ネット銀行は、実店舗や自行のATMをほとんど持たず、オンライン上での取引を専門にしているのが特徴です。
低金利で借入れできたり、スマホやPCから待ち時間なしで取引できたりとさまざまなメリットがあります。
使い勝手の良さから、ネット銀行のカードローンの利用を検討している方も多いでしょう。
しかし、ネット銀行カードローンの審査は甘くはありません。
そのため、カードローンの審査に不安を抱えている方は、ネット銀行カードローンの審査に関する知識を身につけることが大切です。
本記事では、ネット銀行カードローンの審査について詳しく解説しています。
ネット銀行カードローンの審査条件、人気のおすすめ銀行カードローンも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ネット銀行カードローンの審査は甘い?
結論からいうと、ネット銀行カードローンの審査は甘くはありません。
実店舗を構えていなかったり、手続きが迅速なことから審査が甘いと思う方も少なくないでしょう。
実際には、大手の銀行や消費者金融と同様、一定の基準を設けてカードローンの審査を行っています。
以下では、その理由について詳しく解説しています。
ネット銀行カードローンの審査は甘い?
- ネット銀行カードローンの審査は甘くない
- 審査基準がネット銀行によって異なる
ネット銀行カードローンの審査は甘くない
ネット銀行のカードローンの審査は「甘い」と思われがちですが、実際には他の金融機関と同様に、厳格な審査基準を設けています。
デジタル技術を利用した審査の効率化により審査スピードが比較的速いですが、審査自体の厳しさは変わりません。
また、カードローンの審査は申込者の信用スコアや収入、他の負債、就業状況など、多くの要因に基づいて個別に行われます。
審査基準がネット銀行によって異なる
ネット銀行のカードローンの審査基準は銀行ごとに異なります。
その理由は、ネット銀行カードローンの審査は委託された保証会社が行なっているためです。
同じ条件でも審査に落ちるカードローンもあれば、審査が通るカードローンもあるのです。
また銀行独自で審査基準を設けている可能性もあるため、それぞれの申し込み要項やサービス内容をしっかりチェックするのをおすすめします。
ネット銀行カードローンは銀行カードローンより審査が甘い?
結論からいうと、ネット銀行カードローンも銀行カードローンも審査は甘くはありません。
先ほども述べた通り、銀行カードローンの審査は委託されている保証会社が行います。
ネット銀行カードローンの審査を請け負っている保証会社が大手銀行の審査を行なっているケースも多いです。
したがって、ネット銀行・普通の銀行いずれの場合も、カードローンの審査においては基本的な審査基準に大きな差はないと考えられるでしょう。
ネット銀行も普通の銀行カードローンも審査は甘くない
消費者金融のカードローンに比べ、ネット銀行も普通の銀行カードローンも審査は甘くないといえます。
その理由のひとつとしてあげられるのが金利の低さです。
- 銀行カードローンの金利(年)…1.5%~15.0%
- 消費者金融の金利(年)…3.0%~18.0%
金利が低いと貸し手よりも借り手のほうが好条件で借入れできます。
審査基準を引き上げ、利用者をある程度制限しなければ、支払われない返済金が増えるリスクが高まるのです。
そのため、低金利のカードローンを提供している銀行は貸し倒れのリスクを押さえるため、厳格な審査を行っています。
ネット銀行カードローンの審査基準
以下では、ネット銀行カードローンの審査基準について解説しています。
詳しい審査内容は公開されていませんが、一般的には以下の内容を厳しくチェックしていると考えられます。
ネット銀行カードローンの審査基準
- 収入(年収)
- 信用情報
- 勤続年数
収入(年収)
カードローンの審査において、収入(年収)は重要な要素の1つです。
年収は返済能力を示す指標として用いられており、一般的に年収が高いほど返済能力があると見なされています。
また、定期的に安定した収入があるかどうかも考慮されています。
非正規雇用やフリーランスの場合でも、安定した収入があれば審査に通過する可能性が考えられるでしょう。
信用情報
カードローンの審査では、信用情報機関が管理する信用情報を厳しく評価しています。
信用情報とは、金融サービスを利用した際の申し込みや借入れ、返済などに関わる情報のことです。
カードローンの申し込みがあると、金融機関では信用情報機関に照会し、申込者の信用情報を評価したうえで、融資の可否や利用限度額を決めます。
なお、信用情報機関に登録される主な内容は以下の通りです。
- 氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先名などの本人識別情報
- クレジット・ローンの契約や申し込みの情報
- クレジット・ローンの借入れ金額
- クレジット・ローンの借入残高
- クレジット・ローンの延滞情報
- 債務整理・自己破産・借金整理の履歴など
勤続年数
申込者の勤続年数も審査基準の1つといえます。
カードローンの審査では、勤続年数があまりにも短い場合、審査で不利になる可能性があります。
具体的な数値は公開されていないものの、一般的には勤続1年以上であれば審査に通りやすいといわれています。
ただし勤務年数をごまかして申し込むとバレる可能性が高いです。
勤続年数が短い場合は、希望額をできるだけ少なくすると審査に通りやすくなります。
必要最低限の金額を申し込み、後で増枠申請する方法もあるため、審査が不安な方はぜひ検討してみてください。
人気のおすすめ銀行カードローン
以下では、人気のおすすめネット銀行カードローンを紹介します。
ネット銀行カードローンを選ぶ際の参考にしてください。
おすすめのカードローンの選定基準
- 低金利
- 申し込み~審査までのスピード
- 申し込みしやすいかどうか(インターネット申し込みなど)
銀行カードローン | セブン銀行カードローン | 三菱UFJ銀行カードローン | auじぶん銀行カードローン |
---|---|---|---|
金利(年率) | 12.0%~15.0% | 1.8%~14.6% | 1.48%~17.50% |
借入限度額 ※1 |
10万円~300万円 | 10万円~500万円 | 10万円~800万円 |
審査スピード ※2 |
最短翌日 | 最短即日 | 最短即日 |
申込対象年齢 | 満20歳以上69歳未満 | 満20歳以上65歳未満 | 満20歳以上70歳未満 |
※1 申込方法によって変動する場合があります。詳しくは、各金融機関にお問い合わせください。
※2 受付時間によっては審査結果の回答が翌日になる場合があります。
セブン銀行カードローン
セブン銀行カードローン基本情報
金利
12.0%~15.0%(50万円までは15%)
審査時間
最短翌日
融資時間
最短翌日
無利息期間
なし
限度額
新規:10万円~50万円/初回借入れから約6ヵ月以上:最大300万円まで
セブン銀行カードローンは、専用アプリ「Myセブン銀行」で申し込みが完結し、最短翌日に融資を受けられるスピード感が魅力です。
申し込みには、セブン銀行口座の開設が必要ですが、専用アプリから最短10分で開設できます。
全国のセブンイレブンにあるセブン銀行ATMを利用して、いつでも好きな時に借入・返済可能です。
使い道のよさでカードローンを選びたい方はチェックしてみてください。
三菱UFJ銀行カードローン
バンクイック基本情報
金利
年1.4%~年14.6%
審査時間
最短即日
融資時間
最短翌営業日
無利息期間
なし
限度額
10万円~800万円
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」は、インターネットから24時間365日いつでも申し込み可能です。
三菱UFJ銀行の口座がなくても申し込めるため、口座開設する手間を省けます。
年1.8%から年14.6%の金利で利用でき、利用限度額は10万円から500万円までと幅広いニーズに対応しています。
また、三菱UFJ銀行や提携コンビニATMの利用手数料が無料なので、利息や手数料を節約したい方は着目してみてください。
auじぶん銀行カードローン
auじぶん銀行カードローン基本情報
金利
年1.48%~17.5%
審査時間
最短1時間
融資時間
最短当日
無利息期間
なし
限度額
10万円~800万円
auじぶん銀行のカードローンは、金利が年1.48%〜17.5%で設定されていますが、au IDをお持ちの方なら最大年0.5%の金利優遇が受けられます。
利用限度額は最大800万円までと幅広く、返済額は1,000円からと計画的な利用が可能です。
さらに提携ATM手数料が0円で、全国のコンビニATMで借入れ・返済が可能なので、手数料を節約したい方は着目してみてください。
すでにauじぶん銀行の口座をお持ちの方は、自動でラクラク返済が可能で、少ない入力項目でお申込みができます。
ネット銀行カードローンの申し込みから審査まで
以下では、ネット銀行カードローンの申し込みから審査までの大まかな流れについて解説します。
申し込み手続きの際の参考にしてください。
ネット銀行カードローンの申し込みから審査まで
- ネットで申し込み
- 仮審査
- 必要書類の提出
- 本審査
- 在籍確認
- 契約
ネットで申し込み
まずはネット銀行公式サイトからカードローンの申し込み手続きを行います。
申し込みフォームに必要な項目を入力しましょう。
金融機関によっては口座開設が必要となる可能性もあります。
その場合には、口座を開設した後、Webサイトへログインしてください。
仮審査
申し込み内容をもとに、仮審査が行われます。
仮審査の結果はメールで届くことがほとんどです。
なお、仮審査の結果メールには必要書類の提出方法についても記載されているので、しっかり確認しましょう。
必要書類の提出
仮審査通過後、本人確認書類や収入証明書などの必要書類を提出します。
書類の提出方法には、インターネットやアプリ、FAXなどがあげられますが、仮審査の結果通知メールに記載されている指示に従うようにしましょう。
なお、必要書類は以下の書類が代表的です。
主な必要書類
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート(2020年2月3日以前に申請・発行されたもので、住所欄に現住所が記載されているもの)
- マイナンバーカード(顔写真あり)
- 在留カードまたは特別永住者証明書
- 住民基本台帳カード など
収入証明書(提出を求められた場合)
- 源泉徴収票
- 住民税課税決定通知書
- 確定申告書
- 給与明細書 など
本審査
書類提出後、本審査が行われます。
仮審査では、申し込み内容をもとに機械的に行われる初期段階の審査です。
ここでは、信用情報をもとに返済能力があるかどうかを簡易的に判断します。
一方で、仮審査を通過した後、より詳細な審査が行われ、審査担当者自らが申込者の情報の正確性を確認します。
在籍確認
在籍確認は、申込者が申告した勤務先に在籍しているかどうかを確認する審査項目です。
通常、在籍確認は電話で行われます。
在籍確認の際はプライバシーに配慮し、審査担当者は銀行名ではなく個人名を名乗ります。
在籍確認の電話に応答できない場合、カードローンの申込が取り下げになる可能性が高いです。
なかには、電話ではなく書類による在籍確認を実施している金融期間もあるため、電話による在籍確認が心配な方はコールセンターへ相談してみるといいでしょう。
契約
本審査の結果と本契約の案内がメールで届くため、記載されている内容に従い契約手続きを行いましょう。
契約手続き完了後、1週間〜10日程度で書類やローンカードが郵送されます。
ローンカードが届けばコンビニなどの提携ATMから借入れ可能です。
ネット銀行カードローンの審査は甘くないがネット完結で申し込めるから便利!
ここまで、ネット銀行カードローンの審査について解説しました。
ネット銀行カードローンの審査は甘くはありません。
ネット銀行カードローンの利用を検討している方は、以下のポイントを押さえましょう。
なお、ネット銀行の審査内容は公開されていませんが、収入(年収)・信用情報・勤続年数を評価しているのが一般的です。
ぜひ本記事を参考に、低金利で借入れできるネット銀行のカードローンを検討しましょう。