2023年3月末に実施された一般社団法人日本クレジット協会の「クレジットカード発行枚数調査結果」によると、国内では1年間で30,860万枚のクレジットカード発行されています。
この中でもブラックカードは、最高位のステータスを持つクレジットカードです。
一般、ゴールド、プラチナカードより上位に位置します。
ブラックカードは高額な年会費があるほか、基本的に銀行からの紹介を受けた人だけが申し込める点が大きな特徴です。
また、これに見合った豊富な特典やサービスが提供されます。
具体的な特典やサービス内容はカード会社によって異なり、ブラックカードの情報は一般にはあまり公開されていないため、その詳細は限られた情報からの推測に依存します。
利用限度額が無制限であったり、プライベートジェットのレンタルなど、特別なサービスが提供されることもあります。
今回は、そんなブラックカードの中でも、どこがおすすめなのかを徹底解説していきます。
ブラックカードとは
ブラックカードは、クレジットカードのグレードにおいて、最高ランクのカードのこと。
- 年会費
- 審査難易度
2項目とも最高ランクに設定されており、誰でも持てるカードではありません。
ほとんどの人が誰でも持てる「一般カード」とは異なり、「ゴールドカード」は高い基準を満たした人しか持てないカードです。
年会費も高いのが特徴で、3万円~30万円程度と高額。
カードを持つだけでもお金がかかるので、高所得者の方が持つ傾向にあります。
年会費は高いですが「特典が豊富」であったり、「利用限度額が高い」のが魅力です。
年会費が高い分、特典も受けられるのが魅力。
ブラックカードで受けられる特典【事例集】
特典としては、下記のような事例があります。
- 旅行や出張時のケガに対する保険
- コンシェルジュサービス(チケット手配や宿泊施設の予約など)
- プレゼントの贈呈
- 空港のラウンジエリアの利用
- 宿泊施設やレストランなどでの優待サービス
どれも自分に特別感を感じられる特典です。
これらの特典を受けたい人に、需要のあるカードとなっております。
特典目的以外に、ステータスの高さの証明として持たれる方もいらっしゃいます。
おすすめのブラックカード6選
ここからは、国際ブランド各社や一部のカード会社から発行されている6種類のブラックカードについて紹介します。
また下記表は、今回取り上げるブラックカードの基本情報をまとめたものになります。
ブラックカード | セゾンダイヤモンド・アメックスカード | アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード | ラグジュアリーカードマスターカードBlack Card | JCBザ・クラス | 楽天ブラックカード | ダイナースクラブプレミアム |
---|---|---|---|---|---|---|
年会費 | 242,000円 | 550,000円 | 110,000円 | 55,000円 | 33,000円 | 143,000円 |
基本ポイント還元率 | 1.00% | 0.50% | 1.25% | 0.50% | 1.00% | 0.50% |
限度額 | ー | なし | なし | ー | 300万円~1,000万円 | 一律の制限なし |
付帯保険 | 国内・海外旅行保険 ショッピング保険 ゴルファー保険 |
国内・海外旅行保険 ショッピング保険 |
国内・海外旅行保険 ショッピング保険 |
国内・海外旅行保険 ショッピング保険 JCBスマートフォン保険 ゴルファー保険 国内・海外航空機遅延保険 |
国内・海外旅行保険 ショッピング保険 |
国内・海外旅行保険 ショッピング保険 |
コンシェルジュ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
無料の空港ラウンジ | 1,300箇所以上 | 1,300箇所以上 | 1,300箇所以上 | 1,300箇所以上 | 1,300箇所以上 | 1,300箇所以上 |
家族カード | 年会費無料 | 4枚まで年会費無料 | 年会費:27,500円 | 8枚まで年会費無料 | 2枚まで年会費無料 | 年会費無料 |
発行 | 招待制 | 招待制 | 申し込み可能 20歳以上 |
招待制 | 招待制 | 招待制 |
セゾンダイヤモンド・アメックスカード
年会費 | 242,000円(税込) |
---|---|
国際ブランド | アメックス |
基本ポイント還元率 | 1.00% |
ポイント有効期限 | 永久不滅 |
ポイントの使い道 | 「STOREE SAISON」で商品交換、Amazonギフトカード、月々の支払いなど |
JALマイル | 1,000円利用ごとに10マイル(還元率1%) 2,000円利用ごとに貯まる1ポイントを500マイルに交換可能(還元率0.125%) |
限度額 | ー |
付帯保険の種類 | 国内・海外旅行保険 ショッピング保険 ゴルファー保険 など |
旅行傷害保険 | 海外最高1億円 国内最高1億円 |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
コンシェルジュ | ◯ |
無料の空港ラウンジ | 1,300箇所以上 |
専用ラウンジ | × |
ラウンジ家族同伴 | 1名無料 |
家族カード | 年会費無料 |
ETCカード | 年会費無料 |
発行 | 招待制 |
キャッシング | 可能 |
- セゾンダイヤモンドセレクションbyクラブ・コンシェルジュが基本無料
- 家族カードの年会費が基本無料
- 1,000円毎にJALマイルが10ポイントずつ貯まる
セゾンダイヤモンド・アメリカン・エキスプレス・カードは、セゾンアメックスカードの中で最上位に位置づけられるクレジットカードです。
「ブラックカード」という名称ではありませんが、セゾンアメリカン・エキスプレス・カードの中ではブラックカードにあたります。
このカードの年会費は242,000円(税込)です。
下位カードの「セゾンプラチナ・アメックス」の年会費が22,000円であることを考えると、10倍以上高いということになります。
1,000円利用するごとに2ポイント貯まり、ポイント還元率は1.00%です。
これは、下位カードのセゾンプラチナ・アメックスと同じ還元率ですが、高額な年会費に見合う豊富な特典とサービスが用意されています。
コンシェルジュサービス
アプリから「セゾンダイヤモンド・アメリカン・エキスプレス・コンシェルジュ」に電話すると、以下のコンシェルジュサービスを受けられます。
24時間年中無休で対応してくれるため、緊急時も心強いです。
■コンシェルジュサービスの内容
- 各種予約(レストラン・旅行・宿泊・ゴルフ場)
- 各種チケットの手配(観劇・観戦など)
- ギフトの依頼
- 旅行時に発生したトラブルに関するアドバイス など
ダイニングサービス
セゾンダイヤモンド・アメリカン・エキスプレス・カードを持っていると、通常は入会金22,000円、年会費198,000円かかる「セゾンダイヤモンドセレクションbyクラブ・コンシェルジュ」を、無料で利用できます。
■セゾンダイヤモンドセレクションbyクラブ・コンシェルジュの特典
- 会員制や完全紹介制の飲食店を利用できる
- メルセデス・マイバッハで送ってくれる(対象の飲食店で11万円以上利用した場合)
- YANNMER X47・X39 Express Cruiserの貸し出し など
JALマイルが貯まる
このカードの大きな特徴の一つは、「セゾンマイルクラブ」に無料で加入できることです。
ゴールド会員がセゾンマイルクラブに加入する場合は、4,400円かかりますが、セゾンダイヤモンド・アメリカン・エキスプレス・カードを持っていれば費用が発生しません。
セゾンマイルクラブに登録していると、1,000円利用ごとに10マイル(還元率1%)が貯まります。
このマイルとは別に、2,000円利用ごとに貯まる1ポイントを、500マイルと交換可能(還元率0.125%)です。
マイルを効率的に貯めたい方には、特に魅力的なカードと言えます。
アメリカン・エキスプレス センチュリオン・カード
入会費 | 550,000円(税込) |
---|---|
年会費 | 385,000円(税込) |
国際ブランド | アメックス |
基本ポイント還元率 | 1.00% |
ポイント有効期限 | 無期限 ※ポイント交換1回必要 |
限度額 | なし |
付帯保険の種類 | 旅行傷害保険 キャンセル・プロテクション ショッピングプロテクション ホームウェアプロテクション など |
旅行傷害保険 | 海外最高1億円 国内最高1億円 |
コンシェルジュ | ◯ |
無料の空港ラウンジ | 1,300箇所以上(プライオリティ・パス) |
VIPラウンジ | ◯ |
ラウンジ家族同伴 | ◯ |
家族カード | 4枚まで年会費無料 |
ETCカード | 年会費無料 |
発行 | 招待制 |
デザイン | チタン製 |
- 年会費・入会費に見合った最高峰のサービスが利用できる
- 選ばれた資産家しか持てない入会困難なカードゆえ、信頼性も高い
- 希望次第でカードを強固なチタン製素材にできる
アメリカン・エキスプレス センチュリオン・カードは、ブラックカードの中でも最高峰の1枚です。
持つこと自体がステータスとされており、高所得者にとって憧れの存在として知られています。
このブラックカードの年会費は550,000円(税込)、入会金は385,000円(税込)です。
高額な費用に見合う豪華なサービスと特典が用意されており、その中でも特筆すべきは、限度額が設定されていないことです。
これにより、利用者は高額な決済を容易に行うことができます。
また、センチュリオンカードで貯められるポイントには有効期限がなく、積極的な利用が可能です。
カードの素材はチタン製で、重厚感と高級感が見た目からも感じられます。
センチュリオン・カードは、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの利用者を中心に招待されるシステムを採用しており、招待を受けること自体が特別な体験となります。
VIP待遇が受けられる
- 高級ブティックで貸し切りショッピングができる
- 美術館を貸し切って鑑賞できる
- 都内のプライベートクラブを利用できる
アメリカン・エキスプレスのブラックカード会員は、高級ブティックや美術館の貸し切りも可能です。
さまざまな施設で特別な待遇が受けられます。
旅行関係の特典が充実
アメリカン・エキスプレス・カード全般は、旅行関係の特典が充実しています。
当然ながら、アメリカン・エキスプレス・カードの中でも最高峰の1枚であるセンチュリオン・カードの特典は、下位カードよりも豪華です。
- 空港VIPラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」
- 入国時の出迎え
- 海外では空港~ホテルの無料送迎
- 国内では空港~自宅の無料送迎
- ホテルの客室のアップグレード
- ファーストクラスまたは、スーパーシートプレミアムへアップグレードが可能
ラグジュアリーカード Mastercard Black Card
年会費 | 110,000円(税込) ※初年度55,000円 |
---|---|
国際ブランド | Mastercard |
基本ポイント還元率 | 1.25% |
ポイント有効期限 | – |
交換可能マイル | ANAマイル(1ポイント=3マイル) JALマイル(1ポイント=3マイル) |
限度額 | なし |
付帯保険の種類 | 国内・海外旅行保険 ショッピング保険 など |
旅行傷害保険 | 海外最高1億2,000万円 国内最高1億円 |
コンシェルジュ | ◯ |
無料の空港ラウンジ | 1,300箇所以上(プライオリティ・パス) |
ラウンジ家族同伴 | 1名無料 |
家族カード | 年会費27,500円 ※3枚まで |
ETCカード | 年会費無料 ※発行手数料1,100円 |
発行 | Web申し込み可 |
入会資格 | 20歳以上 |
デザイン | 表⾯:ステンレス製 裏⾯:カーボン製 |
キャッシング | 可能 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ |
貯まるポイント | ラグジュアリー・リワード・ポイント |
- 基本還元率が1.25%と非常に高い
- インビテーション制ではない。誰でも申し込み可能
- 貯まったポイントは様々なマイルに交換できる
ラグジュアリーカード Mastercard Black Cardは、招待制ではなく、自分で申し込みできるブラックカードです。
もちろん誰でも審査に通過するわけではありませんが、招待を待たずにブラックカードを作りたいならおすすめとなっています。
ブラックカードとしては、年会費も110,000円(税込)と安いです。
その分ブラックカードの中ではステータス性が低めだと言えますが、ステンレスとカーボンを使用した金属製で、デザインには高級感があります。
年会費は安いが優待は充実
ブラックカードとしては年会費が安めですが、優待は充実しています。
- 経営者層約6割のラグジュアリーカードのコミュニティに参加できる
- 対象のレストランを予約した場合、リムジンでお迎え(往路片道無料)
- コース料理のアップグレード
- 対象レストランで所定のコースを予約すると、2名のうち1名分が無料
- コンシェルジュがLINEで対応
実用的なブラックカードを探している方におすすめです。
特にコンシェルジュがLINEで対応してくれる点は、ラグジュアリーカードならではのメリットです。
ポイント還元率が高い
ラグジュアリーカード Mastercard Black Cardの基本ポイント還元率は1.25%で、最大還元率は2.75%にも及びます。
また、貯まったポイントは、最大1.5%の還元率でキャッシュバックが可能で、月々の支払いへの充当や登録口座への振込みが選べます。
このカードは、フィラディスワインのお買い物クーポンへの交換で、1ポイントあたり最大11円相当となるなど、多彩な交換オプションを提供しています。
さらに、ANAマイルやJALマイルをはじめとする複数のマイルとの交換も可能です。
JCB ザ・クラス
年会費 | 55,000円(税込) |
---|---|
国際ブランド | JCB |
基本ポイント還元率 | 0.50% |
ポイント有効期限 | ~60ヶ月 |
ポイントの使い道 | 楽天ポイント、Pontaポイント等への交換など |
交換可能マイル | ANAマイル、JALマイル、スカイマイル |
限度額 | ー |
付帯保険の種類 | 国内・海外旅行保険 ショッピング保険 ゴルファー保険 スマートフォン保険 など |
旅行傷害保険 | 海外最高1億円 国内最高1億円 |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
コンシェルジュ | ◯ |
無料の空港ラウンジ | 1,300箇所以上 |
家族カード | 年会費無料 ※8枚まで発行可能 |
ETCカード | 年会費無料 |
発行 | 招待制 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
貯まるポイント | Oki Dokiポイント |
ポイント特約店 | セブン‐イレブン(3倍)、高島屋(3倍)、小田急百貨店(3倍)、ビックカメラ(2倍)、スターバックスカードチャージ(10倍)、Starbucks eGift(20倍)など |
- 24時間365日いつでもザ・クラスコンシェルジュサービスが利用できる
- 年会費が他所に比べて安価
- 厳選された有名レストランのコースメニューが2名以上の利用で1名無料
JCB ザ・クラスは、JCBブランドの中で最も高いステータスを誇るブラックカードです。
このカードは、特に厳選された人々にのみ提供されるインビテーション制で、JCBゴールドやJCBプラチナのカード利用者が対象となります。
年会費は55,000円(税込)と、ブラックカードの中では安価です。
基本ポイント還元率は0.5%ですが、年間の利用額が増えるにしたがってポイント還元率がアップします。
魅力的な8つの特典
JCB ザ・クラスの最大の魅力は、豊富な特典です。
- ザ・クラス メンバーズ・セレクション
- グルメ・ベネフィット
- プライオリティ・パス
- JCBプレミアムステイプラン
- 付帯保険が充実
- ザ・クラス・コンシェルジュデスク
- ザ・クラス 名食倶楽部
- 東京ディズニーリゾート 会員専用ラウンジ
「ザ・クラス メンバーズ・セレクション」は年に1回、旅行券やギフトなどの中から好きな商品をひとつ選び、無料でプレゼントしてもらえるサービスです。
「JCBプレミアムステイプラン」では、国内のホテル・旅館に優待価格で宿泊できます。
ブラックカード会員は、プラチナカード会員は対象外の、スイートルームプランや離れ・特別客室も利用可能です。
24時間365日対応のコンシェルジュサービス「ザ・クラス・コンシェルジュデスク」は、旅行やゴルフ場の予約代行、レストランの予約など、幅広い要望に応えてくれます。
またJCBは東京ディズニーランドと東京ディズニーシーのスポンサーなので、パークで会員専用ラウンジを利用できるのもメリットです。
楽天ブラックカード
年会費 | 33,000円(税込) |
---|---|
国際ブランド | Visa / Mastercard / JCB / American Express |
基本ポイント還元率 | 1.00% |
ポイント有効期限 | なし |
ポイントの使い道 | 楽天ポイント、Pontaポイント等への交換など |
交換可能マイル | ANAマイル、JALマイル、スカイマイル |
限度額 | 300万円~1,000万円 ※審査による |
付帯保険の種類 | 国内・海外旅行保険 ショッピング保険 など |
旅行傷害保険 | 海外最高1億円 国内最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 最高300万円 |
コンシェルジュ | ◯ |
無料の空港ラウンジ | 1,300箇所以上 |
ラウンジ家族同伴 | 2名まで無料 |
家族カード | 年会費無料 ※2枚まで発行可能 |
ETCカード | 年会費無料 |
発行 | 招待制 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ |
貯まるポイント | 楽天ポイント |
ポイント特約店 | セブン‐イレブン(3倍)、高島屋(3倍)、小田急百貨店(3倍)、ビックカメラ(2倍)、スターバックスカードチャージ(10倍)、Starbucks eGift(20倍)など |
- 年会費が33,000円(税込)と比較的安価
- 4つの国際ブランドから選べる
- 楽天市場でポイントいつでも3倍
比較的門戸が広いクレジットカードとして知られている「楽天カード」にも、ブラックカードがあります。
楽天が発行する最上級のクレジットカードで、招待制です。
「楽天カードならブラックカードと言えど、インビテーションの条件が厳しくないのでは」と思うかもしれませんが、実際は決して狙いやすいクレジットカードではないと言われています。
なお、楽天ブラックカードにはWebの申し込みページも存在しますが、「本カードのお申し込み対象は弊社からインビテーションをお送りしたお客様のみ」と明記されているので、注意が必要です。
楽天プレミアムカードからのステップアップをおすすめします。
なお楽天ブラックカードの年会費は33,000円(税込)と、他のブラックカードに比べて比較的手頃です。
基本ポイント還元率は1.0%で、利用限度額は300万円から1,000万円程度となっています。
楽天市場でポイントいつでも3倍
- 楽天市場でポイントいつでも3倍
- プライオリティ・パス
- Hertzレンタカーサービス
- お誕生月特典ポイント1倍
楽天市場では、楽天ブラックカードで買い物をすると、いつもでも3倍のポイントが付与されます。
ポイントが貯まりやすいブラックカードを探している人におすすめです。
また楽天ブラックカードには、専門スタッフによるコンシェルジュサービスが付帯しており、レストランの予約や旅行、エンターテイメント、ゴルフ場の予約代行など、幅広いニーズに応えてくれます。
さらに、国内外の空港ラウンジを同伴者2名まで無料で利用できるサービスや、世界140カ国以上で展開するHertzレンタカーの優待価格利用が可能です。
ダイナースクラブプレミアム
年会費 | 143,000円(税込) |
---|---|
国際ブランド | Diners |
基本ポイント還元率 | 0.50% |
ポイント有効期限 | 無期限 |
ポイントの使い道 | Tポイント、楽天ポイント、dポイント等への交換など |
交換可能マイル | ANAマイル、JALマイル、スカイマイル、マイレージプラス |
限度額 | 一律の制限なし |
付帯保険の種類 | 国内・海外旅行保険 ショッピング保険 ゴルファー保険 など |
旅行傷害保険 | 海外最高1億円 国内最高1億円 |
ショッピング保険 | 最高300万円 |
コンシェルジュ | ◯ |
無料の空港ラウンジ | 1,300箇所以上 |
家族カード | 年会費無料 |
ETCカード | 年会費無料 ※5枚まで発行可能 |
発行 | 招待制 |
スマホ決済 | Apple Pay |
貯まるポイント | ダイナースクラブ リワードポイント |
ポイント特約店 | – |
- TRUST CLUBワールドエリートカードが無料で手に入る
- 食事や旅行で受けられる優待が充実
- ゴルフ関連の優待も多い
ダイナースクラブプレミアムカードは、ダイナースクラブによる最上級ランクのブラックカードです。
招待制のブラックカードであり、インビテーションを受けるには、下位カードの継続的な利用が求められます。
招待条件は非公開です。
このカードの年会費は143,000円(税込)で、1ポイント0.5円の価値がある「ダイナースクラブ リワードポイント」が、100円で1ポイント貯まります。
プライオリティ・パスやTRUST CLUBワールドエリートカードが付帯
ダイナースクラブプレミアムカードはポイント還元率がそこまで高くないため、優待目的の人におすすめです。
次の通り、豊富な特典が付帯しています。
- TRUST CLUBワールドエリートカード
- プライオリティ・パス
- プレミアムエグゼクティブダイニング
- 銀座プレミアムラウンジ
- プレミアム専用デスク
- プライベートレッスン優待や保険などゴルフ関連の優待
ダイナースクラブプレミアムカードの会員は、通常年会費143,000円(税込)のTRUST CLUBワールドエリートカードが無料で手に入ります。
ステータス性が高いカードを同時に2枚も所有できる点が魅力です。
プレミアムエグゼクティブダイニングでは、対象のレストランを2名以上で利用する際、1名分のコース料金が無料となります。
また、24時間対応のコンシェルジュサービスが利用者のさまざまなニーズに応えてくれる点も魅力です。
また、ダイナースクラブ銀座プレミアムラウンジも利用できます。
日常に高級感と快適さを提供してくれる、おすすめのブラックカードです。
ブラックカードを持つメリット
ご存じの通り、ブラックカードは、クレジットカードのランクの最上位に位置するカードです。
その特徴ゆえ、社会的信用が高いだけじゃなく、カードを持つことで利用できる特別なサービスを受けることもできます。
ここでは、ブラックカードを持つ特徴を基に所有するメリットについて紹介します。
- ステータスの高さ
- 充実した特典サービスが満載
- 利用限度額が大きい
ステータスの高さ
ブラックカードはクレジットカードのランクの中で最上位に位置し、持つこと自体が一定の社会的地位や年収を示唆します。
「お金持ち」や「高級」というイメージが強いです。
金属素材を使用した重厚なデザインが、そのステータスをさらに強調します。
充実した特典サービスが満載
ブラックカードの特典は質が高く、その種類は豊富です。
プラチナカードやゴールドカードにも、提供される一般的なコンシェルジュサービスとは異なります。
これらのサービスは、持ち主のライフスタイルをさらに豊かにし、非日常的な体験を提供します。
利用限度額が大きい
ブラックカードは利用限度額が非常に高く設定されています。
多くのカードは数百万から数千万円の範囲で、中には利用限度額が設定されていないカードも存在します。
この高い利用限度額は、持ち主が信頼されている証であり、大きな支出でも容易に処理できる利便性を提供します。
ブラックカードを持つデメリット
様々なメリットがあるブラックカードですが、デメリットも存在します。
ここでは、ブラックカードのデメリットを解説します。
- 年会費が高い
- インビテーションからしか作れない
年会費が高い
ブラックカードはゴールドカードやプラチナカードよりも、ワンランク上のカードです。
様々な特典が受けられますがその分、年会費が高額になっています。
特典サービスを十分に活用しなければ、年会費の元を取れない恐れがあります。
ブラックカードへ変更を考えている方は、下記のポイントに考慮し慎重に検討しましょう。
インビテーションからしか作れない
ブラックカードは、一般的カードよりも作成が難しいです。
公式サイトから作成はできず、作成するにはカード会社から招待を受ける必要があります。
この招待制をインビテーション制といい、厳選された方しか招待を受けられません。
インビテーションを受けるためには、下記の条件を満たす必要があります。
ブラックカードはステータスの高いカードですが、取得するためには高いハードルを越える必要があります。
年会費も高額となっているため、取得の際には慎重に検討しましょう。
ブラックカードの選び方
一部のブラックカードを除いて、ブラックカードを発行するにはカードを発行しているカード会社から発行に関する招待状を受け取る以外、取得する方法がありません。
もちろん、すべてのカード会社がブラックカードを発行しているわけではありません。
ここでは、ブラックカードを発行している会社を選ぶ時の基準となるポイントを4つ紹介します。
- カードのステータス性を確認する
- カードの特典内容を確認する
- カードの年会費で選ぶ
- カードのデザインで選ぶ
カードのステータス性を確認する
ブラックカードの選択において最も重要なのは、カードのステータス性です。
ステータスの高いブラックカードを選ぶ場合は、アメリカン・エキスプレス®︎・センチュリオン・カードやダイナースロイヤルプレミアムカードのような国際ブランドから直接発行されているプロパーカードをチェックすることが重要です。
これらのカードは高いステータスを持ち、その所有だけで一定の社会的地位が認められると考えられています。
カードの特典内容を確認する
ブラックカードを選ぶ際には、提供される特典内容を確認することが肝心です。
特に、専属コンシェルジュサービスや、高級ホテルやレストランでの限定優待などは、ブラックカードならではの特別な特典と言えます。
また、独自のラウンジアクセスやグルメ特典なども重要な選択肢となります。
カードの年会費で選ぶ
年会費の高さは、ブラックカードのサービスや特典の質を示す重要な指標です。
例えば、アメリカン・エキスプレス®︎・センチュリオン・カードやダイナースロイヤルプレミアムカードは高額な年会費を課しています。
しかし、それに見合う豊富なサービスと特典を提供しています。
カードのデザインで選ぶ
ブラックカードのデザインも重要な選択基準の一つです。
カードのデザインは、個性とステータスの象徴となり得ます。
ただし、金属製カードは一部の店舗で利用できない場合もあるため、プラスチック製のサブカードを持つことも検討してください。
ブラックカード作成に必要な招待状を受け取る方法
冒頭でも紹介したように、ブラックカードを持つには、カードを発行している会社から招待状を受け取るのが原則となります。
また招待状がどのような条件下で送られてくるのかは公表されていません。
しかし、ブラックカードは社会的信用が他のカードよりも高いという特性を有しています。
ゆえに、会社側から向けられる信用が関係しているとも考えられます。
ここでは、「信用」に基づいて、ブラックカード作成に必要な招待状を受け取る方法について考察していきます。
- プラチナカードを使用する
- 年間利用額300万円を目安にカードを使用する
- 滞納や延滞などの金融事故を引き起こさない
プラチナカードを使用する
ブラックカードのインビテーションを受け取るためには、まずプラチナカードの所持が一般的なステップです。
プラチナカードはブラックカードに次ぐ高いステータスを持ち、これを利用することでクレジットカード会社に対し、高い信頼性と支払能力を示すことができます。
ブラックカードへの招待は、プラチナカード利用者の中でも特に優れた信用実績を持つ顧客に限られるため、まずはプラチナカードの取得とその利用実績の積み重ねが重要です。
年間利用額300万円を目安にカードを使用する
ブラックカードの招待を受けるためには、年間のカード利用額も重要な要素です。
このため、定期的な大きな支出をカードで行うことが有効です。
滞納や延滞などの金融事故を引き起こさない
ブラックカードを手に入れるためには、信用情報の維持が不可欠です。
これには、クレジットカードの支払いを毎回期日までに完済することが含まれます。
支払いの遅延や滞納、その他の金融事故は、ブラックカードの招待を得るチャンスを大きく減少させる可能性があります。
したがって、カードの支払いを遅れることなく行うことが、ブラックカードへの道を開く鍵となります。
ブラックカードを持つための条件
ブラックカードを持つための条件は、明確にはありません。
指標となる条件は、以下の2つです。
- カードの利用履歴&利用金額
- 年収
下のグレードのカードの利用履歴と利用金額
ブラックカードより、位の低いグレードの利用履歴も審査基準に入ると言われています。
- 返済を遅延する人ではないか
- 過去の取引がどうだったか
これらを参考に、審査を通すかを決めていると考えられます。
返済する気がない人に、ブラックカードを作らせると、採算が合わなくなるからです。
カードの利用履歴がなければ、「返済能力のある人なのか」という信用情報が得られません。
信用情報を獲得するためにも、下位グレードのカードを半年~1年は使用しなければなりません。
年収の線引きは非公開なので不明
クレジットカード各社ともに、審査基準は非公開です。
非公開なので、明確な線引きは不明。
審査基準は不明確ですが、おおよその年収目安は「1千万円以上」。
1千万円以上が目安である理由は、所有するには一定の財力や信用を必要だから。
ブラックカードを所有するためには、かなりの高収入が必要とされています。
- 高額ともいえる年会費や入会金の支払いが発生するため
- カード会社による厳格な審査基準が存在するため
年収の具体的な目安は、カード会社によって異なりますが、ブラックカードを持つためには通常、年収が数千万円以上であることが望ましいとされています。
ちなみに、国税庁の「民間給与実態統計調査(令和4年9月)」によると、年収1000万円以上の所得のある人の割合は「4.9%」です。
参照:国税庁「民間給与実態統計調査」21頁
100人の内、おおよそ5人しかいない計算になります。
ブラックカードを持てる人の割合が、かなり少ないことが分かりますね。
おすすめのブラックカードに関する質問
最後にブラックカードに関する疑問について解説して行きます。
- 自己申請で作成できるブラックカードはある?
- ブラックカードの招待状を受け取るのに年収は関係ある?
- ブラックカードの作成に年齢制限はある?
自己申請で作成できるブラックカードはある?
ブラックカードの多くは招待制ですが、インビテーションなしで申し込むことができるブラックカードも存在します。
代表例は、ラグジュアリーカード Mastercard Black Cardです。
ブラックカードの招待状を受け取るのに年収は関係ある?
ブラックカードの招待状を受け取るためには、ある程度の年収が必要とされています。
一般的には年収1,000万円以上が目安とされていますが、公式な発表は少ないため、カードによって異なる可能性があります。
ブラックカードの作成に年齢制限はある?
ブラックカードの申込みに特定の年齢制限が設けられている場合があります。
しかし、これはカード会社やブラックカードの種類によって異なり、一律の基準はありません。
一般的には成人(20歳以上)であることが要求されることが多く、それ以上の具体的な年齢基準はカード会社によって設定されます。
ブラックカードは成熟した金融知識と安定した経済基盤を持つ顧客に向けて設計されているため、一定の年齢や社会的な地位がある程度求められる傾向にあります。
ブラックカードは入手すること自体が困難
ブラックカードは流通量自体が極めて少なく、入手すること自体が困難という特徴があります。
また、ブラックカードの提供はカード会社のブランディング的な側面もあり、業績が好調でないタイミングだと流通がガクッと減るともいわれています。
入手自体が困難であることを肝に銘じておき、しっかりと実績を積んでインビテーションが届くなどのタイミングを待ちましょう。