在籍確認とは？電話連絡時の流れや注意点を解説

消費者金融に申し込んだ場合、必ずおこなわれるのが在籍確認です。

在籍確認は、勤務先にかかってくる電話であり借りるためには避けては通れません。

在籍確認は、申込者の返済能力を確認するための審査の1つとしておこなわれます。

第１３条第１項
貸金業者は、資金需要者である顧客又は保証人となろうとする者の資力又は信用、借入れの状況、返済計画等について調査し、その者の返済能力を超えると認められる貸付けの契約を締結してはならない。

引用元：金融庁

基本的に、在籍確認のないカードローンはありません。

今回は、在籍確認時の電話連絡の流れや注意点を解説します。

在籍確認とは

在籍確認とは、申し込みの際に申告した勤務先に所属しているかどうか、実際に勤務しているかどうかを確認するためにおこなわれるものです。

在籍確認の目的とは、虚偽の申告をしていないか確認することが目的であり、同時に毎月確実に返済できる状態であるかどうかを確認するためだとされています。

もし申告した勤務先に所属していないと判断された場合、返済能力を有していないという理由によりローンの審査に落ちるおそれがあります。

ちなみに在籍確認は、電話のほかにWEB上で本人確認書類や収入証明書などをアップロードするやり方もあります。

電話での在籍確認はバレるリスクが低い

一見、電話による在籍確認はバレやすいと思いがちです。

しかし、実は電話での在籍確認は自身がローンを借りていることがバレるリスクが低いといわれています。

電話で在籍確認をする際の流れ

ここでは、電話で在籍確認をする際の一般的な流れについてご紹介します。

本人が電話に出るケース

本人が電話に出るケースだと基本的にスムーズに在籍確認がおこなわれます。

上記の方法だと周囲にバレることはないので、直通電話の番号を申告時に記載しておくのがおすすめです。

電話を第三者に取り次いでもらうケース

職場への在籍確認の際、本人が電話に出られない状況もあります。

同僚や上司など第三者が出ることになりますが、基本的に非通知ですし消費者金融であることは伏せられるので職場バレは極めて低いといえるでしょう。

なお本人が離席もしくは休みで不在の場合でも、本人が働いている情報を得られれば在籍確認は完了します。

電話での在籍確認が成立しないケース

電話での在籍確認が成立しない以下のケースもあります。

在籍確認が完了しないとカードローンの契約に至らないため、すぐに利用したい方は注意が必要です。

電話対応者が申込者を把握していない

とくに大企業ともなると電話に出た人が社員全ての名前などを把握していない可能性もあります。

もし不安な方は会社電話番号を申告する際、直通電話や所属部署などできるだけ繋がりやすい電話番号を記載するのがおすすめです。

勤務先へ電話がつながらない

土日などで勤務先に誰もいなくてそもそも電話がつながらないといった場合は、在籍確認が成立しません。

もし会社の定休日などがあらかじめわかっていれば、前もって「〇〇曜日は会社が休みであること」をカードローン会社に知らせておくと安心です。

個人情報保護により確認ができない

申込者の勤務先が個人情報保護の観点により、個人あての電話を拒否していることもあるでしょう。

その場合、在籍確認が取れません。

対処法としては職場バレは避けられませんが、前もって会社側に「クレジットカードの在籍確認がある」などの口実を用意して取り次いでもらうのもひとつです。

もしくは、先ほどと同様にカードローン会社に相談をしておくのもおすすめです。

申告した電話番号が異なる

申告した電話番号が間違っていると、在籍確認の電話ができないのでかえって審査が長引いてしまうおそれがあります。

また電話番号だけでなく、申告情報にミスがあると同様に確認作業が発生し手長期化するので、会社の電話番号を間違えないように申告前に必ず確認をしてください。

在籍確認時の注意点

ここでは、在籍確認時の注意点についてご紹介します。

夜間の申込だと当日中に在籍確認ができないケースがある

契約するカードローン会社によっては、夕方に申込みをおこなうと在籍確認が翌日以降に持ち越されることもあります。

もし申込んだその日のうちに在籍確認を完了したい方は、できるだけ午前中にカードローンへの申込み手続きを済ませておくのがおすすめです。

なお「アイフル」だと、原則として勤務先への電話を利用せずに在籍確認をおこなうため、営業時間外や連休・休業中でも通常通りの審査を進めることができます。

申告する電話番号によってはスムーズにいかないことも

勤務先の代表電話をカードローンの申込みフォームに書いてしまうと、電話を受けた方が申込者の在籍を知らず在籍確認ができないおそれがあります。

また、代表電話を受け付ける部署でだと、社員のプライバシー保護のために個人的な要件を引き継がないように社内で取り決めているケースもあります。

もしスムーズに申込者の在籍を確認できるように、申込者本人が在籍する部署の内線番号や直通番号を申告するようにするとより円滑にすすむはずです。

派遣社員だと基本的に派遣元になることが多い

派遣社員の方がカードローンに申込んだ場合も、同じように在籍確認がおこなわれ、通常派遣先ではなく派遣元に在籍を確認する電話がかかってきます。

しかし、なかには在籍しているかどうかについて派遣元が電話で対応してくれないケースもあるでしょう。

原則として電話による在籍確認をおこなわないアイフルなら、派遣元が在籍確認の電話に対応していない場合でもスムーズに審査を進めることができます。

滞りなく審査を進めるためにも、必ず派遣先ではなく派遣元についての情報を入力するようにしてください。

パート・アルバイトでも在籍確認はおこなわれる

在籍確認が実施されるのは、正社員や公務員の方だけに限らず、パートやアルバイトなどの非正規雇用の方も例外なしに実施されます。

パートやアルバイトで在籍確認をする際は、カードローン申込みで勤務先で連絡がつきやすい電話番号を記入しておきましょう。

さらにシフト制で勤務しているのなら、カードローン会社からの電話を受けた方が「今日は出勤日ではない」と申込者の不在を証明してくれればそのまま在籍確認が終わるといったメリットがあります。

在籍確認に関するよくある質問

ここでは在籍確認に関するよくある質問をご紹介します。

在籍確認は何回おこなわれる？

先にも述べたように、在籍確認の電話は基本的に連絡がとれるまで行われます。

確認ができなければ審査が進まず、審査が長引くおそれもあるので あらかじめ電話のつながりやすい時間帯を伝えておくのがベストです。

在籍確認では何を聞かれる？

在籍確認では基本的に生年月日や住所など、申込情報と相違がないかどうかの質問が行われます。

ただし確認事項は各社によって異なりますので、気になる方はコールセンターに電話して質問をするといいでしょう。

在籍確認を電話で行わないところもある

今回は電話による在籍確認の流れや注意点などについて解説してきました。

在籍確認はカードローンに申し込みをした際に必ず行われる確認作業で、避けて通る方法はありません。

しかし在籍確認の方法については法律で定まっておらず各金融機関や貸金業者に委ねられているため、電話でなく書類などで在籍確認の手続きが完了となるケースもあります。

たとえば、「プロミス」「アイフル」では、「原則電話による在籍確認なし」と公表されています。

いずれにしても大手消費者金融となるため、安心して利用できるでしょう。

今回の記事を参考にしてみてくださいね。