デイトレードは少額からが良い?メリット・デメリットを解説

デイトレードは少額からが良い?メリット・デメリットを解説

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投資

デイトレードとは簡単に言うと、1日で株式などの売買を完結させる取引方法のことを指します。

その日のうちに決済まで完結しスピーディな判断力が必要となることから初心者にとってはやや難しい面もありますが、注目されているのも事実です。

そこで今回は、デイトレードについて知っておきたい基礎知識やメリット・デメリットについて解説します。

デイトレードに興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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デイトレードとは?

デイトレードとは先ほど述べたように、1日のうちに売買を完結させる取引方法のことで、株式やFX、先物取引などでもデイトレードはできます。

デイトレードは基本的に短期間の取引となり、どちらかというと投資よりもギャンブル的要素が強いといわれています。

デイトレードをおこなう人のことを「デイトレーダー」と呼ばれ、1日に何度も売買をします。

もちろんすべての取引で利益を生み出せるわけではなく、損失を生むことも少なくありません。

デイトレードで重要なのは小さな利益を積み重ねていくことであり、損失分は素早く損切りする判断力が必要です。

またデイトレードのなかでもとくに数秒単位で売買することを「スキャルピング」といい、より素早い判断力が求められます。

レバレッジ取引とは?

仮想通貨やFXなどの差金決済取引の一種で、証拠金を元に預入金額以上の取引をおこなうことを指します。

たとえば10万円の投資資金に10倍のレバレッジをかけると、100万円分の取引ができます。

少額の資金でも大きな利益を獲得できるメリットがありますが、その分損失も大きくなるといったデメリットもあるので注意しなければいけません。

デイトレードの始め方

ここでは、デイトレードの始め方についてご紹介します。

デイトレードの流れは以下の通りとなります。

  1. 口座を開設する
  2. 資金を入金
  3. 環境を整える
  4. 取引開始
  5. 信用口座を開設

➀口座を開設する

デイトレードを始めるにはまず、証券会社に口座開設します。

通常デイトレードは1日に何度も取引をおこなうため、なるべく売買手数料が安く抑えられるのネット証券がおすすめです。

口座開設はWEBから簡単にでき、郵送でIDとパスワードが届くのでログインすれば始められます。

口座開設も維持費もかからないのでまずは開設しておくといいでしょう。

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②資金を入金

証券会社で口座開設をすれば、つぎに口座に資金を入金します。

証券会社によっては銀行口座と連携できるものがあったり、普通預金金利が上乗せされる特典が付くものもあるので、いくつかの証券会社を比較しながら決めることをおすすめします。

なお入金する資金についてはデイトレードの場合だと、最低でも50万~100万円程度あるのが望ましいでしょう。

③環境を整える

デイトレーダーというと何台ものモニターを持つ必要があると思いがちですが、スマホ1台とパソコン1台あれば十分できます。

さらに証券会社が提供している取引ツールやアプリを活用すると、より取引が円滑に進みやすいでしょう。

④取引開始

証券会社の口座開設と環境を整えれば、実際に取引を開始します。

デイトレードでは損切りのタイミングが何よりも重要だとされています。

とくに初心者は株価が下がってもなかなか売れずに結果的に大きな損失を被ってしまうことがあり、すぐに損切りしてしまっても利益につながりにくい傾向にあります。

最初から完璧にトレードができるわけではないので、まずは少額の株から購入し値動きをしばらく見てみるのがおすすめです。

たとえば、1分足チャート、5分足チャート、板情報など、各種情報を観察すると徐々にわかってくるはずです。

なお東京株式市場の取引時間の場合だと、平日の午前9時~11時半まで(前場)、午後12時半~3時まで(後場)となっています。

またとくに開始直後の9時~10時頃は値動きが大きいとされており、この1時間のみ活動するデイトレーダーも少なくありません。

しかし取引時間中モニターに張り付いているのは心身ともに大変なので、あくまでも自身のライフスタイルに合わせて無理のない範囲でおこなうことが大事です。

⑤信用口座を開設

ある程度取引に慣れたら、信用口座を開設します。

信用口座を開設するには一定の資金や投資経験が必要となりますが、信用口座を開設すると空売りができるようになるといったメリットがあります。

通常の現物取引だと安い時に購入して高い時に売るがマストですが、空売りでは高い時に売って安い時に購入するといった逆方向のアプローチでも利益が得られる可能性も。

空売りはデイトレードには欠かせない戦略なので、慣れてきたタイミングで少しずつ慣れていくといいでしょう。

デイトレードのメリット

デイトレードには以下のメリットがあります。

  • 1日のうちに利益が確定する
  • 知識がなくてもチャンスがある

1日のうちに利益が確定する

デイトレードのメリットは一日で取引が完結することが挙げられます。

その日の利益が当日中に確定するため、翌日まで持ち越して痛手を被るリスクを軽減できますし、取引時間外も必要以上に気にする必要がありません。

また株には値幅制限があり、一日で動く株価の幅があらかじめ決まっています。

ストップ安以上には株価が下がらないので、最悪の場合でも損失を抑えられることもメリットだといえるでしょう。

知識がなくてもチャンスがある

先にも述べたように、デイトレードは知識や勉強などよりも、どちらかというとギャンブル性やゲーム性が強いめんがあります。

したがって、投資初心者や投資に関する知識がなくても利益を得られやすいといったメリットがあります。

ただし、まったく何も知識がない状態から始めるのは危険です。

最低でも株価チャートの動きを分析したり、トレンドやパターンを読み取る「テクニカル分析」の知識は持っておくといいでしょう。

さらにデイトレードに合った銘柄を選択することも大切です。

株投資でも円相場に関連する株もあるので、幅広い視野があるとなおいいでしょう。

デイトレードのデメリット

デイトレードにはメリットもありますが、デメリットや気を付けなければいけない点もあります。

そこでここでは、デイトレードのデメリットについていくつかご紹介します。

  • 手数料がかかる
  • 身体的・精神的負担が大きい
  • 大きな損失を生むこともある

手数料がかかる

先にも述べたように、デイトレードは1日に何度も売買するため、売買手数料がかかるといったデメリットがあります。

なるべく手数料を抑えたいといった方は、証券会社の中でもなるべく安いところを選ぶか、もしくは手数料が定額のコースお選ぶのがいいでしょう。

手数料定額のコースであれば何度取引しても、1日の約定代金の合計で手数料が算出されます。

また仮想通貨をデイトレードする場合も取引所によって手数料が異なるので注意が必要です。

取引手数料は無料といったとしても、出金・入金手数料や送金手数料がかかる可能性もあるので、仮想通貨取引所を選ぶ際は事前に手数料の種類と金額をチェックしておくといいでしょう。

身体的・精神的負担が大きい

市場が開いている間ずっとモニターに張り付くといった場合、やはり身体的・精神的負担はかなり大きくなります。

モニターを見ている時は基本ずっと緊張状態が続くため、人によっては合わないなんてことも。

しかしデイトレードは反対に、「数時間など短時間のみ集中しておけばいいから楽である」と考える人も中にはいます。

デイトレードといってもさまざまな手法があるので、ほかに仕事をしている人こそ自分に合ったやり方を見つけてみるのが大事です。

大きな損失を生むこともある

デイトレードはうまくいけば短時間で利益を生み出せる反面、短期間で大きな損失を生むこともあります。

なぜならデイトレードは信用取引やレバレッジ取引を利用する傾向が強いからです。

したがって初心者は特に、大きめの額から手を出すのではなくまずは少額から始めるのがいいでしょう。

デイトレードに向いている人の特徴

デイトレードに向いている人はまず、平日の日中に取引ができる人が向いているでしょう。

なぜなら一般的に株の売買でデイトレードする場合、平日の9時~15時がメインとなるからです。

なかには夜間取引ができる日経平均先物でデイトレードできるものもありますが、やはり頻繁売り買いが行われているのは上記の時間帯です。

逆に、日中の取引ができない人はデイトレードではなく、数日間~数週間単位で取引がおこなわれる「スイングデード」もしくは「中長期の取引」がおすすめ。

またデイトレードは注文を出すのに瞬時の判断力が必要となるため、優柔不断な人は向かないかもしれません。

デイトレードのおすすめの銘柄

デイトレードに向いている銘柄にはいくつかの特徴があります。

一般的にデイトレードにおすすめの銘柄には以下の共通点があるとされています。

  • 値動きが大きい
  • 売り買いが頻繁におこなわれている
  • ランキング上位の銘柄を選ぶ

値動きが大きい

デイトレードは1日のうちに売買を完結させるので、値動きが大きいものを選んだほうがいいでしょう。

反対に値動きのない銘柄だと利益も損失も出ないまま終わってしまうおそれがあります。

売り買いが頻繁におこなわれている

デイトレードの銘柄を選ぶ際は、なるべく売り買いが頻繁におこなわれているものを選ぶといいでしょう。

株の注文状況については「板情報」で確認できます。

反対に注文があまり行われていないとなるとそもそも売買が成立しないだけではなく、購入したとしても利益確定や損切ができなくなってしまうこともあります。

ランキング上位の銘柄を選ぶ

ランキングとは、値動きが大きい株や売り買いが頻繁におこなわれている株を探すのに役立つといわれています。

なぜなら、ランキング上位の銘柄はそれだけたくさんの人が注目しているので、今後さらに活況になる可能性が極めて高いからです。

その日の出来高ランキングや値上がり、値下がりランキングは、各証券会社のマイページから確認できます。

はじめてデイトレードをするならまずは少額からがおすすめ!

今回は、デイトレードについて知っておきたい基礎知識やメリット・デメリットについて解説してきました。

デイトレードは1日のうちに売買を完結させる取引方法で、ハイリターンではありますがハイリスクでもあるので注意が必要です。

投資初心者からいきなりデイトレードをはじめるのはかなりハードルが高く、まずは少額から売買するのがおすすめです。

またデイトレードは平日の日中が取引のメインとなるため、メインの時間帯にいかにチェックできるかも重要。

実際にデイトレードを始める前にまず、1万円未満の少ない資金からできる「ミニ株」から始めるのもひとつです。

今回の記事を参考に、自分にライフスタイルにあったデイトレードを始めてみてください。

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