カードローンに審査落ちしてしまった場合は、なぜ落ちたのか理由を知りたいと思います。
しかしながら、カードローン会社は審査落ちの理由を教えてくれません。
審査落ちの理由には、個人信用情報の問題や収入面での問題など多岐に渡ります。
個人信用情報機関に登録される個人情報と個人信用情報
本人の個人情報として氏名・住所・生年月日・電話番号・勤務先等、契約の情報として、貸与額・最終返還期日等が登録されます。
その他に延滞・代位弁済・完済等の返還状況も登録されます。
この記事では、カードローンの審査落ちの理由と対策などについてご紹介します。
審査の甘い・ゆるいカードローンはある?即日融資の通りやすいおすすめの借入業者を紹介
カードローンの審査落ちの8つの理由
カードローン会社は、審査落ちの理由を開示していません。
カードローンで審査落ちする場合に考えられる理由について以下の8つに分けてご紹介します。
収入の安定性
安定した収入が見込めない場合は、返済能力が不十分と判断され、審査落ちしてしまう場合があります。
例えば、自営業者やフリーランス、投資収入に頼っている人などが考えられます。
収入があっても波がある場合は、安定していないと判断される場合があります。
勤続年数の長い会社員のような場合は、収入が安定していると判断されやすいです。
会社員の場合でも入社して間もない場合は、返済能力が疑われることがあります。
在籍確認の問題
カードローンの審査の過程で、在籍確認される場合があります。
カードローン会社から勤務先に電話をかけて在籍しているか確認する作業です。
勤務先への連絡が取れないなどで在籍確認が取れない場合、審査落ちの原因となります。
なお、在籍確認は行われずに、審査が完了する場合もあります。
複数のカードローンに同時申込
短期間に複数の金融機関にカードローンの申込みを行うと、個人信用情報に登録されて審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
カーローン会社から返済能力に疑問を持たれて、審査落ちの原因となります。
個人信用情報には、カードローンへ申込みしたことも記録されます。
カードローンの申し込みは1社ずつ行うのが良いです。
- カードローンへの申し込みは個人信用情報に記録される
- 短期間で複数のカードローンに申し込むと返済能力を疑われる可能性がある
申込情報の虚偽や誤り
カードローンの申し込み情報に記載ミスや虚偽などがあれば、審査落ちしてしまう場合があります。
カードローン会社は、借入件数や額などを以下のような信用情報機関で情報を確認できます。
申し込みした内容と相違がある場合は、虚偽の判断をされる可能性があります。
カードローンへの申し込み時には、虚偽なく記載し、情報にミスが無いか確認して提出するのが良いです。
信用情報機関 | 取り扱い情報 |
---|---|
JICC(株式会社日本信用情報機構) | ローンやクレジットの契約内容、返済状況、JICC独自の収集情報など |
CIC(株式会社シー・アイ・シー) | CICに加盟するクレジット会社等との契約情報や支払状況、新規にクレジットやローンを申し込んだ際の情報など |
KSC(全国銀行個人信用情報センター) | 取引情報、照会記録情報、官報情報など |
申し込み条件に適していない
審査落ちしてしまった場合は、カードローンの申し込み条件を満たしているか確認するのが良いです。
カードローン会社ごとに申し込み条件が決まっていて、自分が条件に合っていない場合が考えられます。
申し込み条件を再度確認するようにしましょう。
申込条件には以下のようなものがあります。
- 年齢
- 安定した収入
- お金の使い道
過去の支払い遅延や滞納などの信用情報の問題
個人信用情報に過去の支払い遅延や滞納などが記録されている場合、審査落ちの原因になります。
カードローン会社が確認できる情報に、個人信用情報があります。
個人信用情報には、過去に延滞した情報が記録されます。
返済能力に疑問を持たれることが審査落ちの原因の1つです。
- 遅延
- 延滞
- 任意整理
- 自己破産
他社からの借入額が多い
カードローン会社が確認できる個人信用情報には、他社からの借入件数や額なども記録されています。
すでに多額の借入がある場合、カードローン会社に返済能力に疑問を持たれる可能性があります。
他社からの借入額が多いことは、審査落ちする原因の1つです。
希望借入額が収入に対して高すぎる
カードローンの審査落ちの原因として、希望借入額が収入に対して高すぎるということが考えられます。
総量規制により、貸金業者から年収の3分の1を超える借入はできません。
総量規制とは
総量規制とは、借りることのできる額の総額に制限を設ける、新しい規制のことです。この新しい規制は、平成22年6月18日から実施されています。
具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合、新規の借入れをすることができなくなります。ただし、すでに、年収の3分の1を超える借入残高があるからといって、その超えている部分についてすぐに返済を求められるわけではありません。
消費者金融やクレジットカード会社などが貸金業者に該当するとされています。
なお、銀行のカードローンは、総量規制の対象とはなりませんが、希望借入額が収入に対して高すぎると審査落ちの原因になる可能性があります。
カードローンの審査落ちの対策
カードローンの審査落ちの対策についてご紹介します。
他社のカードローンを検討する
カードローンで審査落ちしてしまった場合は、別会社に申し込むのも1つの方法です。
カードローンの審査はそれぞれ行われています。
他のカードローン会社に申し込んでみたら審査に通る場合があります。
審査落ちしてしまった場合は、他社のカードローンに申し込むことも検討してください。
希望借入額を少なくして申込む
カードローンの希望借入額が多くて審査落ちしてしまっている可能性があります。
現在の年収や、借入額などから考えて、できるだけ希望借入額を下げて申し込むことをご検討ください。
希望借入額を下げて申し込むことで審査に通りやすくなる可能性があります。
カードローンの利用限度額は以下のようなことが考慮されます。
- 収入の安定性
- 他社の借入状況
個人信用情報を確認する
個人信用情報を確認するのも1つの方法です。
信用情報機関に情報開示を申請すれば確認できます。
信用情報機関は以下の3つです。
信用情報機関 | 取り扱い情報 |
---|---|
JICC(株式会社日本信用情報機構) | ローンやクレジットの契約内容、返済状況、JICC独自の収集情報など |
CIC(株式会社シー・アイ・シー) | CICに加盟するクレジット会社等との契約情報や支払状況、新規にクレジットやローンを申し込んだ際の情報など |
KSC(全国銀行個人信用情報センター) | 取引情報、照会記録情報、官報情報など |
申込書類に不備がないよう注意する
カードローンの申し込み情報に不備があった場合、審査落ちの原因になることがあります。
カードローン会社からすると、不備なのか虚偽なのか判断できないからです。
再度カードローン会社に申し込む場合は、申込書類に不備がないかを確認して申し込むことを推奨します。
一定期間を空けて再申込する
審査落ちしてしまった場合は、すぐに再申し込みするのは避けましょう。
すぐに再申し込みしても、同じ結果になる場合があるからです。
個人信用情報機関には、申込履歴が6ヶ月間残っています。
6ヶ月以上期間を空けてからカードローンに申し込むと良いです。
カードローン以外の資金調達方法を探る
カードローンに審査落ちしてから6ヶ月も期間を空けられないという場合は、他に資金調達方法がないか探すのが良いです。
カードローン以外にお金を借りる方法には、以下のようなものがあります。
- 家族や友人からお金を借りる
- 不用品を売却する
- 質屋に物を預けてお金を借りる
お金を借りる方法は色々となるため、調べてみることをご検討ください。
カードローンの審査落ちに関するよくある質問
カードローンの審査落ちに関するよくある質問についてご紹介します。
カードローンの審査に落ちた場合は履歴が残りますか?
カードローンに申し込んだ履歴は、個人信用情報に6ヶ月間記録されます。
一定期間過ぎると個人信用情報から削除されます。
そのため、一定期間空けてカードローンに申し込む場合は、6ヶ月以上経ってからが良いです。
- カードローンの審査落ちの記録は個人信用情報から分かる
- 申し込み情報は6ヶ月間残る
カードローンの再審査を申し込むタイミングは?
カードローンで審査落ちしてしまった場合は、6ヶ月期間を空けてから申し込むのが良いです。
審査落ちしても再度申し込むことは可能ですが、期間を空けずに再審査すると同じ結果になる場合があります。
カードローンの再審査を申し込むタイミングは6ヶ月間空けてからが良いです。
- 申込履歴はCICに6ヶ月間残る
- 審査落ちの情報が消える6ヶ月間経過後に申し込むのが良い
カードローンの審査落ちの理由を考えて対策しよう
カードローンは審査落ちの理由を教えてくれません。
審査落ちの理由は判断せずに、申し込んでも同じ結果になる可能性があります。
カードローンの審査落ちの理由を判断して、対策を行った上で申し込むことを推奨します。
なお、当サイトでは以下のような記事もあります。
気になる記事があれば、ぜひ参考にしてください。