一般社団法人 全国銀行協会 『銀行カードローンに関する消費者意識調査に関する報告』によると、4社から借り入れしている人の割合は7.9%、5社以上から借り入れしている人の割合は8.8%※です。
この調査結果が物語っている通り、4社目でも借り入れできるカードローンはあります。
しかし同調査では、1~2社のみ利用している人の割合が半数以上です。
4社以上からお金を借りている人は、少数派と言われるを得ません。
4社目から借り入れするときの審査難易度は高いので、事前の対策や、消費者金融選びが重要です。
今回は4社目の借り入れを検討している人に向けて、追加で融資を受けるにはどうすればよいか、わかりやすく解説します。
※調査対象は、銀行カードローンと貸金業(消費者金融等)の両方を利用している人。
- 4社目から借り入れするときの審査難易度や見られるポイント
- 4社目の借り入れにおすすめの大手カードローン会社
- 4社目の借り入れにおすすめの中小消費者金融
- 4社目の借り入れ審査に通過するコツ
4社目の借り入れでもお金を貸してくれるところはある
できれば4社目からの借り入れは避けたい…
だけど、どうしてもお金が必要…
どうしてもお金が必要になり、やむをえず4社目から借り入れを検討するにあたって、「これ以上貸してもらえないのではないか」と不安を感じるのは当然です。
冒頭でもお伝えした通り、4社目の借り入れでもお金を貸してくれるカードローン会社はあります。
4社目の借り入れ審査は難易度が高い
4社目からの借り入れは可能ですが、審査難易度は高いです。
カードローン会社に、4社目の借り入れだとバレてしまうの?
カードローン会社は借り入れ希望者を審査する際、信用情報機関であなたの情報を確認します。
信用情報機関には個人の借用履歴が記録されているので、4社目の借り入れだということを隠せません。
過去に起こした金融事故や滞納などについて嘘をついても、見透かされてしまいます。
4社目の借り入れ審査が厳しい理由
4社目の借り入れ審査が特に厳しくなる理由は、以下の3点です。
- 借り入れ件数が多いと返済能力が下がるから
- 消費者金融から借り入れ可能な総額は年収の3分の1までだから
- 銀行カードローンでも年収の2分の1以上借りるのは難しいから
借り入れ件数が多いと返済能力が下がるから
金融機関は、借り入れの件数が増えるほど、借り手の返済能力に疑問を持ちます。
特に3社以上からの借り入れがある場合、返済に関してリスクが高まると見なされるので、審査も厳しくなるのです。
金融機関は、借り手が他の債務返済に追われていると、「うちの借金の返済が後回しになるのではないか」と疑問を持ちます。
消費者金融から借り入れ可能な総額は年収の3分の1までだから
貸金業法に基づく総量規制により、消費者金融からの借り入れ総額は、原則として年収の3分の1を超えてはならないと定められています。
総量規制は、消費者の過剰な借入れを防ぎ、金融健全性を保つためのものです。
3社目までの借り入れ金額の合計が、すでに年収の3分の1に達している場合、4社目の借り入れ審査で落とされます。
これは大手消費者金融でも中小消費者金融でも同じです。
■以下の合計額+新規契約の限度額が年収の3分の1以下でなくてはならない
- 消費者金融、信販会社からの借り入れ金額
- クレジットカードのキャッシング枠
クレジットカードのキャッシング枠もカウントされます。
銀行カードローンでも年収の2分の1以上借りるのは難しいから
銀行カードローンは消費者金融と違って、総量規制の影響を受けません。
4社目の借り入れ先として、銀行カードローンを検討している方もいるでしょう。
しかし多くの銀行は、年収の2分の1や3分の1までしかお金を貸してくれません。
過剰融資にならないよう、各銀行が独自の自主規制を設けています。
銀行カードローンでも消費者金融でも、高額融資を受けるのは昔より難しくなっています。
4社目の借り入れ審査の基準
4社目のカードローン審査に通る人と、落ちてしまう人の違いは何でしょうか。
各カードローン会社は審査基準を公開していませんが、特に次のポイントが重要になると言われています。
- 年収に対して借入額が少ないか(借入希望額が総量規制の範囲内で、まだ余裕があるか)
- 信用情報に傷が少ないか
- 収入証明書を提出できるか
上記の条件をクリアしている人は、4社目の借り入れが必要な場合でも、金融機関からの信頼を得やすく、新たな融資の承認を受けやすいと言えます。
年収に対して借入額が少ないか
借入総額が年収の3分の1未満で、まだ総量規制に引っかかるまでに大きな余裕がある人は、追加の融資を受けられる可能性が高いです。
年収が高くても、すでに総量規制の限度額いっぱいまで借りている人は、消費者金融だろうと銀行カードローンだろうと、審査に通りにくいでしょう。
■例
- 年収300万で、3社から合計30万円借りている人→まだ総量規制に対する借入可能枠に余裕があります。
- 年収が600万円で、3社から合計190万円借りている人→借入可能枠に余裕がないので、審査通過の可能性は低いです。
【年収別・希望額別】4社目の借り入れ審査に通る可能性
年収に対して借り入れ希望額がいくらまでなら、4社目から借り入れできる可能性が高いと言えるのでしょうか。
年収と借り入れ希望額に対する審査通過の可能性を、表にまとめました。
年収300万 | |
借り入れ30万円 | ◯ |
借り入れ50万円 | △ |
借り入れ100万円 | × |
年収400万 | |
借り入れ30万円 | ◎ |
借り入れ50万円 | ◯ |
借り入れ100万円 | △ |
年収500万 | |
借り入れ50万円 | ◎ |
借り入れ100万円 | ◯ |
借り入れ150万円 | △ |
年収600万 | |
借り入れ50万円 | ◎ |
借り入れ100万円 | ◎ |
借り入れ150万円 | ◯ |
年収700万 | |
借り入れ50万円 | ◎ |
借り入れ100万円 | ◎ |
借り入れ150万円 | ◯ |
※信用情報に問題がないと仮定した場合。
年収の3分の1以下の借り入れでも、審査に落ちる可能性はあります。
すでに1~3社目から合計100万円以上借りているなら、年収500万円以上ないと、4社目から新たに融資を受けるのは難しいです。
また、すでに1~3社目から合計200万円以上借りている人が、4社目から新たに融資を受けるには、一般的には高収入であることが求められます。
信用情報に傷が少ないか
信用情報に問題が少ない人は、金融機関から信頼を得やすく、審査で有利です。
- 過去に金融事故を起こしていない
- 延滞や債務整理の記録がない など
しかし4社目からの借り入れを検討しているということは、すでに他社の返済が厳しくなっており、返済を滞納した記録が残ってしまっている人も少なくないでしょう。
1~3社目から借りているお金の返済状況に注意する必要があります。
4社目の借り入れ先の選び方
4社目の借り入れ先を選ぶときのポイントは、次の3点です。
- 借り入れ先のタイプ
- おまとめローンを利用する
- 闇金は利用しない
借り入れ先のタイプ
4社目から借り入れするときは、借り入れしやすいカードローンのタイプ選びが重要です。
4件目の借り入れなら、大手消費者金融や中小消費者金融をおすすめします。
借り入れ件数 | おすすめのカードローン |
---|---|
1~2件目 | 大手消費者金融 中小消費者金融 銀行カードローン |
3件目 | 大手消費者金融、中小消費者金融 |
4件目 | 大手消費者金融、中小消費者金融 |
5件目以降 | おまとめローン |
一般的に、大手消費者金融や中小消費者金融は、借入件数が多い人への融資に積極的だと言われています。
銀行カードローンは、借入件数が多い人への融資に消極的な傾向です。
ただし、各社の審査基準は明らかにされておらず、「大手消費者金融や中小消費者金融なら、4件目でも借り入れできる」という保証はありません。
4件目の借り入れとなると、やはり大手消費者金融や中小消費者金融でも、慎重に審査される傾向があります。
おまとめローンを利用する
借り入れ先が多い人は、おまとめローンの利用も検討しましょう。
おまとめローンとは、複数社からの借り入れを、1社にまとめることができる商品です。
A社・B社・C社から借りているお金を、D社から借りたお金で完済し、D社に支払いをまとめるという仕組みになっています。
おまとめローンのメリット・デメリットを紹介します。
おまとめローンのメリット
- 金利が下がる可能性
- 支払いを管理しやすくなる
- 返済し忘れが減る
- おまとめローンは総量規制の対象外
- 信用回復の可能性がある
カードローンでは一般的に、複数社から少しずつ借りるより、1箇所から高額を借りるほうが、金利は低くなります。
借入限度額が高いほど金利は下がり、反対に借入限度額が低いと金利は上がるからです。
おまとめローンで借り入れを一本化すると、今までより金利の負担を減らせる可能性があります。
また、おまとめローンは総量規制の対象外です。
多重債務に苦しむ方は検討する価値があります。
さらに、おまとめローンによっていったん複数の借金を完済し、借り入れ件数を減らすことで、信用回復の可能性があることもメリットです。
おまとめローンのデメリット
- 新たな借り入れはできない
- 返済総額が増えることもある
- 通常のローンよりも厳しく審査されやすい
おまとめローンの目的は複数の借入を一本化することにあるため、その後の追加借入に対応していない場合が多いです。
追加融資が必要になった場合、新たにローン契約を結ぶ必要がありますが、既におまとめローンを利用していることが審査に影響し、新規ローンの承認が得られない可能性があります。
またおまとめローンを利用すると、月々の金利は下がっても、返済期間が延長されて結果的に支払う利息の総額が多くなる場合があるので注意しましょう。
利用前に返済シミュレーションを行って、返済期間と総返済額を確認することが重要です。
加えておまとめローンは、既に複数の借入をしている人が利用する商品なので、金融機関は利用者の返済能力を、通常のカードローンよりも厳しく審査する傾向があります。
闇金は利用しない
4社目の借り入れ審査に通らなさそうだからといって、「闇金」を利用してはいけません。
「年収3分の1以上の融資が可能」と甘い言葉で誘ってくるような業者には、注意が必要です。
闇金からお金を借りると、高い金利を負担させられたり、違法な取り立てに遭ったりするリスクがあります。
おすすめは、プロミスやアイフルといった大手消費者金融からの借り入れです。
闇金かどうか判断に迷ったら、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で見極められます。
貸金業を行う場合には、登録を受けなければなりません。借り入れを行おうとする業者が登録業者であるかどうか「登録貸金業者情報検索サービス」を利用するか、財務局又は都道府県へ最新情報を確認しましょう。
引用元:金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」
4社目の借り入れにおすすめの消費者金融
※1 他社をご利用中でも審査は可能ですが、お客様のご状況によってご利用いただけない場合もあります。
金融庁によると、日本国内には「貸金業者」だけで、1,538業者も存在しています(令和5年7月末時点)※2 参考:金融庁「貸金業者数について」。
どの会社でも4社目の借り入れを受け入れてくれるわけではありません。
短期間で闇雲に複数社へ申し込むと、信用情報に情報が残り、「お金に困っている」と見なされやすいです。
通過の可能性が高い消費者金融に絞って、融資の申請をするよう心掛けるのがおすすめです。
そこで、4社目の借り入れにおすすめな消費者金融を厳選し、比較しました。※1
消費者金融カードローン | プロミス | アイフル | SMBCモビット | ダイレクトワン |
---|---|---|---|---|
商品名 | プロミス | アイフル | SMBCモビット | ダイレクトワン |
利用限度額 | 500万円 | 800万円 | 800万円 | 300万円 |
金利 | 4.5%~17.8% | 3.0%~18.0% | 3.0%~18.0% | 4.9~18.0% |
担保・保証人 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
遅延損害金 | 20.0% | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
プロミス
プロミス基本情報 | |
---|---|
金利 | 4.5〜17.8% |
審査時間 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
融資時間 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
無利息期間 | 30日間 |
限度額 | 1~500万円 |
プロミスの概要 | |
---|---|
商品名 | プロミス |
審査時間 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
利用限度額 | 500万円まで |
金利 | 4.5%~17.8% |
無利息期間 | 初回利用日から30日間 |
担保・保証人 | 不要 |
Web完結 | 可能 |
電話での在籍確認 | 原則なし |
申し込み可能年齢 | 18~74歳※1 |
遅延損害金 | 20.0% |
おまとめローン | 〇 |
「高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。」
「収入が年金のみの方はお申込いただけません。」
(記載の順序や文言は意味が同じであれば、提示の文言そのままである必要ございません。)
プロミスはカードローンやおまとめローンを提供している、人気の大手消費者金融です。
あのSMBCグループの、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が運営しています。
土日・祝日関係なく、即日審査・即日融資に対応しており、契約後はスマホで申請してから最短10秒でお金を振り込んでもらえるスピード感が魅力です。
また「郵送物なし」「原則電話での在籍確認なし」「カードレス」なので、お金を借りていると家族や会社の人にバレにくいです。
おまとめローンでは、複数社からの借金の金利を実現できる可能性があります。
アイフル
アイフル基本情報 | |
---|---|
金利 | 3.0%~18.0% |
審査時間 |
最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。 |
融資時間 |
最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。 |
無利息期間 | 30日間 |
限度額 | 1万円~800万円 |
アイフルの概要 | |
---|---|
商品名 | アイフル |
審査時間 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。 |
利用限度額 | 800万円 |
金利 | 3.0%~18.0% |
無利息期間 | 初回利用日(初回契約日翌日)から30日間 |
担保・保証人 | 不要 |
Web完結 | 可能 |
電話での在籍確認 | 原則なし |
申し込み可能年齢 | 20歳~69歳 |
遅延損害金 | 20.0% |
多くの大手消費者金融は銀行の傘下ですが、アイフルは銀行系グループに属していない独立系カードローンです。
「おまとめMAX」「かりかえMAX」というおまとめローンもあります。
「コールセンターの対応がいい」「女性専用ダイヤルや女性向け商品があり、女性でも利用しやすい」などの点が評判です。
最短20分でその日のうちに審査が完了します。
申し込みから契約まで、WEBで完結可能です。
SMBCモビット
SMBCモビット基本情報 | |
---|---|
金利 | 3.0%~18.0% |
審査時間 |
最短15分 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取り扱いとなる場合があります。 |
融資時間 |
最短即日 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。 |
無利息期間 | なし |
限度額 | 1万円~800万円 |
SMBCモビットの概要 | |
---|---|
商品名 | SMBCモビット |
審査時間 | 最短15分 |
利用限度額 | 1万円~800万円 |
金利 | 3.0%~18.0% |
無利息期間 | – |
担保・保証人 | 不要 |
Web完結 | 可能 |
電話での在籍確認 | 原則なし |
申し込み可能年齢 | 20歳~74歳※収入が年金のみの方はお申込いただけません。 |
遅延損害金 | 20.0% |
おまとめローン | 〇 |
※他社ご利用の方でも審査は可能ですが、お客様のご状況によってご利用いただけない場合もあります。
SMBCモビットは、SMBCグループが運営しています。
カードローンやおまとめローンを提供している、大手消費者金融です。
簡易審査は最短10秒、本審査は最短15分で完了します。
他社は本審査の最短完了時間を「20分」としているところが多いですが、SMBCモビットはさらにスピーディです。
もちろん申し込みはWEBで完結させることが可能です。
また、借り入れや返済でVポイントが貯まる点は、SMBCモビットならではの強みと言えます。
Vポイントで返済できる点もメリットです。
Vポイントを使っている人は、4社目の借り入れ先※としてSMBCモビットを検討してみましょう。
※他社ご利用の方でも審査は可能ですが、お客様のご状況によってご利用いただけない場合もあります。
ダイレクトワン
ダイレクトワン基本情報 | |
---|---|
金利 | 4.9%〜18.0% |
審査時間 | 最短即日 |
融資時間 | 最短即日 |
無利息期間 | 55日間 |
限度額 | 1万円~300万円 |
ダイレクトワンの概要 | |
---|---|
商品名 | ダイレクトワン |
審査時間 | 最短30分※ |
利用限度額 | 1万円~300万円 |
金利 | 年4.9~18.0% |
無利息期間 | 初回借入の翌日から55日間 |
担保・保証人 | 不要 |
Web完結 | 可能 |
電話での在籍確認 | あり |
申し込み可能年齢 | 20歳~69歳 |
遅延損害金 | 20.0% |
中小消費者金融のダイレクトワンは、スルガ銀行系列の安心感が魅力的なカードローンです。
担保や保証人は不要で、即日融資※に対応しています。
審査時間は最短30分と、大手消費者金融に引けを取らない早さです。
さらに初めてのユーザーがWEBから申し込むと、最初の55日間は無利息で借り入れできるという独自の魅力があります。
金利も4.9%から20.0%と良心的です。
※1店頭窓口でお申込みをされた場合は、当日のお借入れが可能です。レイク
レイクの概要 | |
---|---|
商品名 | レイク |
審査時間 | 最短25分 |
利用限度額 | 500万円まで |
金利 | 4.5%~18.0% |
無利息期間 | 初回契約日の翌日から30日間 初回契約日の翌日から60日間 初回契約日の翌日から180日間 |
担保・保証人 | 不要 |
Web完結 | 可能 |
電話での在籍確認 | あり |
申し込み可能年齢 | 20歳~70歳 |
遅延損害金 | 20.0% |
レイクはカードローンやおまとめローンを提供しています。
新生フィナンシャル株式会社が運営する、大手消費者金融です。
新規ユーザーは、「200万円までなら最大60日間利息0円」「5万円までなら最大180日間利息0円」で利用できます。
他の大手カードローン会社では、「初回契約日の翌日から30日間は無利息」となっていることが多いです。
レイクは数ある大手消費者金融の中でも、条件付きではありますが、初回契約のメリットが大きいと言えます。
お得に借り入れしたい方におすすめです。
4社目の借り入れ審査に落ちたときの対処法
4社目の借り入れ審査に落ちてしまったら、次の対策が考えられます。
- 中小消費者金融を利用する
- 限度額の増額申請をする
- 債務整理する
中小消費者金融を利用する
4社目の借り入れ審査に落ちたときは、中小消費者金融も検討してみましょう。
中小消費者金融は、大手消費者金融より、複数の借金を抱えている人でも比較的借り入れしやすいと言われることが多いです。
【おすすめの中小消費者金融】
- フクホー
- フタバ
※ただし中小消費者金融だからといって、必ず審査に通るわけではありません。
限度額の増額申請をする
4社目から借り入れができなくても、今使っているカードローンの限度額を増やしてもらえば、お金の不足を解決できる可能性があります。
カードローンでは、1人1人の返済能力に応じて、限度額が決められています。この上限は、申請すれば引き上げてもらえる場合があります。
基本的には、複数のカードローンを使うより、限度額の増額申請のほうがおすすめです。
先述した通り、カードローンの金利は借入金額に応じて決まります。
1社から借りるお金を増やせば、金利が下がり、返済の負担が減るかもしれません。
審査が厳しいと言われている銀行カードローンでも、利用実績があれば、増額申請によって年収の約2分の1まで融資を受けられる可能性があります。
債務整理する
どうしても借金で苦しいときは、債務整理を検討しましょう。
債務整理とは、借金問題を解決するための法的な手段です。
借金の返済が困難になった場合、裁判所や弁護士・司法書士などの専門家を利用して、借金の減額や免除、支払いの猶予などを求めることができます。
- 任意整理…利息のカットや分割払いの延長などをしてもらう手続き。
- 個人再生…借金の減額や支払いの猶予を得る手続き。
- 自己破産…すべての借金を免除してもらう手続き。
ただし債務整理すると、財産の差し押さえをされたり、5~7年間はローンを組めなくなったり、信用情報として残ったりとデメリットもあります。
債務整理は人生を大きく左右する重要な決断です。
最終手段として、慎重に検討しましょう。
4社目の借り入れでよくある質問
4社目の借り入れに関する、よくある質問にお答えします。
- 他社4件でも借り入れできるの?
- 4社目の借り入れにおすすめのおまとめローンは?
- 他社借り入れが6件や7件で借りれるカードローンはある?
他社4件でも借り入れできるの?
はい、他社4件でも借り入れできます。
カードローンに「〇社まで」という制限はありません。
5社、6社と借り入れしても、法的には問題ないのです。
ただし貸金業者から年収の3分の1以上のお金を借りることは、法律上できません。
また、2~3社目の借り入れ時よりも厳しく審査される傾向があると知っておく必要はあります。
4社目の借り入れにおすすめのおまとめローンは?
※1 他社をご利用中でも審査は可能ですが、お客様のご状況によってご利用いただけない場合もあります。
プロミス、アコム、アイフル、SMBCモビット、レイクのおまとめローンが特におすすめです。
いずれも大手消費者金融であり、4社目の借り入れ※1にも対応してくれる可能性があります。
もし大手消費者金融の審査に落ちてしまったら、フタバやフクホーなどの中小消費者金融も検討してみてください。
4社目の借り入れ審査に通過するコツは?
4社目の借り入れ審査に通過するコツは、次の3点です。
- 銀行カードローンは避ける
- 複数社に同時申し込みはしない
- 借入件数と金額について嘘はつかない
銀行カードローンは他社借り入れに厳しく、すでに2社から借りている人は、審査に落ちやすいと言われています。
消費者金融系のカードローンがおすすめです。
また複数社に同時申し込みすると、お金に困っている印象を持たれるほか、今までの返済を滞納したことがなくても、ブラック扱いを受けることがあります。
4社目から借り入れできるか不安だとしても、複数社への同時申し込みは避けましょう。
他社借り入れが6件や7件で借りれるカードローンはある?
借り入れ先が6件~7件に増えると、通常のカードローンで新規融資を受けるのは難しいです。
消費者金融の間では、借り入れ件数は5件までが限度だという暗黙の了解があります。
すでに4件目の借り入れを検討している人は、この先借り入れ件数が5件、6件と増えないよう、おまとめローンで一本化することも検討しましょう。
4社目からの借り入れは慎重に
※1 他社をご利用中でも審査は可能ですが、お客様のご状況によってご利用いただけない場合もあります。
4社目の借り入れ※1におすすめなカードローン会社を、最後にまとめます。
- プロミス
- アイフル
- SMBCモビット
- レイク
4社目の借り入れは可能※1ですが、借り入れ件数が増えていくにつれ審査は厳しいものになっていくため、注意が必要です。
おまとめローンで借り入れを一本化することも検討してみてください。