40歳になると、責任のある役職に就き、収入もある程度もらえるようになります。
ところが、「貯金が全然なくて毎日ぎりぎりの生活をしている」といった声も少なくありません。
実は、貯金ゼロの割合が最も高いのは40代という事実を知っていましたか。
これは正直驚きますよね。
収入が安定してきているはずなのに貯金がなく、生活がぎりぎりになってしまうのはいったいどうしてなのでしょうか。
今回は、その原因と「貯金ゼロからの脱出方法」についてご紹介していきたいと思います。

- はじめての方は30日間無利息!
- 最短30分での審査回答が可!
- 借入が可能かスグ分かる「3秒診断」機能あり
- 実質年率
- 3.0%~18.0%
- 限度額
- 1~800万円
- 審査時間
- 最短30分
- 融資時間
- 最短即日
40代の金銭状況
原因を紹介する前に40代の平均貯金金額と平均給付金額がどのくらいなのかを確認してみましょう。
40代の平均貯金額(独身・既婚)
金融広報中央委員会が令和元年度に行った「家計と金融行動に関する世論調査」の「金融商品の保有額」を参照にしたところ、40代の金融資産保有額の独身者の平均値は564万円、既婚者の平均値は694万円となっています。
【40代の金融資産保有額の平均値】
- 独身:564万円
- 既婚:694万円
40代の平均給与額
40代の平均給与額は、男性がおよそ36万円、女性が26万円となっています。
所定内給付で時間外手当や休日出勤手当などは含まれていません。
【40代の平均給与額】
- 男性:564万円
- 女性:694万円
- 男女計:32万9600円
40代の貯金ゼロの割合が高い原因とは
年代別で確認したところ40代の貯金ゼロの割合が最も高くなっています。
収入もある程度安定してきている年代ではありますが、いったいどうしてこのような状況になってきているのかを説明しましょう。
教育費
一つ目は、子どもの私立小学校進学や習い事に費用がかかることです。
私立進学となると公立に比べ倍ぐらいの費用がかかってきます。
また、習い事の費用なども月々何万円とかかってくるとそれだけでもかなりの出費になってしまいます。
医療費
二つ目は、親の介護費などの医療費がかかることです。
40歳になってくると、自分の親も歳を重ね介護が必要になってくるケースも増えてきます。
月々の介護費用や医療費となるとかなりの出費になってきます。
計画性
三つ目は、計画性がないため使いすぎてしまうことです。
月の支出額が分からず、自由に使っているとお金は貯まるどころかどんどんなくなっていきます。
子どもの教育費でおよそかかる費用を前もって把握したり、必ずかかる医療費を考慮して生活費を考えたりと計画性をもたないと貯金はできません。
貯金ゼロからの脱出方法
40歳で貯金がゼロというのは正直これから先不安に感じる方も多くいると思います。
生活費や子どもの教育費などこれからさらに支出が増えてくる可能性があるので、今からでも少しずつ貯金をしていく方が安全です。
今からでもまだ間に合います。
では、どのような方法で貯金ゼロの状態から脱出できるのかを説明していきましょう。
借りる習慣を見直し余計な支出を断つべし
まずは、借りる習慣を見直してみましょう。
借りるというのは、主にクレジットカードなどの翌月に支払いが発生するものです。
基本的に金利が発生するものは絶対に使用を控えてください。
来月には収入が少し入るからと言って、クレジットカードを使い使い過ぎると結果的にマイナスになってしまいます。
分割払いなどで発生する分割払い手数料も商品をいくつも買っているうちにどんどん積み重なり何万円も余計に支払うことになるのです。
余計な額を支払うぐらいなら使用を控え、使用できる現金の中で買い物をするように心掛けるようにしましょう。
マイカーローンなどローンを組んでしまうと月々の支払いがあり、金利も発生するので、収入と支出に見合った購入方法をおすすめします。
使うお金に優先順位をつけるべし
まずは、支出項目を見える形にしてください。
お金を何に使っているのかをはっきりさせることで優先順位がつけやすくなり、無駄な出費を抑えることに繋がります。
支出項目が見える形にしたら次は優先順位をつけていきます。
衣食住にかかる費用、貯蓄を増やすための費用、自己啓発費用など生活の中で何に重きを置いているのか考えて、優先順位をつけましょう。
優先順位をつけたら、支出項目をさらに細分化していきましょう。
そして、細分化した支出項目から予算立てを行っていくのです。
毎月の支出を細分化して予算立てすることで、無駄に消費している部分がよく分かり、対策を練ることができます。
もちろん友達や周りの人たちとの人付き合い、保険料など考慮したい部分は多々あると思いますが、貯金ゼロを脱出するためにも徹底して行っていきましょう。
固定費を見直し、無駄な出費を減らすべし
固定費を今一度見直してみてください。
無駄に保険料を払っていないか、水道光熱費を節約できないかなど見直すべき点は多くあるはずです。
携帯電話の通信費用も毎月支払っていると馬鹿になりません。
家族全員分の支払いを考えるとかなりの出費になっているはずです。
定額料金に切り替えたり、家族割を利用したりしなるべく費用がかからないようにしましょう。
最近では、サブスクリプションも主流になり、動画や音楽などを月額で利用している人も増えてきました。
サブスクリプションも無駄であれば、なるべく契約せず、貯蓄を優先していきましょう。
教育費や老後など必要な費用を知るべし
今後どのくらいの費用が必要になってくるかなど見通しをもつことで、貯金に対する意識が少しずつ変わってきます。
40歳で最も支出の多い子供の教育費と老後資金の目安を簡単にご紹介しましょう。
子どもが大学まで進学し、卒業するまでの教育費は1人約1,000万円と言われています。
子どもが自立するまでに相当なお金がかかっているので、40歳で生活が苦しくなってしまうのも無理はありません。
また、老後資金は1人約3000万円の費用がかかると言われています。
歳をとると医療費も増えてくるので、費用がさらにかかってくるのです。
40歳で必要な費用が見えてくると、これからの貯金の重要性がよく分かると思います。
あくまでも目安なので、今から少しずつ意識し貯金を心掛けていけば、貯金ゼロから脱出できるはずです。
まとめ
まずは、支出項目を見える化し、無駄な支出を明らかにしてください。
そして、優先順位を考え、自己啓発費用などを今一度見直してください。
ここを徹底していかないと貯金ゼロを脱出することは難しいです。
少しでも貯金ができるとこれから先の未来を安心して過ごすことができます。
今からでも間に合うので、無理はせずできる範囲で徹底していきましょう。
