銀行カードローンで即日融資を受けることは不可能？

お金を借りることを考えたときに、銀行のカードローンを利用することや、消費者金融で借りることが思い浮かびます。

消費者金融はなんだか危なそうなイメージがある…という意見があるのも事実。

出来れば安心そうな銀行カードローンを利用したい反面、融資を受けられるまでに時間がかかるイメージもありますよね。

というもの、貸金業者に申し込むと審査に時間がかかる場合があります。

消費者金融などの貸金業者から融資を受ける場合は、申し込みをして、審査に通過しないといけません。

第１３条第１項
貸金業者は、資金需要者である顧客又は保証人となろうとする者の資力又は信用、借入れの状況、返済計画等について調査し、その者の返済能力を超えると認められる貸付けの契約を締結してはならない。

引用元：金融庁「過剰貸付防止のための規制等のあり方」

そこで今回は「銀行カードローンで即日融資を受けることは出来るのか」について解説していきます。

2024年2月現在、銀行カードローンでは即日融資は不可

結論から申し上げますと、現在、銀行カードローンでの即日融資はできなくなりました。

2018年1月より制限されています。

主な問題点は、下記です。

詳しく解説していきます。

過剰な融資が問題に

消費者金融でお金を借りる際、貸金業法による総量規制が適用されます。総量規制とは年収の1／3の金額まで借りることができるという決まりです。

しかし銀行カードローンでは貸金業法ではなく、銀行法が適用されるため、総量規制は適用されません。お金を借りるのに金額の上限が無かったのです。

そのためきちんとした決まりが無かったため、審査を行う業者に判断が委ねられてしまい、大分甘い審査で高額な融資をバンバン出してしまったのです。

結果、自己破産率が上昇して社会問題に。

その後、金融庁から各銀行カードローンに通達があり、銀行カードローンでも「即日融資」を謳っていましたが、メガバンクを中心に即日融資を自粛し、審査基準を厳しくしたのです。

暴力団など反社会的勢力に融資を行った

自己破産率の増加に加えて、2013年、週刊誌が某銀行カードローンが暴力団に融資を行ったことをスクープされました。

銀行カードローンにおいては「反社会的勢力に融資を行ってはいけない」といった法律が無かったため、立件自体はされなかったのですが、その事実に対して隠ぺい工作を図ったことから、金融庁から「業務改善命令」が下されたのです。

現在は審査時に「警視庁のデータベースの照合」が追加

現在、銀行カードローンの審査には「警視庁のデータベースへの照合を行う」というステップが追加されました。

そのデータベースへの照合に時間がかかり、物理的に即日融資が難しくなったのです。

そのため銀行カードローンを利用する場合は、最短でも翌営業日の融資となります。

なんとか今日お金を借りることはできない？

銀行カードローンは即日融資が出来なくなった、そうは言っても今日中に融資を受けたい！

そんな方のために、ここからは下記の2つの方法をご紹介いたします。

「えっ？消費者金融は不安だって言ってるじゃん！」という方、安心してください。

即日融資が出来なくてもいいから、少しでも最短で融資が可能な銀行カードローンを知りたい方のために、最適な銀行カードローンをご紹介いたします。

また即日融資を重視するのであれば、消費者金融がおススメです。

ここでは「消費者金融は不安」という方に、安全な消費者金融でかつ即日融資が可能である業者や、おすすめの理由などを解説していきます。

最短翌日で融資可能な銀行カードローンは？

銀行カードローンは、最短でも翌日(翌営業日)での融資が可能ですが、銀行によっては2～3日かかるところも多いです。

ここでは、最短で融資を行ってくれやすい、おすすめ銀行カードローンを3社ご紹介いたします

この三社は、最短翌日で融資を行ってくれやすい銀行カードローンです。

あくまでも「融資を行ってくれやすい銀行カードローン」なため、必ずしも最短翌日で融資を受けられるわけではありません。

前述でも紹介した通り、警視庁のデータベース照合などのステップがあり、最短で翌日とも言われていますが、2～3日かかることもあります。

その中でも、大手メガバンク・WEB完結申し込みを実施しているところは、審査にかかるコストを独自にショートカットしているところも多く、審査時間を短縮しやすいとも言えます。

それを踏まえておすすめポイントを詳しく解説していきます。

三菱UFJ銀行カードローン『バンクイック』

バンクイック概要
商品名	三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
利用限度額	10万円以上～500万円以内(10万単位)
金利	1.8％～14.6％
担保・保証人	不要
遅延損害金	20.0％
必要書類	運転免許証or顔写真付き身分証明書or保険証+住民票

三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックは、最短翌日での融資を受けられやすい銀行カードローンです。

バンクイックの審査結果の連絡は9時～21時（土・日・祝日は9時～17時）と公表しています。

申し込みを行う際には、審査実施時間内に申し込みを行う必要があります。

最近は24時間受付などを謳っていますが、24時間＝いつでも審査してくれるわけではないので、時間外に申込んでも、翌営業日まで審査は行われないので注意が必要です。

またバンクイックは、申し込みに関して、以下のようにも回答しています。

お申し込みの受付時間、審査状況によっては、審査結果の回答が翌日以降になる場合があります。

とも言っているので、スムーズに進めば、進められるほど最短審査で融資を行うことが出来るのですね。

バンクイックを最短で融資を受けるには、下記の記事も併せてチェック！

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローン概要
商品名	楽天銀行スーパーローン
利用限度額	～800万円以内
金利	1.9％～14.5％
担保・保証人	不要
遅延損害金	20.0％
必要書類	運転免許証or顔写真付き身分証明書or保険証+住民票

楽天銀行スーパーローン（カードローン）も、最短翌日での融資に対応しています。

申し込みがWEB完結するので、めんどくさいステップもありません。スムーズに審査が進めば、最短での融資を受けられやすい銀行カードローンです。

三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローン概要
商品名	三井住友銀行カードローン
利用限度額	10万円 ～ 800万円
金利	1.5～14.5％
担保・保証人	不要
遅延損害金	20.0％
必要書類	運転免許証or顔写真付き身分証明書or保険証+住民票

三井住友銀行カードローンも、「審査結果のご回答は最短翌営業日となります。」と公表しています。

審査結果のご連絡は9:00～21:00なので、余裕をもって審査に申し込めますね。

銀行カードローンの中でも、メガバンクのカードローンであれば利用者が多いので、審査もスムーズに進むように、独自のコストカットがされていることが多いです。

そのため審査もスピーディーに対応し、最短での融資が受けられやすいと言えます。

三井住友銀行カードローンは口コミでも「翌日には融資を受けられた」という反応が多く、急いで融資を受けたい方にはおすすめの銀行カードローンといえるでしょう。

銀行カードローンの融資をスムーズに進めるためのコツ

銀行カードローンの融資を最短で受けるには、いかにスムーズに審査を進めることが出来るかにかかってきます。

スムーズに進めるには、そのためのコツがあります。

少しでも不備があると審査に時間がかかりかねないので、スムーズに進めるコツを駆使して申し込みを行いましょう。

①必要な提出書類を完璧に用意

銀行カードローンの申し込み時に提出する本人確認書類や収入証明書など、提出が必要な書類が抜けていたりすると、スムーズに進みません。

本人確認書類は必ず提出必要ですので、必ず用意しておきましょう。

基本的には運転免許証で大丈夫ですが、持っていない方はパスポートや保険証など、他で本人確認が取れるものを要しましょう。

アリがちな必要書類の不備『提出書類が不鮮明』

最近は本人確認書類も、公式アプリなどにアップロードをして提出するのが主流になってきています。

今回ご紹介したバンクイック、三井住友銀行カードローン、楽天銀行カードローンもアップロードでの提出を受け付けています。

その為最近は、書類提出時に下記の不備が起こりがちです。

上記のことがあると、審査時に時間がかかりがちです。

本人確認書類は、鮮明に映っているかを確認してから提出をしましょう。

②WEB完結申し込みを使ってスムーズに申し込み

最近は申し込み方法もWEB完結型も多いので、それを利用して申し込むのもおススメです。

契約手続きなども全てWEBで済むので、郵送する手間なども省けます。

③在籍確認対策を行う

カードローンを利用する時には、勤務先への在籍確認が行われます。

消費者金融は在籍確認を省略や、収入証明書で在籍確認の代わりにやってもらえることもあるのですが、基本的に銀行カードローンは在籍確認を省略することはできません。

そのため必ず在籍確認を行う必要があるので、対策が必要な場合は是非下記の記事をチェックしてください。

④利用額を最低額で申し込む

銀行カードローンの審査をスムーズに進めるのには、利用限度額を最低限で申し込むのもコツの一つです。

申込額が高ければ高いほど、審査時にカードローンの担当者から敬遠されがちです。というのも「こんなに高額を貸して、この申し込み者はきちんと返済していくすべがあるのか」と判断されやすいのです。

そのためにも、できるだけ限度額よりも安めの金額で申し込みを行うことをおススメします。

借入件数が多いのも要注意

銀行カードローンの申し込み時に、借入件数が多い方は、出来るだけ借り入れ件数を減らしておくことも大切です。

借入件数が多いと「多重債務者」となってしまいます。

「他で借り入れがあるのに、うちで融資をして返していけるのか」と判断されかねないので、銀行カードローンを利用する時は借入件数を減らしておきましょう。

利用していないカードローンの契約も解除しておくこともおすすめです。

申し込み時に入力ミスが無いように！

申し込みの最初のステップでフォームに個人情報を入力しますが、ここでの入力ミスもアリがちです。

提出された情報の確認が取れないと、その分確認時間がかかり、スムーズに審査が進みません。

また申告した情報と、照合した情報に相違が見られると、たとえそれが故意的に行っていなかったとしても、担当者はそれの判断が出来ないので、最悪の場合そのまま審査落ちとなってしまう可能性があります。

ですので、最初のフォームでの入力時は慎重に入力を行い、不備が無いように確認を行いましょう。

今日中にお金を借りるなら消費者金融がおススメ

今日中にお金を借りたいのであれば、大手消費者金融の利用がおススメです。

銀行カードローンですと、最短でも翌日になってしまいますし、必ず翌日中に審査結果が来るとは限りません。

大手消費者金融は即日融資に対応しているので今日中にお金を借りることも可能です。

ではなぜ、銀行カードローンでは即日融資が不可なのに対し、大手消費者金融は即日融資が可能なのでしょうか？解説していきます。

金利を高めに設定することで審査に通りやすくなる

銀行カードローンでは、低金利で利用できますが、それに比べて消費者金融は金利が高めに設定されているところが多いです

即日融資を行うためには、時間をかけて審査を行う銀行に比べて審査基準を緩くする必要があります。

しかし、消費者金融もビジネスなので、返済能力がない人に融資を行うのはためらわれます。

比較的に金利を高めに設定することで、仮に返済が滞ったとしても、金利を高く取っているので多少は回収できますよね。

そのため、金利が高く設定され、審査にも通りやすいのです。

	金利
銀行カードローン	低めに設定されている
消費者金融	高めに設定されている

大手のノウハウで審査を短縮しているので即日も可能

銀行カードローンの審査は保証会社が行っていますが、大手消費者金融は自社完結しているところも多いです。

そのため、独自のルートで審査を行うので、ショートカットして審査を行い、即日融資も可能な時間に融資まで持っていくことが出来るのです。

ですので、今日中にお金を借りるなら大手消費者金融の即日融資を利用がおススメなんです。

	審査
銀行カードローン	保証会社が行っている
大手消費者金融	自社完結しているところが多い

今日借りるのにおすすめの消費者金融

ここからは今日借りるのにおすすめの消費者金融を4社ご紹介いたします。

プロミス

プロミスは、特におすすめの即日融資が可能な消費者金融です！

筆者がプロミスをオススメするのには、下記のポイントがあります。

解説していきます。

大手の中でも上限金利が低い

返済時のことも考慮すると、申し込み行う際には金利が低い業者を選ぶのが吉です。

まず、大手消費者金融と呼ばれるのは、プロミスの他にもアイフル、アコム、SMBCモビット、レイクALSAの5社。

この5社も貸金業法によって金利などを決めていますが、プロミスの上限金利が17.8％なのに対し、他の4社は18％です。

初回の融資時には、大体上限金利が適用されるため、できるだけ上限金利の低い業者を選ぶことが良いでしょう。

「たった0.2％の違いじゃん」とも思いますが、塵も積もれば山となる、日数が増えていくにつれて返済額に大きな差が出てくるので、少しでも金利が安いところを利用するのが良いでしょう。

WEB完結申し込み・アプリ申し込みが可能

銀行カードローンの審査をスムーズに進めるコツでも紹介しましたが、消費者金融でも同じことです。

郵送だと時間がかかるため、WEB完結申し込みなどを利用した方が、来店する必要も周りにバレるきっかけになりがちな郵送の心配もいりません。

手続きなどもWEBで完結するので、一連の申し込みが簡単に済みます。

またプロミスには公式のスマホアプリ『アプリローン』があります。

公式のアプリで申し込みから手続きまで完了するのも、煩わしい作業が無くておすすめのポイントです。

初回利用は30日間無利息サービスがある

プロミスでの融資が初めての利用であれば、30日間無利息サービスが適用されます

大手ではアコムやアイフル、レイクALSAなども行っていますが、プロミスがおススメの理由は「借り入れ日の翌日から30日間のカウントダウンが始まる」という点。

アコム、アイフルは、同じ30日間無利息サービスでも、申し込み日の翌日からカウントダウンがスタートします。

一見、違いがわかりませんが、今日借りる必要がなくなった場合、プロミスなら借り入れ日の翌日から無利息サービスが始まるので、次本当に必要になったときにサービスを取っておけるのです。

「今日借りるから関係ないよ…」とも思われますが、意外とこの差は大きいのです。

SMBCモビット

SMBCモビット概要
商品名	SMBCモビット
利用限度額	800万円
金利	3.0％～18.0％
担保・保証人	不要
遅延損害金	20.0％
必要書類	本人確認書類、社会保険証

SMBCモビットもおすすめの消費者金融カードローンです。

WEB完結の電話・郵送無し！

SMBCモビットの最大のおすすめポイントは、WEB完結にすることで「電話・郵送が全くなし」にできることです。

このポイントは電話連絡なしにできること。SMBCモビットはデフォルトで電話連絡が無しなので、おすすめの消費者金融カードローンです。

アイフル

アイフルの概要
商品名	アイフル
審査時間	最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。
利用限度額	1万円～800万円
金利	3.0％～18.0％
無利息期間	初回利用日から30日間
担保・保証人	不要
Web完結	可能
電話での在籍確認	原則なし
申し込み可能年齢	20歳～69歳
遅延損害金	20.0％

アイフルも、今日借りることができる消費者金融でおすすめの消費者金融です。

アイフルは大手の消費者金融の中でもベーシックなタイプの消費者金融です。

WEB申し込みアリ、金利も一般的、女性専用商品があるなど、突出したサービスはありませんが、すべてシンプルであるので、利用しやすいです。

また基本的に柔軟に対応してもらえるので、なにかあれば相談しましょう。

ジェイスコア

jscore(ジェイスコア)概要
商品名	ジェイスコア
利用限度額	10万円～1000万円
金利	0.8％～15.0％
担保・保証人	不要
遅延損害金	20.0%
必要書類	運転免許証or顔写真付き身分証明書or保険証+住民票

ジェイスコアはこれまで紹介した大手消費者金融とは少し違います。

金利が銀行カードローン並みに低金利

ジェイスコアの一番のおすすめポイントは、金利の低さです。

今回ご紹介した消費者金融、銀行カードローンの金利を比較してみましょう。

ジェイスコア	0.8%～12.0%
プロミス	4.5％～17.8％
アイフル	3.0％～18.0％
SMBCモビット	3.0％～18.0％
三菱UFJ銀行バンクイック	1.8％～14.6％
三井住友銀行カードローン	4.0％～14.5％
楽天銀行カードローン	1.9％～14.5％

銀行カードローンよりも低金利であることが分かりますね。

審査にはAIスコア式を活用し、融資にかかわる質問だけでなく、「本は読みますか？」などの私生活に関わる質問が行われます。

申込者の人となりが分かるシステムですよね。

「質問数が多くてめんどくさい…」

という方もいらっしゃいますが、低金利のことを考慮しても、利用して損はない消費者金融であると言えます。

また即日で融資を受けるには、下記の時間までに申し込みを完了する必要があります。

• 平日22:55
• 土曜21:40
• 日曜16:40

銀行カードローンは即日融資は出来ないが翌日は可能

今回は、銀行カードローンは即日融資が可能かについて解説していきました。

お読みいただきありがとうございました。