キャッシング審査に落ちる理由と対処法│通過しない原因や審査で調べられるポイントも解説

「キャッシングの審査に落ちた…」
「キャッシング審査に落ちたけど、今すぐお金が必要…」
「審査の甘いキャッシング業者を知りたい…」

キャッシングは、今すぐお金が必要な時に便利な金融商品です。

ただしキャッシング（クレジットカード/カードローン）を利用する場合、必ず審査があります。

審査は、「返済能力があるかを確かめる目的」で行われます。（下記引用参照）

第１３条第１項
貸金業者は、資金需要者である顧客又は保証人となろうとする者の資力又は信用、借入れの状況、返済計画等について調査し、その者の返済能力を超えると認められる貸付けの契約を締結してはならない。

引用元：金融庁「過剰貸付防止のための規制等のあり方」

審査に通らない場合、必ず「落ちる理由」が存在します。

そこで今回の記事では、「キャッシングの審査に通らない理由」「申し込んだ日にキャッシングができるカードローン」を紹介します。

また、キャッシング審査に通らないときに活用できる対処法も後述していますので、ぜひ参考にしてください。

キャッシング審査に通らない理由

キャッシング審査に落ちる主な理由は、以下の7つです。

信用情報に事故履歴がある

信用情報に事故履歴が記録されていると、キャッシング審査に落ちる原因になります。

信用情報には「事故情報」として、信用情報機関に遅延や未払いなどの不良情報が記録されることがあります。

このような記録は5年～7年残り続けるため、普段から支払いの延滞や滞納をしないように信用を積み重ねておくことが大切です。

信用情報機関に事故履歴が記録されていると、キャッシングの審査において不利となる可能性が高まります。

年収の3分の1以上の借入がある（総量規制）

すでに年収の3分の1以上の借入がある場合、キャッシング審査に通らない可能性が高いです。

なぜなら年収の3分の1以上の貸付は、貸金業法で禁止されているからです。

過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています（総量規制）。

引用元：日本貸金業協会「貸金業法について」

たとえば年収300万円の場合、合計で100万円までしか借入（キャッシング）できないということです。

他社への申し込みが多い

一度に複数のキャッシング会社に申し込むことはNGです。

なぜなら、複数のキャッシング会社に申し込むことで、「申し込みブラック」になるからです。

1か月に3件以上に申し込むと、申し込みブラックになりやすいと言われています。

なおキャッシングに申し込んだ情報は、信用情報（下記引用参照）に記録されます。

信用情報とは、クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことで、客観的な取引事実を登録した個人の情報です。
そして、この信用情報は、クレジット会社が顧客の「信用」を判断するための参考資料として利用されます。

引用元：CIC「信用情報とは」

そのため、同時申し込み・審査落ちすぐの申し込みには、注意が必要です。

安定した収入が認められない

キャッシングの審査では、返済能力の有無が審査通過を左右する重要なポイントとなります。

定職に就いていない、または収入が不規則で安定していないなど、返済能力が不足していると判断されれば、審査に通ることはできません。

安定した収入を判断する基準は、主に以下のような項目です。

規模の大きな企業に長年正社員として勤めている年収の高い人であれば、審査に通りやすくなります。

キャッシング商品の中には、正社員でなくても申し込める商品はありますが、借入上限金額が少なくなるなどの影響は受けるでしょう。

安定した収入がなければ返済ができず、貸し倒れリスクが高いと判断される可能性があるためです。

そのため、安定した収入がないと、キャッシングの申込みが難しくなる可能性があります。

その他の原因（国籍、家賃の負担など）

一部の金融機関では、外国籍の方に特定の条件を設けることがあります。

この条件をクリアできていないと、審査に落ちる原因になるため注意しなければなりません。

また、家賃や住宅ローンの月々の負担が収入に対して高額であると、生活費や返済に充てる資金が不足していると判断され、審査に通りにくくなることがあります。

家賃や住宅ローンの負担が大きい

キャッシングの審査では、家賃や住宅ローンの状況も確認されます。

例えば、収入に対して家賃がいくらなのか・住宅ローンがいくらなのかなど。

家賃や住宅ローンがあるからといって、審査が通らないわけではありません。

ただし、現在の収入と住宅ローンなどの負担が大きいと判断された場合、キャッシングの審査には通りにくいです。

申し込み手続きの不備

申込手続きで不備があった場合、キャッシングの審査に通らない可能性が高いです。

また嘘の申告をした場合、無条件で審査に落とされることも少なくありません。

キャッシング審査に申し込む際の注意点

キャッシング審査に申し込む場合、下記の点に注意しましょう。

即日融資のタイムリミットを意識しておく

「即日審査」「即日融資」のキャシング会社でも、必ず申し込んだ日にキャッシングできるわけではありません。

なぜなら、審査受付時間外が設けられている場合があるからです。

つまり、即日でキャッシングしたいのであれば、できるだけ午前中に申し込みを行う必要があるということです。

申込基準を満たしているか確認しておく

キャッシング業者の「申込基準を満たしているか」を確認しておくことも大切です。

先述したように、キャッシング申込をした時点で信用情報に記録が付きます。

仮に審査に通らなかった場合、別のキャッシング会社に申し込むと「申し込みブラック」になる可能性があるのです。

必要書類を事前に準備しておく

事前に必要書類を準備しておくことで、スムーズにキャッシング申し込みが進められます。

キャッシング審査では、下記の本人確認書類が必須です。

また50万円を超えるキャッシング枠を申し込む場合、収入証明書も必要です。（下記引用参照）

個人が借入れをしようとする場合において、①ある貸金業者から50万円を超えて借入れる場合、②他の貸金業者から借入れている分も合わせて合計100万円を超えて借入れる場合、のどちらかに当てはまると、「収入を証明する書類」の提出が必要です。

引用元：日本貸金業協会「年収を証明する書類とは」

なお収入証明書として提出できる書類は、下記の通りです。

審査なしのキャッシング会社はない

審査なしのキャッシング会社は、存在しません。

また、「審査が甘い」「ブラックOK」といった表現も禁止されています。（下記引用参照）

１.誇大広告の禁止等
貸金業者は､その貸金業の業務に関して広告をするときは、貸付けの利率その他の貸付
けの条件について､著しく事実に相違する表示若しくは説明をし､又は実際のものよりも
著しく有利であると人を誤認させるような表示若しくは説明をしてはならない｡(法第 16 条
第 1 項)

引用元：日本貸金業協会「広告審査に係る審査基準(案)」

仮に「審査なし」「審査が甘い」「ブラックOK」と謳う貸金業社があっても、利用してはいけません。

なぜなら「闇金」である可能性が高いからです。

キャッシング審査に落ちた場合の対処法

ここからは、キャッシング審査に落ちた場合の対処法を紹介します。

借入希望額を見直す

まずは、借入希望額を見直しましょう。

なぜなら現在の収入に対して借入希望額が高すぎる場合、審査に落とされることが多いからです。

また実際に借入希望額は、年収の1/3以下と定められています。

過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています（総量規制）。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で100万円となります。

引用元：日本貸金業協会

信用情報を見直す

信用情報にキズがある場合、キャッシング審査が通らないことがあります。

なおキャッシング審査に落ちた後、再度申し込みをする場合は、短期間で申し込まないことも重要です。

金融機関に申込を行った記録は信用情報に6か月間残るため、短期間での複数申込は審査に通りにくくなります。

そのため、最低でも3か月～6か月程度の期間を空けてから再申し込みを行いましょう。

即日で審査してくれるおすすめカードローン

即日で審査してくれるおすすめカードローンは、下記の3社です。

上記のカードローンは、「即日審査」「即日融資」に対応しています。

そのため、「申し込んだその日にキャッシングできる」可能性が高いです。

プロミス

プロミスは、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が運営するカードローンです。

申し込みは全てWEB完結でき、「即日審査」「即日融資」に対応しています。

審査は最短3分で完了します。※です。

またプロミスアプリでは、利用・返済でVポイントが付与されます。

Vポイントは、ショッピングや景品交換に使用可能です。

※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

プロミスの概要
商品名	プロミス
審査時間	最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
利用限度額	500万円まで
金利	4.5％～17.8％
無利息期間	初回利用日から30日間
担保・保証人	不要
Web完結	可能
電話での在籍確認	原則なし
申し込み可能年齢	18～74歳※1
遅延損害金	20.0％

アイフル

アイフルは、アイフル株式会社が運営する独立系のカードローンです。

銀行系グループに属していないため、独自審査が行われます。

そのため、他のキャッシング会社の審査に通らなかった方でも利用できる可能性があります。

「即日審査」「即日融資」に対応しており、24時間365日即時振込される点も特徴的です。

また「口座振替登録」+「カードレス」を選択すると「郵送物なし」で利用できます。

アイフルの概要
商品名	アイフル
審査時間	最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。
利用限度額	1万円～800万円
金利	3.0％～18.0％
無利息期間	初回利用日から30日間
担保・保証人	不要
Web完結	可能
電話での在籍確認	原則なし
申し込み可能年齢	20歳～69歳
遅延損害金	20.0％

SMBCモビット

SMBCモビットは、SMBCグループが運営するカードローンサービスです。

申し込みはWEB上で完結できるため、店舗に出向く必要がありません。

また、「即日審査」「即日融資」に対応しています。

簡易審査は最短10秒・本審査は最短30分(※)で完了します。

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取り扱いとなる場合があります。

さらにSMBCモビットは「借入返済時にTポイントがもらえる」「Tポイントで返済できる」点が魅力的です。

SMBCモビットの概要
商品名	SMBCモビット
審査時間	最短30分 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取り扱いとなる場合があります。
利用限度額	1万円～800万円
金利	3.0％～18.0％
無利息期間	–
担保・保証人	不要
Web完結	可能
電話での在籍確認	原則なし
申し込み可能年齢	20歳～74歳 ※収入が年金のみの方はお申込みいただけません。
遅延損害金	20.0％

キャッシング審査に通らない人のための解決策

キャッシングの審査に通らない場合、その原因や解消法を知ることが大切です。

審査の際に多くの金融機関では勤務先、勤続年数、収入、信用情報などをチェックしています。

キャッシング審査に通らないときは、以下の解決策を検討してみましょう。

それぞれ詳しく解説します。

おまとめローンを利用する

キャッシング審査に通らない場合、おまとめローンがおすすめです。

おまとめローンをすることで、下記のメリットがあります。

おまとめローンは総量規制の対象外であるため、年収の3分の1以上の借入も可能です。（下記引用参照）

複数の借入れを一本化する、いわゆる「おまとめローン」は、法令が規定する一定の条件を満たせば、「顧客に一方的有利となる借換え」として総量規制の「例外貸付け」に該当し、貸金業者から年収の３分の１を超えて利用できる場合があります。

引用元：日本貸金業協会「総量規制が適用されない場合について」

ただしおまとめローンにも、審査があります。

公的融資制度を活用する

民間の金融機関でのキャッシング利用が難しい場合、公的融資制度を利用するのも選択肢の1つです。

公的融資は、一定の条件を満たすことで利用可能となり、その審査基準も異なるため、借り入れが可能な場合があります。

また、公的融資は国や自治体が提供しているため、3～5％程度という圧倒的な低金利で利用できる点が特徴です。給付型の手当金や補助金が利用できれば、返済も必要ありません。

債務整理をおこなう

多額の借入や延滞がある場合、債務整理を考えることで、返済計画を立て直すことができます。

また、キャッシング審査に申し込む前に信用情報の開示請求を行い、事故情報が残っているか確認することも大切です。

過去の延滞情報などがある場合、それが原因で審査に通らないことも多いため、事故情報の消去を待つか、対策を講じる必要があります。

審査に通るためには、正確な情報提供や適切なローン会社の選択も重要です。

キャッシング審査のよくある質問

ここからは、キャッシング審査に関するよくある質問に解答します。

借入審査に落ちる理由は何？

キャッシングの審査では、借り手の信用情報や返済能力を確認することが一般的です。そのため、審査落ちの理由としては以下の点が挙げられます。

月々の返済額が収入に対して高すぎる場合、返済負担率が高くなるため、返済が困難と判断される可能性が高くなります。

融資の返済に関わる最重要ポイントであるため、返済負担率は手取り収入の20～30％に収まるようにしましょう。

年齢や勤続年数などの属性情報も重要です。退職の年齢に近かったり、勤続年数が短かったりすると、収入が安定しておらず、返済能力に難があると判断される可能性があります。

また、申込者の健康状態も審査通過のためには重要です。重い病気などの健康問題があると、返済能力に影響が出る恐れがあるため、審査で不利になる可能性があります。

個人信用情報に過去の返済遅延や債務不履行の履歴がある場合も、新たな融資が難しくなることがあります。

お金を借りる理由として多いものは何ですか？

日本弁護士連合会の2020年の調査によると、破産した人々の約6割が「生活苦・低所得」を理由に挙げています。

さらに、多くの人が「病気・医療費」や「失業・転職」といった理由で借金をしているようです。

参照：2020年破産事件及び個人再生事件記録調査｜日本弁護士連合会

一般的には生活苦でお金を借りる方が多いイメージですが、近年では無利息期間で借りれるキャッシング商品の登場などもあり、融資の用途は以前より広がっています。

借金はどのくらいから危険ですか？

借金の総額が年収の1/3を超えると、返済が困難になる可能性が高まります。

たとえば、年収が300万円で借金が100万円を超える場合は、総量規制を上回る借り入れ金額に到達するため注意が必要です。

また、貸金業法に基づく「総量規制」により、年収の1/3を超える貸付けは通常、許可されません。

一方で、返済を目的としたおまとめローンなどの一部の商品であれば、総量規制の対象外となっています。

審査対策は通りやすいと言われるキャッシング商品の申し込みでも必要

キャッシング審査を通過するには、それに見合った属性を持っていることが条件となります。

収入は十分なのか、雇用形態は安定しているかを客観的に判断しましょう。

条件を満たせていないときは、銀行カードローンよりも審査基準が甘い傾向にある大手消費者金融や信販会社のカードローンを検討するのも選択肢の1つです。

そこで落ちてしまっても、さらに規模の小さい中小消費者金融のカードローンやフリーローンに申し込むという選択肢もあります。

ただし、キャッシングを利用するときは、利息を加算した金額を返済していかなければなりません。

まずは、収入と支出のバランスを見直して、金銭的に困窮する理由を突き止め、解消する努力が必要です。