毎月の返済額が低くなることから人気のおまとめローン。
カードローン会社としても多額の債務が引き受けられることで、利益が得られる可能性がある商品です。
そのためさまざまな銀行や消費者金融がおまとめローン商品を用意しており、はじめておまとめローンに申し込みをする人は、どれを選ぶか迷いますよね。
こちらの記事では、さまざまなおまとめローンを徹底比較。
金利の低さ・返済のしやすさ・使いやすさなどを比較して、あなたにぴったりのおまとめローンを紹介していきます。
これからおまとめローンに申し込みをしようとしている人は、この記事を参考にして自分にあったおまとめローンを探していきましょう。

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- 3.0%~18.0%
- 限度額
- 1~800万円
- 審査時間
- 最短30分
- 融資時間
- 最短即日
おまとめローンを利用するメリット
まずはおまとめローンを利用するメリットについて紹介していきます。
どのおまとめローンを選ぶのか考える前に、おまとめローンはどのようなものでなぜ利用するのかを解説していきます。
月々の返済が楽になる
おまとめローンを利用するメリット1つ目は、月々の返済が楽になる点です。
おまとめローンとは複数社の借り入れを1社にまとめるローンのこと。
つまりおまとめローンと契約できれば、これまで複数社だった返済先が1社に絞れます。
そしておまとめローンと契約すると、毎月の返済額は基本的に低くなります。
おまとめローンは複数社からの借り入れに悩んでいる人をターゲットにしており、そうした人の主な悩みは月々の返済を軽くしたいということ。
そのためおまとめローンを用意しているカードローン会社も、その需要にこたえるために月々の返済額は少なくしています。
また返済先が1社になることで、銀行振込手数料やATM利用手数料の節約にもつながります。
これらの手数料は1回1回少額ですが、長い目で見るとバカにできません。
こうしたことをまとめると、おまとめローンを使えば月々の返済がかなり楽になることが見込まれます。
複数社から借り入れをしているという人は、おまとめローンの利用を検討してみましょう。
金利が低くなる
おまとめローンを利用するメリット2つ目は、金利が低くなる点です。
おまとめローンはメガバンク・地方銀行・消費者金融・労働金庫など、さまざまな金融機関が用意しています。
カードローンの場合金利の差はあまりないのですが、おまとめローンに関しては金融機関によって金利にかなり差があります。
そのため低金利のおまとめローンを選べば、金利が下がる可能性が高いです。
またおまとめローンは複数社の借り入れを1社にまとめるため、借入金額が多くなります。
カードローンの場合借入金額が多くなればなるほど、金利は下がる傾向なので、この点から見ても現在より金利が下がる可能性が高いですね。
金利が下がるということは、それだけ返済も楽になるということなので、これはおまとめローンを利用するメリットですね。
完済を明確に目指せる
おまとめローンを利用するメリット3つ目は、完済を明確に目指せるという点です。
おまとめローンと契約すると、返済先が1社に絞られます。
そのためその1社さえ完済してしまえば、もう借金のことを考えなくてよくなりますね。
複数社から借り入れをしている場合、毎月の返済額も返済日も異なる会社に気を配らなければなりません。
サラリーマンで毎月決まった日に給料が入ってくるのであればまだいいかもしれませんが、収入が不定期な自営業の人などは、返済日が異なるとかなり大変です。
おまとめローンで借り入れをまとめるということは、ゴールが明確になるので精神的にも楽になることがあります。
借金の完済を目指すのであれば、おまとめローンで借り入れをまとめてしまうというのは、有効な手段ですよ。

おまとめローンの全体的な傾向
ここ数年でカードローンやおまとめローンをとりまく環境は、徐々に変わりつつあります。
ここからは近年おまとめローンがどのような傾向があるのか解説していきます。
おまとめローンの審査は厳しくなっている
近年おまとめローンだけでなく、カードローンに関する規制が徐々に厳しくなってきています。
理由としては多重債務が原因で、債務整理・自己破産そして自殺をする人の人数が増えているから。
景気が悪化していることも理由の一つではありますが、カードローンに関する批判は高まってきています。
そんな中おまとめローンの審査についても、年々厳しくなっています。
かつては総量規制により銀行カードローンは、収入による制限なく貸し付けをしていました。
過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)
出典:日本貸金業協会(https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/)
現在も銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、それに対する批判も高まり、審査が厳しくなる傾向にあります。
おまとめローンは多額の借り入れをまとめるローンで、借り入れが長期化してしまうこともあります。
そうした事情からおまとめローンの審査は厳しくなる傾向にありますね。
金利も高くなっている傾向
またおまとめローンの金利も高くなる傾向にあります。
かつておまとめローンの金利は10%を切る商品が多くありました。
しかしおまとめローン含めたカードローン審査が厳しくなっている現状、金利が低いままではなかなか利益が出せません。
そうした傾向からか、おまとめローンの金利も高くなっています。
りそな銀行プレミアムフリーローンはかつて金利6%とかなり低く人気商品でしたが、現在は6%~14%の金利が審査で決まる仕組みに変更されています。
このような場合金利が6%で契約できる可能性は低いです。
金利14%になればカードローンとあまり変わらないので、おまとめローンを利用するメリットが薄れます。
このようにおまとめローンの商品自体が、金利が高くなる傾向にあるので、おまとめローンを選ぶ際にはしっかり比較することが大切ですよ。
穴場のおまとめローンは残っている
おまとめローンの金利は高くなり、審査も厳しくなっていますが、それでも穴場と言えるおまとめローンは残っています。
多くのおまとめローンでは金利10%を超えてしまいましたが、まだ金利10%以下で契約できるおまとめローンはあります。
メガバンクや消費者金融のおまとめローンは旨味が少ないのですが、地方銀行や労働金庫のおまとめローンに目を向けるとそうした商品がまだ残っています。
そのためおまとめローンと契約するときには、地方銀行や労働金庫のおまとめローンにも目を向けて、自分にあったおまとめローンと契約しましょう。
おまとめローンの選び方
ここまでおまとめローンを利用するメリットと、現在の傾向について解説してきました。
ここからはそれらを踏まえたうえで、おまとめローンはどのように選べばいいのかを解説していきます。
おまとめローン選びに悩んでいる人は、しっかりと内容を理解しましょう。
金利を比較する
おまとめローンを選ぶとき、もっとも重要なポイントと言えるのが金利です。
金利は低ければ低いほどいいので、シンプルに金利が低いおまとめローンを選びましょう。
ちなみにおまとめローンの中には、金利に幅を持たせており審査に通るまで金利がいくらになるかわからないものがあります。
そのような場合、基本的にもっとも高い金利で審査が通過するものと認識しておきましょう。
カードローン会社の立場だと、金利は高いほど利益になります。
そのため金利に幅を持たせていても、実際は1番高い金利設定になることが多いです。
金利が下がるのは返済をしっかりしていて、返済実績を認められたときなので、おまとめローン申し込み時に低い金利を提示されるケースはかなり希少。
そのため金利は高めに設定されるものと、はじめから認識しておきましょう。
審査基準を比較する
カードローンには、申込条件というものが記載されていますが、おまとめローン申し込み時にはその点をしっかり確認しましょう。
「正社員で年収が〇〇万円以上でないと審査に通らない」
「アルバイト・パート・専業主婦でも審査に通る可能性がある」
このような審査基準を示している場合、正社員であったとしても後者のおまとめローンの方が審査には通りやすいです。
はじめから申し込みのハードルを高く設定している会社は、そもそもカードローンに対して積極的でない可能性が高いです。
一方幅広くお客さんを募集しているカードローン会社は、それだけお金を貸したい状況にあるということ。
審査基準はおまとめローンの商品概要に記載されているので、しっかりチェックしましょう。
追加融資可能かどうかを比較する
おまとめローンの中には、契約後追加融資可能なものと、そうでないものがあります。
追加融資可能なものは返済が厳しくなった時、これまで返済した分から一度借り入れをして返済することが可能。
追加融資が不可能だとこれができません。
そのため追加融資可能な商品を選んだ方が、融通がききやすいです。
しかし返済が厳しくなってすぐに借り入れをすると、どうしても返済が長期化してしまうというデメリットがあります。
返済が長期化してしまうと支払う金額も増えるので、長い目で見るとあまりいいことではありません。
借入枠があるとどうしても甘えてしまうという人は、あえて追加融資不可能なおまとめローンを選ぶのも手です。
おまとめローン専用商品であるかどうかを比較する
おまとめローンと検索したときに見つかる商品の中には、おまとめローン専用でない商品があります。
おまとめローン専用でない商品とは、普通のカードローンやフリーローン商品をおまとめローンのように利用できるものです。
たとえば借入枠が500万円あるフリーローンで200万円の借入枠を設定し、そこで借りた200万円を他のカードローン会社の返済に充てるという形ですね。
おまとめローン専用商品でないカードローンを利用するときは、事前におまとめローンとして利用したい旨を伝えましょう。
なぜならその旨を伝えていないと、審査に落ちる可能性が非常に高くなってしまうためです。
たとえば先ほどの例だと200万円の借り入れがある状態で、他の会社から200万円を借りることになります。
つまり一時的とはいえ400万円借りることになるので、審査はかなり厳しくなりますね。
カードローン会社もおまとめローンとして利用することを事前に知っておくと、そのことを審査の配慮に入れてくれます。
おまとめローン専用商品であるかどうかは審査の形が変わってくるので、事前にチェックしておきましょう。
複数社への申し込みはしない
おまとめローンの申し込みをするときの注意点として、複数社への申し込みはしないことが大切です。
おまとめローンは通常のカードローンよりも審査に時間がかかります。
そのため同時期に何社かおまとめローンの申し込みをすると、信用情報に申し込み情報が載ります。
信用情報に他社への申し込み情報が掲載されていると、審査に落ちる可能性は非常に高いですね。
このような事情があるので、おまとめローンを複数社申し込みすることはやめましょう。
オススメのおまとめローンを比較
ここまでおまとめローンの選び方を解説してきました。
そのうえで筆者がオススメするおまとめローンは以下の3つです。
- 東京スター銀行スターワンバンクローン
- 清水銀行しみずピアカードローン
- 中央労働金庫フリーローン
まずはこの3つのおまとめローンを比較していきましょう。
東京スター銀行スターワンバンクローン
融資上限額 | 1000万円 |
---|---|
金利 | 12.50% |
即日融資 | 不可 |
申込条件 |
|
アルバイト・パートの審査通過 | 不可 |
追加融資 | 可能 |
東京スター銀行スターワンバンクローンは、東京スター銀行が用意しているおまとめローン専用商品。
申込条件が給与所得者のみなので、アルバイトやパートの人は申込自体ができません。
しかし金利が12.5%固定である点が大きな魅力。
おまとめローンでは金利が14%ほどのものが多いので、それらの商品と比べると金利は低いです。
来店不要でインターネットから申し込みができるので、誰でも申し込みがしやすいおまとめローンですよ。
清水銀行しみずピアカードローン
資上限額 | 1000万円 |
---|---|
金利 | 2.8%~9.8% |
即日融資 | 不可 |
申込条件 |
※パート、アルバイトの方もご利用いただけます。 |
アルバイト・パートの審査通過 | 可能 |
追加融資 | 可能 |
静岡県にある清水銀行のフリーローンは、金利が低いローンです。
おまとめローン専用商品ではありませんが、事前に知らせればおまとめローンとして利用も可能です。
また清水銀行は地方銀行ですが、遠方からでも申し込みが可能。
借入限度額が300万円以下であればインターネットバンキングの口座を開設して、利用可能です。
清水銀行のカードローンは借入限度額によって金利が決まるので、事前に返済シミュレーションが立てやすい点が大きなメリット。
パートやアルバイトの人でも申し込みができるので、比較的使いやすいカードローンですよ。
中央労働金庫フリーローン
融資上限額 | 500万円 |
---|---|
金利 | 変動金利:年5.825% 固定金利:年7.0% |
即日融資 | 不可 |
申込条件 |
|
アルバイト・パートの審査通過 | 不可 |
追加融資 | 不可 |
労働組合員であれば金利優遇がされるなど、労働組合員寄りの金融機関ですが、労働組合員でない人でも申し込みができるローンはあります。
地域ごとに労働組合があるので、今回紹介しているのは関東の労働組合。
地域によって多少条件は異なります。
関東の場合おまとめローンとして使えるのは組合員のみなので、申し込み時は注意しましょう。
申し込み制限があるカードローンですが、金利はかなり低めです。
申込条件を満たしているのであれば、申し込みを検討してみましょう。
200万円の借り入れがある人の返済シミュレーション
オススメのおまとめローン商品を紹介させていただきましたが、それぞれのおまとめローンを利用したときに、どのような返済状況になるのでしょうか。
ここからは200万円の借り入れがある人が返済をするときに、どのような返済状況になるのか解説していきます。
東京スター銀行の場合
東京スター銀行スターワンバンクローンを利用して200万円借り入れをした場合、金利は12.5%で毎月の返済額は29,275円です。
毎月29,275円ずつ返済していった場合、完済までにかかる期間はちょうど10年。
つまり120回払いで返済をしていくということです。
金額を変えて返済シミュレーションをしてみましたが、東京スター銀行スターワンバンクローンは10年で完済するように、金利と返済額が設定されているようですね。
200万円は大金ですが、完済まで10年は少し長く感じますね。
清水銀行の場合
清水銀行のしみずピアカードローンを利用して200万円借り入れをした場合、金利は9.0%で毎月の返済額は4万円です。
毎月4万円のペースで返済していくと、5年3カ月で完済します。
東京スター銀行と比べると返済額が約1万円アップですが、完済までの期間は約半分になっています。
これは金利が3%違う点も影響していると思われます。
毎月4万円を返済していくことは結構キツイかもしれませんが、完済までのスピードは早いですよ。
中央労働金庫の場合
中央労働金庫フリーローンは200万円を借り入れした場合、金利は5.825%です。
毎月の返済額は明確に決まっていないのですが、毎月3万円の返済でシミュレーションをしてみましょう。
その場合完済までにかかる期間は6年9カ月。
東京スター銀行と返済額は変わりませんが、金利が違うだけで完済までの期間が3年以上変わります。
毎月の返済額が多くなればより完済までは早くなるので、早く完済したければ返済額を多くしましょう。
それぞれのおまとめローンはこんな人にオススメ
ここまでオススメのおまとめローンを紹介してきました。
それぞれのおまとめローンに特徴がありますが、どのような人にオススメなのでしょうか。
ここからはそれぞれのおまとめローンが、どんな人にオススメなのか解説していきます。
東京スター銀行の場合
東京スター銀行スターワンバンクローンを利用するのにオススメなのは以下に当てはまるという人にオススメです。
- 300万円以上の借り入れがある
- 労働組合員ではない
- インターネットからの申し込みがしたい
300万円以上の借り入れがある場合、清水銀行しみずピアカードローンは来店しないと契約ができません。
そのため300万円以上の借り入れがある場合、東京スター銀行スターワンバンクローンを利用したほうがいいです。
ただし労働組合員である場合、労働金庫のフリーローンを利用した方が金利は低くなるのでオススメです。
東京スター銀行スターワンバンクローンはインターネットからの申し込みができるので、比較的使いやすいおまとめローンですよ。
清水銀行の場合
清水銀行しみずピアカードローンを利用するのにオススメなのは以下の項目に当てはまるという人にオススメです。
- 借入額が300万円以下
- 労働組合員ではない
- 金利の低いおまとめローンと契約したい
清水銀行しみずピアカードローンは借り入れが300万円以下であれば、インターネットからの申し込みが可能です。
清水銀行しみずピアカードローンと契約するためには清水銀行の口座開設が必要ですが、300万円以下であればインターネットバンキングでの契約が可能。
地方銀行のカードローンではありますが、他のエリアに住んでいても契約できます。
他のおまとめローンと比べて金利がかなり低いので、インターネット申し込みができるのであれば、オススメのおまとめローンですよ。
中央労働金庫の場合
中央労働金庫フリーローンを利用するのにオススメなのは以下の項目に当てはまるといった人にオススメです。
- 労働組合員である
- 金利の低いローンと契約したい
- 引っ越しや転勤する可能性が低い
中央労働金庫フリーローンはおまとめローンとして利用するのであれば、組合員でなければなりません。
地域によっては組合員でなくても契約できますが、基本的には労働組合員であることが条件です。
金利が低い点が何よりのメリットですが、引っ越しや転勤が多い人にはオススメできません。
労働金庫のフリーローンは住んでいる地域が変わって労働組合が変わると、団体会員としての資格を失います。
団体会員としての資格を失うと、ローン契約を解除されたり保証人を求められたりする場合がある点がデメリットです。
さまざまな制限がありますが、利用できるのであればオススメのおまとめローンですよ。
おまとめローンと債務整理を比較
ここまでオススメのおまとめローンについて解説してきましたが、おまとめローン以外に債務整理や自己破産という選択肢があります。
おまとめローンを使うのであれば債務整理や自己破産のことも頭に入れておいた方が、自分に合った選択肢がとれます。
ここからはおまとめローンと債務整理を比較していきます。
おまとめローンを利用するメリット
おまとめローンを利用するメリットは以下のような点が挙げられます。
- 完済までの道のりが明確になる
- 信用情報に傷がつかない
おまとめローンは複数社の借り入れを1社にまとめる仕組みで、完済を目指すために利用します。
契約をした後は基本的に返済をしていくので、完済までコツコツ返済していくことになります。
もちろん借りたお金は返済しなければならないので、完済を目指すことは正しいです。
おまとめローンと契約すれば信用情報にも傷をつけず完済を目指せるので、信用情報をきれいなままにしておけますね。
そのため今後もクレジットカードを使いたい人や、住宅ローンやカーローンを組みたい人は、おまとめローンの利用がオススメです。
債務整理・自己破産をするメリット
一方債務整理・自己破産をするメリットは以下のような点が挙げられます。
- 遅延していた場合カードローン会社からの連絡が一旦止まる
- 比較的早めに人生が立て直せる
支払いが遅延しているときは、1日に何度もカードローン会社から連絡がきます。
返済ができていない状態だと電話にでるのもしんどいですし、返済ができないと精神的にも追い込まれてしまいます。
そこで債務整理や自己破産をすると、カードローン会社からの連絡が一旦止まります。
カードローン会社からの連絡が止まると、精神的には予想以上に楽になりますね。
精神的に楽になると次へのステップに踏み出せるので、人生の立て直しも比較的早めに可能。
おまとめローンを利用しても支払いが遅れるのであれば、債務整理や自己破産という選択肢も頭に入れておいた方がいいでしょう。
自己破産をした体験談
おまとめローンと債務整理・自己破産を比較してきましたが、実際に体験した人はどのような感想をもっているのでしょうか。
筆者は500万円以上の借り入れがあり、おまとめローンに申し込みをしましたが審査落ち。
最終的には返済に行き詰まり自己破産の道を選びました。
最後に筆者が実際に体験した自己破産の体験談を紹介します。
おまとめローンの審査に通らず自己破産を選択
筆者が自己破産をしたのは2年前。
500万円以上の借り入れがあったのですが、自身の事業がうまくいかず支払いがかなり厳しくなってきました。
そんなときおまとめローンのことを知り、藁をもつかむ気持ちで申し込みをします。
しかし自営業で収入も不安定だったことから、おまとめローンの審査に落ちてしまいました。
その後支払いは完全に行き詰ってしまい、カードローン会社から裁判の通知もきます。
そこまで追い詰められてしまうと、自分の力ではどうしようもなくなってしまい、両親にも相談後自己破産をすることを決めます。
自己破産をするための弁護士さんは法テラス(https://www.houterasu.or.jp/)で相談した弁護士さんがいい人だったので、その弁護士さんにお願いしました。
弁護士費用は分割で支払うことも可能で、手続きは順調に進んでいきました。
何度か弁護士さんのもとに行きましたが、最終的に認可がおりて自己破産が成立することになります。
カードローン会社から電話がかかってこなくなり精神的に楽になる
実際に自己破産をしてみて、1番良かったと思ったことは、カードローン会社からの電話がなくなったことです。
支払いができないと毎日カードローン会社から電話がかかってきます。
自分が返済できていないので自分が悪いことはわかっているのですが、返済ができないので電話にでる気力もありません。
そして自己嫌悪に陥って精神的にも追い込まれ、体調も悪くなりました。
そのような状態で仕事もまともにできるはずがなく、収入は悪化の一途をたどり自己破産をすることになります。
しかし自己破産の手続きを進めると、弁護士さんがカードローン会社に連絡をしてくれ、取り立てが一旦ストップします。
これまで毎日のようにかかってきていた電話もピタッとやむので、精神的にかなり楽になりました。
返済ができていないときは精神的にかなり追い込まれていたので、精神的に楽になったことでようやく人生について考えられました。
現在は自己破産をしてよかったと思っています
実際に自己破産をした身としては、不便なこともありますが、現在は自己破産をしてよかったと思っています。
思い切って自己破産をしたからこそ、先の人生についてゆっくり考えられたし、新たな人生のスタートも切れました。
現在筆者はそのときの経験を活かして、金融ライターをしています。
そのときの経験を受け入れ、前向きになれたのは自己破産という制度があったからこそ。
債務整理や自己破産はたしかにデメリットもありますが、人生をやり直したいと思うのであれば、有効な手段の一つですよ。
おまとめローンを選ぶときはしっかり比較して選ぼう
ここまでおまとめローンを比較して、どのおまとめローンを選ぶべきか解説してきました。
複数社から借金をしてしまった人にとって、おまとめローンは借金を完済するための有効な手段です。
契約するおまとめローンによっては返済が長期化してしまうこともありますが、しっかり比較して選べばいいおまとめローンにめぐりあえます。
おまとめローンは会社によって違いがあるので、しっかり比較して選びましょう。
