「毎月の返済額が重くて苦しい…」
「複数のカードローンや消費者金融の借金を管理するのが大変…」
「金利が高くて、なかなか借金が減らない…」
このようにカードローンや借金でお悩みの方も多いのではないでしょうか。
日本貸金業協会によると、カードローンなど貸金業からお金を借りている人は約1,016万人いるとされています。(下記引用参照)
実は、日本には貸金業者のサービスを利用している人が、約 1,016 万人もいるんだ!これは、割合にすると20歳以上の日本人の約 10 人に 1 人が貸金業者のサービスを利用していることになるよ。
また、一人当たりの貸金業平均利用件数は1,5件とされています。
出典:日本貸金業協会「日本でどのくらいの人々が貸金業者のサービスを利用しているの?」
複数の貸金業者からお金を借りると、「管理が大変」「金利が高い」など多くのデメリットがあります。
そんな借金問題を解決するための強力な味方が「おまとめローン」です。
複数の借金を一本化することで、返済負担を軽減し、金利を安くできます。
そこで日常的に楽天を利用している方の中には「楽天銀行」でおまとめローンを利用したいという方も多いでしょう。
では、楽天銀行のスーパーローンは「おまとめローン」としての利用はできるのでしょうか。
また、楽天銀行にはおまとめローン専用の商品はあるのでしょうか。
今回は、「そもそもおまとめローンとはなにか」「楽天銀行のおまとめローンの有無」について紹介します。
またおまとめローンの「メリットとデメリット」「楽天銀行以外のおすすめの銀行おまとめローン」を紹介します。
借金問題で苦しんでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
おまとめローンとは
おまとめローンは、複数の借入先からの借入金を一つのローンにまとめ、それによって返済額を軽減しやすくするためのローンのことです。
通常、おまとめローンを利用する場合は、クレジットカードや消費者金融、銀行などから借り入れた複数の借入金を、1つのローンに統合して新たに借り換えます。
複数社のローンを統合できるため、残高が把握しやすくなる点が特徴です。
また、複数のローンを1つにまとめる場合も、1社から1社へ乗り換える場合も、「おまとめ」と表現されることがあります。
楽天銀行でおまとめローンが利用できない理由
楽天銀行には「スーパーローン」と呼ばれる上限金利14.5%のローンがあります。
利用金額に応じて楽天ポイントが貯まる魅力的な商品ですが、現在「おまとめローン」はありません。
ここでは、楽天銀行でおまとめローンを組めない理由について紹介します。
公式ホームぺージに「おまとめローン」の記載がない
通常、おまとめローンが利用できる銀行であれば、「おまとめもOK」「おまとめとしても利用可能」といった記載がされていることがほとんどです。
しかし現在、楽天銀行スーパーローンでは、「おまとめローン」「おまとめOK」といった記載はないので、実質おまとめできないと判断できます。
ただし、借り換えには対応しているため、1社のみであれば楽天銀行スーパーローンに借り換えるのもおすすめです。
上限金利にあたる18~20%の金利でローンを利用している場合、借り換えで金利を下げられる可能性があります。
融資額自主制限によりおまとめ利用が難しい
銀行カードローンはこれまで、消費者金融のように融資額に制限がありませんでした。
しかし、銀行カードローンの貸しすぎなどが原因で返済不可となり、自己破産や債務整理を行う人が増加したことが社会問題として課題となっています。
そこで、各銀行カードローンは融資額に一定の制限を設けることを自主的に定めるようになりました。
そのため、楽天銀行スーパーローンも自主規制を行っていることから、高額になりやすいおまとめローンとしての利用は難しいと判断できるでしょう。
おまとめローンのメリット
おまとめローンには、一般的なカードローンやフリーローンにはないメリットがあります。
具体的には、以下の3項目がおまとめローンのメリットです。
- 月々の返済が楽になる
- 金利が低くなる可能性がある
- 返済計画を簡素化できる
それぞれ詳しく解説します。
月々の返済が楽になる
複数の借入先からの返済が一本化されるため、月々の返済額が軽減されることがあります。
複数社から融資を受けていると、ローンごとに金利が異なったり、複数回引き落としがあったりするためです。
一般的に、ローンは利用金額が高いほど金利が低くなる傾向にあります。
おまとめローンに一本化すれば、複数社でそれぞれ借り入れるよりも月々の返済負担軽減につながるでしょう。
金利が低くなる可能性がある
おまとめローンは、一般的なカードローンやフリーローンよりも金利が低く設定されている商品が豊富にあります。
おまとめローンの利用で金利が低くなる可能性があり、総返済額の削減による金銭的負担の軽減につながる点がメリットです。
必ずしも金利が低くなるとは限りませんが、上限金利に近い金利で複数社から借り入れているのであれば、おまとめローンの利用を検討してみると良いでしょう。
返済計画を簡素化できる
おまとめローンを利用すると、ローン返済が一本化されるため、複数の返済日や金額を管理する必要がなくなります。
そのため、月々の返済計画を簡素化できるのもおまとめローンを利用するメリットです。
複数社から借り入れていて、引き落とし日が異なり、度々入金忘れが発生するような状況であれば、おまとめローンの利用をおすすめします。
おまとめローンのデメリット
おまとめローンにはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットや注意点もあります。
具体的には、以下の3項目です。
- 返済期間が延びる
- 借り直しや繰り返し利用ができない
- かえって負担が増えるケースがある
それぞれ詳しく解説します。
返済期間が延びる
おまとめローンを利用することで、返済期間が延びてしまうことがあります。月々の返済金額を抑えるために、返済期間を長く設定することがあるためです。
これによって、金利が低くなっても場合によっては総返済額が増加する可能性があるので注意しましょう。
借り直しや繰り返し利用ができない
おまとめローンは、基本的に今ある借り入れを返済する目的で利用する金融商品です。そのため、借り直しや繰り返しの利用ができない点に注意してください。
一般的なカードローンは、融資を返済中や返済した後でも再度借り入れが可能です。
しかし、返済のために利用するおまとめローンは、一度借り入れるとその後は返済専用での利用となります。
完済後、新たに借り入れしたい場合は、おまとめローン以外のカードローンやフリーローンを活用しましょう。
かえって負担が増えるケースがある
おまとめローンを利用しても、新たな借り入れが続いてしまうと、かえって負担が増える可能性があります。
おまとめローンで一本化したはずが、別のカードローンで新たな借り入れを続けていると、結果的に支払総額が積み重なっていくためです。
また、おまとめローンの金利が元のカードローンよりも高いと、金利負担が増加して支払い総額が増える恐れがあります。
おまとめローン選ぶ際のポイント
ここでは、おまとめローンを選ぶ際のポイントを2つ紹介します。
金利が低いおまとめローンを選ぶ
利用するおまとめローンを比較検討するときは、金利が低いものを選ぶことが大切です。
金利が高いと利息総額も上がり、さらに返済期間が伸びれば伸びるほど返済金額の差は広がります。
おまとめローンを選ぶ際は、なるべく金利が低いおまとめローンを選んで返済負担軽減を目指すのがおすすめです。
「おまとめ専用ローン」がある事業者を選ぶ
実は「おまとめもOK」と「おまとめ専用ローン」では、意味合いが異なります。
そのため、おまとめローンを利用するときは「おまとめ専用ローン」がある事業者を選びましょう。
「おまとめもOK」と記載がある場合は、おまとめ以外の人も申し込みできるので、ほかのローンと同程度の審査基準が設定されていることが多いためです。
したがって、もし他社借入があれば審査に悪い影響を与える可能性もあります。
「おまとめ専用ローン」なら、他社借り入れがある人を対象とした商品であるため、他社借り入れが審査に悪い影響を及ぼすことは基本的にありません。
ただし、年収に対して多すぎる金額を借りている、合計4社以上からの借り入れを行っているなどの場合、審査でマイナスに働くおそれがあるため注意が必要です。
おすすめの「おまとめ専用ローン」5選
ここからは「おまとめ専用ローン」の中から、おすすめの商品を5選紹介します。
それぞれの概要や上限金額、金利について解説します。
ダイレクトワン「お借り換えローン」
利用限度額 | 1万円〜300万円 |
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利息 | 実質年率4.9%〜20.0% |
遅延損害金 | 実質年率20.0% |
返済回数 | 1回〜120回 |
貸し付け対象者 | 25歳以上の安定した収入とご返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 |
スルガ銀行グループのダイレクトワンが提供しているおまとめローン「お借り換えローン」がおすすめです。
返済回数の上限が120回と長く、無理なく時間をかけて返済していける点が特徴です。
ただし、金利はほかのおまとめローンと比べるとやや高い傾向にあります。
※1店頭窓口でお申込みをされた場合は、当日のお借入れが可能です。東京スター銀行「スターワン乗り換えローン」
東京スター銀行カードローン基本情報
金利
1.5%~14.6%
審査時間
最短1時間
融資時間
最短約1週間
無利息期間
30日間
限度額
10万円~1,000万円
利用限度額 | 30万円以上1,000万円以下(1万円単位) ※お申し込み時の借り換え対象ローン残高の範囲内に限ります。 |
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利息 | 年率9.8%・12.5%・14.6%(固定金利・保証料込) ※当行所定の審査により決定いたします。 |
遅延損害金 | 実質年率14.6% |
返済回数 | 1回〜120回 |
貸し付け対象者 | 20歳以上~65歳未満の安定した収入とご返済能力を有する方 年収200万円以上の給与所得者(正社員、契約社員、派遣社員) |
東京スター銀行が提供する「スターワン乗り換えローン」は、固定金利で利用しやすい点が特徴です。
変動金利ではないため、長期的な返済計画も具体的に立てやすく、金利の変動に一喜一憂する必要もありません。
東京スター銀行の「スターワン乗り換えローン」は、年収200万円以上の給与所得者が対象の商品です。
パートやアルバイト、個人事業主などは基本的に利用対象外となります。
プロミス「おまとめローン」
プロミス基本情報
金利
4.5〜17.8%
審査時間
最短3分
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
融資時間
最短3分
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
無利息期間
30日間
限度額
1~500万円
利用限度額 | 1万円〜300万円 |
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利息 | 実質年率6.3%~17.8% |
遅延損害金 | 実質年率20.0% |
返済回数 | 1回〜120回 |
貸し付け対象者 | 20歳以上65歳以下、本人に安定した収入のある方(パート、アルバイトOK) |
プロミスのおまとめローンは、大手消費者金融のプロミスが提供している「おまとめ専用ローン」です。
主婦や学生でも、本人に安定した収入があれば申し込めます。パートやアルバイトでも対象です。
おまとめローンの中では利用限度額が低めに設定されていますが、返済回数が最大120回で最長10年かけて返済できます。
少しずつでも着実に返済していきたい方におすすめです。
※リンク先はフリーキャッシング/レディースキャッシングの申込ページです
アイフル「おまとめMAX」
最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。
アイフル基本情報
金利
3.0%~18.0%
審査時間
融資時間
無利息期間
30日間
限度額
1万円~800万円
利用限度額 | 1万円~800万円 |
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利息 | 実質年率3.0%~17.5% |
遅延損害金 | 実質年率20.0% |
返済回数 | 1回〜120回 |
貸し付け対象者 | 20歳以上、定期的な収入と返済能力を有する方 |
アイフルのおまとめローンは、クレジットカードのリボ払いや銀行カードローンの返済も一本化できる商品です。
最長10年120回払いでの返済が可能で、利用限度額は800万円と比較的高額な借り入れにも対応しています。
また、WEBで申し込み手続きが完結できるのも特徴で、家族や職場の同僚に知られたくない人も安心です。
西日本シティ銀行「NCBおまとめローン」
利用限度額 | 10万円以上500万円以内(1万円単位) ※パート・アルバイト・配偶者に収入のある専業主婦(主夫)の方は50万円まで |
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利息 | 実質年率4.5%~15.0% |
遅延損害金 | 実質年率14.0% |
返済回数 | 1回〜180回 |
貸し付け対象者 | 満20歳以上満75歳未満で、完済時の年齢が満80歳以下の方 |
西日本シティ銀行のおまとめローンは、最大500万円までの借り入れに対応している商品です。
最大の特徴は返済回数の多さで、最大180回最長15年かけて返済していくことができます。
パートやアルバイト、専業主婦(主夫)でも申し込めますが、上限金額が50万円になる点に注意しましょう。
楽天銀行「スーパーローン」の概要
楽天銀行カードローン基本情報
金利
1.9%~14.5%
審査時間
最短即日
融資時間
最短即日
無利息期間
なし
限度額
10万円~800万円
楽天銀行スーパーローン概要 | |
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商品名 | 楽天銀行スーパーローン |
利用限度額 | ~800万円 |
金利 | 1.9%~14.5% |
担保・保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 20.0% |
必要書類 | 運転免許証or顔写真付き身分証明書or保険証+住民票 |
おまとめローンではないものの、普段のカードローンとしての利用や借り換え利用におすすめです。
楽天銀行におまとめローンはない!
今回は、楽天銀行にはおまとめローンがないということを解説しました。
楽天銀行の「スーパーローン」は、おまとめローンではないものの銀行系カードローンのため、比較的金利が低い点が特徴のローン商品です。
一般的なカードローンとして利用するのであれば、楽天銀行「スーパーローン」への申し込みを検討してみると良いでしょう。
おまとめローンを探しているのであれば、以下のページでおすすめのおまとめローン事業者を紹介していますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。