学生でも、なにかとお金が必要になることもありますよね。
給料日までまだ時間があるけど、前借もできないし…というときにちょっと借りられたら助かるケースもあります。
今回は、学生がお金を借りる方法にはどのような方法があるのか?を紹介していきます・
学生がお金を借りる方法は4種類
基本的に学生がお金を借りる方法には、下記の4種類があげられます。
ここでは、上記のお金を借りる方法の特徴やメリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
クレジットカードのキャッシング機能
学生がお金を借りるのに一番オススメの方法が、普段使っているクレジットカードのキャッシング機能です。
普段買い物などで使っているクレジットカードでは、実はお金を借りることもできるのです。
クレジットカードには、利用限度額の中にショッピング枠とキャッシング枠があります。
普段買い物をするときに利用限度額の枠内の金額であれば、クレジットカードでお金を借りることが可能です。
クレカでキャッシングの利用方法は?
クレジットカードのキャッシング枠を使うことのメリットは?
- キャッシング枠がついているものはすぐに借り入れができる
- 借りる時に審査はいらない
クレカでキャッシングを利用する方法は簡単です。
使っているクレジットカードを、銀行やコンビニのATMに差し込み、案内に従うだけです。
あらかじめキャッシング機能がついているものであれば、すぐに利用ができます。
メリット
クレジットカードのキャッシング枠を使うことのメリットは?
- 借りることができる金額は少なめ
- 未成年は利用できない
- カード申し込みから行うと利用できるものに限られる
クレジットカードのキャッシング機能でお金を借りるメリットは、すぐに借りることができる点です。
お金借りるためにローンを組むとなると、まず審査に通過しないといけません。
最近は消費者金融であれば、即日融資なども対応しているため、比較的時間がかからずに借りることもできます。
ですが、もうすでにキャッシング機能のついたカードを持っているのであれば、そのままATMなどで借り入れを利用できます。
急にお金が必要になった…!という時でも、すぐに借りることができるので、安心して利用できるのが嬉しいポイントですね。
デメリット
クレジットカードのキャッシング機能で借りる時のデメリットは、借入できる金額が少なめである点です。
多額のキャッシングが必要なケースでは、クレカキャッシングはあまり向かないと言えます。
クレジットカードの借入できる限度額は、総限度額内の利用金額によって決まります。
またショッピングで利用できる限度額との兼ね合いもあるため、利用方法によっては借入金額が少ないことも。
限度額が30万円の場合、30万円の中でもさらに借入できる金額の限度額が定められているのです。
キャッシング枠が10万円の場合、クレカで借りられる金額は10万円となります。
またすでにショッピングでの利用金額が25万円である場合、キャッシングの限度額は5万円となります。
また学生の場合、キャッシングできる金額も制限されているこいとも多いです。
リボ払いも危険
支払いができないからと、キャッシングではなくリボ払いを進めるサイトも見かけます。
リボ払いはリボルビング払いの略で、毎月の支払額を一定額に固定して手数料とともに支払う支払いの方法です。
リボ払いの場合、月の支払い額が一定です。しかし日ごとに利息が増えていくため、いつまでたっても返済し終わらないということにもなりやすいのです。
そのためあまりお勧めできません。
一方でクレカのキャッシングは、翌月のショッピングの請求と共に支払いが行われるため、あまり高額にはならないケースが多いです。
もちろん利用用途によって十分検討する必要がありますが、よく考えてから利用をしましょう。
学生ローンで借りる
学生の場合、学生専用の学生ローンを利用することがおススメです。
学生ローンは、学生が利用することを前提としたローン商品です。
そのため、アルバイト収入があれば利用ができますし、銀行などの目的別ローンと違い、利用できる用途に制限がありません。
サークルの合宿代の集金が迫ってるのに、バイト代が入るのはもう少し先…!
なんてときにも利用がしやすいことが特徴です。
学生ローンの利用方法は?
学生ローンを利用するには、どのような手順が必要なのでしょうか?
申し込みからお金を借りるまでのフローを確認していきましょう。
申し込みまでの手順は、上記のように行われます。
このように、クレジットカードのキャッシングと違いお金を借りる前に審査に通過しないといけません。
ここからは、学生ローンメリット・デメリットを解説していきます。
メリット
学生ローンのメリットは下記の通りです。
クレジットカードのキャッシングは、未成年は利用できない決まりになっています。
しかし学生ローンであれば、まだ成人していない学生でも利用が可能な業者もあります。
※高校生は利用できません。
また学生ローンは学生に向けたサービスのため、学生が利用しやすいようなサポート体制が整っています。
親や学校に知られたらめんどくさいから、秘密で借りたい…。
と言った要望にも応えて、親に連絡が行くことはありません。
また学生ローンによっては友達を紹介すると金利が下がるサービスなどもあります。
困っている友人を紹介すると自分も恩恵を受けられるのは嬉しいですよね。
デメリット
メリットと併せて、学生ローンのデメリットも確認していきましょう。
学生ローンでは、借り入れ限度額はだいたい50万円で定められているケースが多いです。
それ以上の金額を借りたい場合は、他の方法を検討しなければなりません。
また学生の場合、審査時に提出をしなければならない書類が多いため、申し込みが若干面倒ということが難点です。
基本的に、最低でも下記の3点の書類を提出する必要があります。
学生証+運転免許証または保険証+キャッシュカード
これが揃わないと、学生ローンの申し込みが難しいと言えるでしょう。
ほかにも、学生ローン多くは、返済方法を振り込みで行うところが多いです。
口座に入れて置いたら自動で引き落としという訳ではないので、返済日を忘れてしまわないように注意を行う必要があります。
奨学金でお金を借りる
学生がお金を借りる方法として最もポピュラーな方法は、奨学金でしょう。
奨学金とは、日本学生支援機構に奨学生としてお金をかりることができる制度のことを指します。
日本学生支援機構が提供する奨学金には、種類が二つあります。
また奨学金においても、利用前に審査に通る必要があります
奨学金を借りる方法
奨学金を借りる方法も、大まかな流れは下記の通りです。
申し込みが出来る期間も決まっているため、利用したい!と思ってもすぐに始められるものではありません。
筆者は学生時代に奨学金の利用を決めたとき、学年が変わるタイミングで申し込みました。
申し込んでから実際に奨学金の受け取りができるまでは4カ月かかったため、学生ローンなどに比較すると時間がかかる傾向にあります。
急を要する入用には向いていないことを頭に入れておきましょう。
メリット
奨学金を利用するメリットを解説していきます。
通常のローンは、申し込みをしてからすぐに返済がスタートします。
借り入れを利用している間も利息は発生するため、借りたらすぐに返済を開始しないと、返済額がどんどん膨らんでいってしまうのです。
一方奨学金は、在学中は無利息で利用ができます。
就活も落ち着いたタイミングでアルバイトを頑張って早め返済、などの言ったように返済を進めていけば、卒業後返済するよりも返済額を抑えて利用が可能です。
また卒業してもすぐにに返済が始まるわけではありません。
3月卒業の場合、返済開始は10月からなるので、新社会人になってバタバタしている時に奨学金の支払いまである…!と慌てる必要がありません。
デメリット
奨学金を利用することによって生じるデメリットは何でしょうか。
確認していきましょう。
奨学金のデメリットには、融資までに時間がかかってしまうという点です。
前述でも紹介した通り、筆者も申し込みを行ってから4カ月ほどかかりました。
また申し込みの間にも細切れに書類の提出が求められます。
各期間も短いですし、なにか不備があるとやり直し。書類の不備による締め切りの期限延長なども行われないため、とてもシビアです。
また学生ローンでは保証人を立てなくてよかったのに対し、奨学金では保証人を立てるか、機関保証(保証会社の利用)を行う必要があります。
機関保証の場合、毎月の奨学金の振込から保証料を天引きされるため、手元に残る金額が少し減ってしまうデメリットがあります。
消費者金融のカードローン
学生ローンの他にも、消費者金融のカードローンでお金を借りる方法もあります。
消費者金融のカードローンは、一回契約を行えば限度額までは自由に借り入れが出来ることがポイントです。
契約を行っておけば、「急にお金は必要になった!」という時でもすぐに借りることができます。
消費者金融で借りる方法は?
消費者金融のカードローンで借りるには、どのような手順を踏む必要があるのでしょうか。
解説していきます。
融資までは上記の手順になります。
学生ローンなどの場合、来店しないと申しこみができないケースも多いですが、消費者金融であればWEB完結申し込みなども利用できます。
そのため、スマホ一つで申し込みから借り入れまで完結出来てしまうことも。
申し込み方法もいくつか選ぶことができるのも、消費者金融の特徴と言えるでしょう。
メリット
ここからは学生が消費者金融の利用のメリットを紹介していきます。
消費者金融の利用は、なんとなくハードルが高いイメージもあります。
しかし最近は、WEBですべての手続きが完了出来たり、公式のアプリから申込・手続きが完了するローンも多いです。
学生がお金を借りる方法の中では一番、利用のしやすいタイプと言えるでしょう。
また学生でも、アルバイト収入があれば申し込み可能です。
また初回利用時に限り、30日程度の無利息サービスを利用できるの、大手消費者金融の最大のメリットと言えるでしょう。
多くの消費者金融では、無利息サービスを行っています。
例えばプロミスでは借り入れを行った翌日から30日間は無利息で融資を受けることが可能。
30日以内に借入を完済すれば、利息はかからず元金だけの返済で完了します。
すぐに返済する手立てがあるのならば、消費者金融の利用が一番お得なケースも。
デメリット
それでは、消費者金融を利用することのデメリットはなんでしょうか?
消費者金融の利息は、大体どこも4%~18%のところが多いです。
一方で奨学金の利息は1%~3%、学生ローンは14%~16%前後、ということを考慮すると金利が高めであることが分かります。
またクレカのキャッシングよりは限度額を多めに借りられるケースもありますが、基本的には年収の3分の1以上は借り入れを利用することができません。
これは貸金業者には総量規制という決まりがあり、年収の3分の1以上は借り入れの利用はできないという決まりがあります。
おすすめはプロミス
プロミス概要 | |
---|---|
商品名 | プロミス |
利用限度額 | 500万円まで |
金利 | 4.5%~17.8% |
担保・保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 20.0% |
大手消費者金融の中でも特におすすめの消費者金融は、大手のプロミスです。
プロミスのおススメポイントを紹介していきます。
- 申し込みをWEB完結申し込みが可能
- 初回利用時に限り30日間の無利息サービスの利用が可能
- 会員限定の優待サービスも充実
プロミスのおススメポイントは、WEB完結申し込みが可能な点です。
WEBから申し込みを行うことで、店舗に来店する必要もなく、スマホ一つで完了します。
他にも公式アプリからも申し込み・手続きが完了できるのも嬉しいポイントです
またアプリでは、アプリ会員が限定で利用ができる優待サービスも利用できます。
親や知人に借りるのも一つの手
もし可能であれば、親や知人にお金を借りることも一つの手です。
業者に借りる前に、まずは周りに頼れる人がいないかを考えましょう。
学生の場合、周りに内緒で借りたとしても、返済できなくなり督促状などが届いてしまえば、隠し通すことも難しくなります。
頼れる人がいるのであれば、周りの人にお願いを行い、利用を行うことが大切です。
周りの人から借りる時は借用書を作成しよう
たとえどんなに親密な関係でも、個人間のお金の貸し借りはトラブルに発展しやすいです。
少しでもトラブルを回避するために、事前に借用書を作成しておきましょう。
借用書の作りかたは、下記の記事で詳しく解説しています。
学生は安易に業者でお金を借りてはいけない
最近は学生でも消費者金融を利用できることから、借金が気軽なものとなってきました。
しかし、学生が無暗にキャッシング業者からお金を借りることは、とってもリスクのあることなのです。
ここでは、どのようなリスクが生じるのかを紹介いていきます。
本当にこのリスクを背負ってまで借りる必要があるのかをよく検討した上で、利用を決めて下さい。
- 返済延滞をしてしまうと追加で遅延金を支払わないといけない
- 長期で滞納をしてしまうと信用情報にキズがついてしまう
- 計画的に利用を行わないといつまでたっても完済できない
各ポイントを解説していきます。
返済延滞をしてしまうと追加で遅延金を支払わないといけない
ローンなどを利用しないくなかで、返済が一日でも遅れてしまうと返済延滞金が発生してしまいます。
いつもの返済額に加えて、遅延損害金を支払わなければいけません。
遅延損害金は日ごとに発生するため、早めに対応を行わないとどんどん膨らんでいってしまいます。
遅延損害金の支払い方法は、下記の計算式で算出が行われます。
請求額×遅延金利率÷365(日)×延滞日数
利用する業者によって遅延損害金利率は異なります。
返済が遅れてしまわないように気を付けましょう。
長期で滞納をしてしまうと信用情報にキズがついてしまう
返済の延滞が長期化してしまうと、遅延損害金の他にも信用情報にキズがついてしまいます。
信用情報とは、これまでのローンの利用履歴が記録されているものです。
ローン申し込み時には、申し込み者に問題が無いか、この信用情報の照会を行い、審査を進めていきます。
ローンの利用のなかで長期の返済遅延を起こしてしまうと、信用情報に記録がついてしまいます。
記録がつくと5年間は傷がついたままになってしまうため、新規でローンを申し込んでも審査に通らなくなってしまうのです。
これは消費者金融に限らず学生ローンやクレカのキャッシングでも記録がつきます。
この記録がついてしまうと主に下記の申し込みに影響を及ぼしてしまうことがあります。
- クレジットカードの申し込み
- 各種ローン申し込み
- 住宅ローン
- スマホの分割支払い
- 賃貸の保証会社利用
「社会人になって住宅ローンを組もうと思ったら、学生時代にクレカの延滞があって審査に通らない!」
というケースも多いのです。
延滞を起こし舞うとリスクが大きすぎるので、絶対にやめましょう。
計画的に利用を行わないといつまでたっても完済できない
融資を受けた後も、返済を計画的に行わないといけません。
きちんと返済を進めていても、毎月返済額の最低金額しか返済していなければ、いつまでたっても返済額が減らない…なんてことになりかねません。
また利息も日ごとに発生しています。
確実に完済を目指すのであれば、下記のポイントを押さえながら計画的に進めていきましょう。
- 最低返済額よりも多めに返済
- 余裕があるときは随時返済を行う
- いつまでに完済するのかを決めて返済していく
学生がお金を借りる時に利用してはいけない方法
今回ご紹介した方法は、全て正規で行われている学生でも利用できるお金を借りる方法です。
しかし中には、甘い言葉でつけ込んで大金を巻き上げようとする悪徳商法もあります。
下記では絶対に利用してはいけない、違法な借り入れ方法を紹介していきます。
- SNSなどの個人間融資
- 甘い手口で騙す闇金
- クレカの現金化
各方法のポイントをもう少し詳しく解説していきます。
SNSなどの個人間融資
最近よくある手口なのが、個人間融資です。
インターネットで個人間でお金の貸し借りを募集する手口のことを指します。
少し前までは専用の掲示板で、個人での融資をやりとりできるサイトがありました。
最近は場所を変えて、TwitterやInstagramなどのハッシュタグで個人間融資を誘い出すケースが非常に多いのです。
これは一見すると個人同士でのやりとりに見えるのですが、実は個人を装ったヤミ金が行っているケースが多いのです。
Twitterなどでお金を借りようとしたら、実はヤミ金業者で、法外な取り立てが行われてしまった…!なんて被害も増えています。
個人間融資で安全に借りられることはまずない
基本的に、個人間融資で成功することはまずありません。
SNSなどでお金を借りることは絶対にやめましょう。
甘い手口で騙す闇金
個人間融資の他にも悪徳な手法を使って騙されてしまうケースはあります。
それは、正規の業者を装ったヤミ金業者です。
あたかも正規で運営している業者を装いながら、実はヤミ金で法外な金利で取り立てをされたりしてしまうケースも多いのです。
例えば、「審査が甘い」「審査なしで借りられる」など、あたかもかんたんにお金を借りるような謳い文句で誘惑をしてきます。
悪徳なヤミ金に騙されないためには
悪徳業者に騙されないためには、正規の業者であるか否かを見極めるポイントを知っておくことが大切です。
ポイントは下記の二つです。
- 「無審査」「審査甘い」などを謳う業者は100%違法な業者
- 金融庁のデータベースに登録されているか
「無審査」「審査甘い」などを謳う業者は100%違法な業者
審査なしで借りられるようなことを示唆する表現があると業者は、100%悪徳業者です。
正規の業者を運営するには、貸金業法という法律に基づいて運営をおこなわなければなりません。
その法律の中には”審査を必ずおこなわなければならない”という決まりがあります。
それにも関わらず、審査を行っていないかのような表現を行っていると、金融庁に目を付けられてしまいます。
最終的には、業者側がペナルティを受けることになるため、このような表現が行われることはありません。
金融庁のデータベースに登録されているか
金融庁には、正規の業かどうかを調べることができるデータベースが存在します。
もし気になった場合は、金融庁の『登録貸金業者情報検索サービス』を使って検索してみましょう。
ヒットすれば、きちんと金融庁に届け出を出している正規の業者であることが分かります。
クレカのショッピング枠の現金化
クレジットカードの現金化も、実はやってはいけない方法です。
ここで指しているのは、前述で紹介しているキャッシングとは異なります。
ショッピング枠の現金化とは、金券などをクレジットカードで購入し、その購入した金券を転売して手元に入ったお金のことを指します。
この手法は一見すると問題ないように感じますが、クレジットカードの規約違反になってしまいます。
発覚した場合、クレジットカードの強制解約となってしまうのです。
クレジットカードの現金化は絶対にやめましょう。
学生がお金を借りる時はよく検討してから利用しよう
今回は、学生がお金を借りる方法について解説していきました。
改めて記事の内容を振り返っていきましょう。
学生がお金を借りる方法4選
- クレジットカードのキャッシング機能
- 学生ローンで借りる
- 奨学金で借りる
- 消費者金融のカードローン
お金を借りることはとてもリスクが生じるもの。
きちんと検討した上で、本当にこの方法で借りるかどうかを決めていくことが大切です。
お金を借りる時は、返済までのきちんとたてて申し込みを行いましょう。