうか確認したうえで作成しましょう。

ビックカメラ Suicaカードなら年会費無料

年会費が気になる人向けの裏技として、ビュー・スイカカードではなく、年1回の利用で年会費が無料になる「ビックカメラ Suicaカード」で代用する方法があります。

ビックカメラ Suicaカードでも、Suicaへのオートチャージで1.5%のポイントが還元される点は同じです。

ただしビックカメラ Suicaカードに定期券の機能はありません。

定期券の購入でポイントをためたい人は、注意が必要です。

JR東日本沿線しかオートチャージに対応していない

ビュー・スイカカードでSuicaにオートチャージできるのは、JR東日本沿線だけです。

オートチャージを利用できるエリア

  • 首都圏Suica・PASMOエリア
  • 仙台エリア
  • 新潟エリア
  • 青森エリア
  • 盛岡エリア
  • 秋田エリア

JR西日本の沿線や、その他のエリアでは、オートチャージできません。

対象外の地域に住んでいると、ビュー・スイカカードを利用するメリットが半減してしまいます。

付帯保険が国内・海外の傷害保険だけ

ビュー・スイカカードには、国内・海外の旅行傷害保険が無料で付帯しています。

  • 国内旅行の保障額:最高1,000万円
  • 海外旅行の保障額:最高500万円

ショッピング保険やその他の保険が付帯しているクレジットカードもありますが、ビュー・スイカカードには国内・海外の傷害保険しか付帯していません。

また国内旅行傷害保険は、保障の範囲がやや狭くなっています。

出発~到着駅の改札を出るまでの区間しか保障の対象になりません。

また保障を受けるには、ビュー・スイカカードできっぷや旅行商品を購入する必要があります。

通常の買い物のポイント還元率は0.5%と低め

ビュー・スイカカードは、通常の買い物のポイント還元率が0.5%と低めです。

ビュー・スイカカードは年会費が524円発生しますが、年会費無料のクレジットカードの中には、通常の買い物で1.0%のポイント還元が受けられるものもあります。

とはいえSuicaへのオートチャージのポイント還元率は、1.5%と高いです。

 

通常の買い物では他のクレジットカード、Suicaへのチャージや新幹線の予約、グリーン券の購入にはビュー・スイカカードを使うと、効率的にポイントがたまります。

ビュー・スイカカードがおすすめの人の特徴

ビュー・スイカカードは、特に以下のような方におすすめです。

  • 通勤・通学などでよくSuicaを利用している人
  • 新幹線のチケットやグリーン券をよく購入する人
  • オートチャージ対象エリアに住んでいる人

通勤・通学などでよくSuicaを利用している人

通勤・通学などでよくSuicaを利用する方にとって、ビュー・スイカカードはコストを抑えつつ便利に利用できるメリットがあります。

ビュー・スイカカードを持っていると、Suicaのオートチャージ機能を利用可能です。

定期的にチャージする手間が省けます。

さらに、毎月3,000円以上オートチャージすることで、年間で年会費以上のポイントを獲得できる点も魅力です。

モバイルSuicaで年間11,000円以上の定期券を購入すれば、それだけで年会費を上回るポイントが得られます。

たまに電車やバスに乗るときにSuicaを使う程度の人は、年会費を上回るポイントの獲得が難しい場合もあります。

新幹線のチケットやグリーン券をよく購入する人

ビュー・スイカカードは、新幹線のチケットやグリーン券を購入したときのポイント還元率の高さが特徴です。

新幹線のチケットやグリーン券をよく購入する人は、効率的にポイントをためられます。

オートチャージ対象エリアに住んでいる人

ビュー・スイカカードのオートチャージ機能は、全国のすべての駅で利用できるわけではありません。

オートチャージを利用できるエリアは、次の通りです。

  • 首都圏Suica・PASMOエリア
  • 仙台エリア
  • 新潟エリア
  • 青森エリア
  • 盛岡エリア
  • 秋田エリア

利用可能エリア内で生活している人におすすめです。

なお一部のバスでも、バス車載器にタッチして降車する際に、オートチャージができます。

ビュー・スイカカードとビューゴールドプラスカードの違い

ビュー・スイカカードのワンランク上のクレジットカードとして、「ビューゴールドプラスカード」があります。

ビューゴールドプラスカードも、ビュー・スイカカードと同じ次の特徴を持つクレジットカードです。

  • Suicaと定期券が一体化している
  • オートチャージ機能付き

しかし両者には、年会費や付帯保険の違いがあります。

年会費の違い

ビュー・スイカカード 524円
ビューゴールドプラスカード 11,000円

ビューゴールドプラスカードは、11,000円の年会費がかかります。

ゴールドカードとしては特別高くありません。

ポイント還元率の違い

ビュー・スイカカードとビューゴールドプラスカードは、ポイント還元率が同じです。

ビューゴールドプラスカードでも、通常の買い物のポイント還元率は0.5%となっています。

Suicaへのチャージで1.5%のポイントがたまる点も同じです。

付帯サービスの違い

ビューゴールドプラスカードを選ぶメリットは、次の2点です。

  • 入会特典として5000ポイントがもらえる
  • 年間100万円以上利用すると、毎年5000ポイントがもらえる

また通常のビュー・スイカカードより、付帯している旅行保険の内容が充実しています。

ビュー・スイカカードにはない、空港のラウンジサービスや手荷物サービスがある点も特徴です。

  • 「海外旅行傷害保険」の最高補償額が5000万円
  • 家族カードは1枚まで年会費無料
  • 空港のラウンジサービス
  • 手荷物サービス

ビューゴールドプラスカードは、「年間100万円以上」の壁を超えられそうな人におすすめとなっています。

年間100万円以上の壁を超えられそうにないなら、年会費が安いビュー・スイカカードを選ぶといいでしょう。

ビュー・スイカカードの最大の特長はオートチャージとJR東日本関連のポイント還元率の高さ

最後に、ビュー・スイカカードの特徴をまとめます。

この記事の結論

  • ビュー・スイカカードの特徴は、オートチャージ機能と、JR東日本関連サービスを利用したときのポイント還元率の高さ。
  • ビュー・スイカカードのポイント還元率は、Suicaへのチャージなら1.5%、通常の買い物なら0.5%。
  • モバイルSuica定期券や新幹線チケットの購入では、最大5%のポイントが還元される。
  • ビュー・スイカカードの年会費を無料にする方法はない。必ず524円の元が取れるか確認する。
  • ビックカメラSuicaカードなら年会費無料。しかし定期券の機能はないので注意。
  • ビュー・スイカカードはオートチャージ機能の対象エリアに住んでいる人や、Suicaをよく利用する人におすすめ
ビュー・スイカカードの最大の特徴は、便利なオートチャージ機能と、JR東日本関連サービスを利用したときのポイント還元率の高さです。
よくSuicaを使う人におすすめですが、条件を満たせば年会費が無料になるタイプのクレジットカードではありません。
ポイントで元を取りたい場合、年に524ポイント以上ためられそうか確認して作成することをおすすめします。